やっと行けました
う~ん作品の出来としては月組の「AfO」の方が良かったと思います
勿論駄作などではありませんが、作品に対するイケコ氏の愛が深すぎて、若干空廻ってる感じがありますね
それを原作の強さと、みりおちゃん(明日海りお)初め、花組生の芝居力と集中力でカバーしてる感じがあります
ネタバレあります。「ポーの一族」大絶賛、な方はお読みにならない方がいいかもしれません。
未見の方は特に。まっさらな状態でご覧になることをお勧めします。
気に入らなかったところ。
狂言廻しというか、ナビゲーターズの4人が邪魔でした。
イケコ氏は狂言廻しの使い方が、割と上手い方だと思ってたんですけどね
今回は、いない方が良かったです。
舞台は基本的に時系列で流れていたので、スクリーンに年号を出すだけで十分。
現代人がいちいち出てきて、つまらない説明をダラダラされると、時間は無駄だし、現実に引き戻されてしまうし、
耽美な世界観がぶっ壊される感じに、イラッとしてしまいました
プロローグに、ちなつちゃん(鳳月杏)を出すためか、「クリフォード医師、バンパネラであることを見破る」
とかっていう説明があるんですが、え?それ今言う?ネタバレやん、って思いました
別にそんな説明しなくても、プロローグは関係者全員出してイイと思うのですが
そりゃ無いでしょ、って思ったのは、変化したてのエドガーが、人混みのなかで、くり寿ちゃん(音くり寿)を襲うところ
いくらなんでもそれはナシでしょ
ユーシスとオズワルドのエピソードが中途半端。
入れるんだったら、もう少し丁寧に描いて欲しかったです。
メリーベルを連れて行く、きっかけの話ではあるんですが、思い切って省いた方が良かったと思います。
最後は、エドガーとアランが窓から出ていくところで、終わりにしても良かったのでは。
折角盛り上がったのに、狂言廻しの4人が出てきたことで、すっかり興醒めしてしましました
ガブリエル中学に二人がいるところで終わるというのは、イイと思うんです。
でも、校庭で騒ぐ男の子たちに、「転校生が来たって!」ていう話が伝わってざわざわする中、
少し暗くしてストップモーションにした間を、スポットの当たった二人が話ながら、
ゆっくり歩いていくだけでも良かったんじゃないかと思いました。
なんだか無駄な説明的台詞、言わずもがな、な台詞が多かったですね。
それで詩情が2割減、くらいになった気がします
狂言廻しにしろ、イケコ氏としては観客に対する親切でしたことだとは思うんですけど。
もっと観る方を信用してほしかったなぁ。
ちょっと色々な意味で、饒舌すぎる脚本・演出だったんじゃないでしょうか。
音楽に関しては、あれがテーマ曲ですよね、「我らは一族~」って歌うのが
なんであんな勇ましい曲なんでしょうか?
盛り上がるのかもしれませんし、一族の結束を表した曲なのかもしれませんが、もの凄く違和感があります
それともう一つ、久しぶりに宝塚の秘密兵器が使われている!という話を聞いてはいたのですが、
観劇時にはすっかり忘れてましてエドガーとアランがアレに乗ってるのを見た時、
うっかり笑いそうになって困りました
そうでした~。ある物でもなかなか使わない演出家がいる中ある物はなんでも使わなきゃ、
というのが、イケコ氏でしたよね~ある意味アッパレではある
あの演出が気に入らない、というわけではないんですが
どうもね~“アレ”って、なんというか存在自体が無粋というかダサイ
それなのに存在感がハンパ無いのが、どうにも残念で
もうちょっと、なんとかなりませんかね
などなど、文句タラタラ書きましたが
主要キャストの皆さんのハマリっぷりは、素晴らしかったですよ
これだけ揃うことは、この先あるんだろうか、ってくらいです
(イケコ氏が生きてる間には、再演は難しそうだわ)
そしてセットやお衣装も美しくて素晴らしかったですいやぁ~、お金かかってるなぁ
イケコ氏の本気というか、劇団の気合を感じました
衣装といえば、ゆきちゃん(仙名彩世)シーラのお衣装が、みんな素敵でした
いったい何着あったのかしら?ほぼ新調だったような気がするんですが。
ゆきちゃんにシーラを演ってもらう、埋め合わせかしら?
イケコ氏意外と細かく気を遣いますね
エドガーの義母っていう関係性なので、心配しましたが、しっかり出番もあったし、
みりおちゃんとの絡みもあったし、男爵とはラブラブだったし、悪くなかったです
しろきみちゃん(城妃美伶)エトワールも埋め合わせかな
オオッって思ったのは、老ハンナが消滅するところ。マジ消滅してました
スゴ~イ。上手いなあれ
たそ(天真みちる)や、しーちゃん(和海しょう)、くみちゃん(芽吹幸奈)など歌える人が、
ちゃんとソロを貰ってるのも良かったです
ほってぃ(帆純まひろ)はバトンが上手いのねそういう人材が不思議と、とぎれることなくいるもんですね
あとはやっぱり、あきらくん(瀬戸かずや)ポーツネル男爵と、ちなつちゃんクリフォード医師。
大人の男の色気全開で攻めてきてくれましたヤバすぎる二人
まだまだいくらでも書きたくなるんですが、もう一つだけ。
フィナーレがヤバイ
今回のお衣装も失敗してない素敵でした~
男役群舞もデュエットダンスも超良かったですよ
それだけでも観る価値がありますね
う~ん作品の出来としては月組の「AfO」の方が良かったと思います
勿論駄作などではありませんが、作品に対するイケコ氏の愛が深すぎて、若干空廻ってる感じがありますね
それを原作の強さと、みりおちゃん(明日海りお)初め、花組生の芝居力と集中力でカバーしてる感じがあります
ネタバレあります。「ポーの一族」大絶賛、な方はお読みにならない方がいいかもしれません。
未見の方は特に。まっさらな状態でご覧になることをお勧めします。
気に入らなかったところ。
狂言廻しというか、ナビゲーターズの4人が邪魔でした。
イケコ氏は狂言廻しの使い方が、割と上手い方だと思ってたんですけどね
今回は、いない方が良かったです。
舞台は基本的に時系列で流れていたので、スクリーンに年号を出すだけで十分。
現代人がいちいち出てきて、つまらない説明をダラダラされると、時間は無駄だし、現実に引き戻されてしまうし、
耽美な世界観がぶっ壊される感じに、イラッとしてしまいました
プロローグに、ちなつちゃん(鳳月杏)を出すためか、「クリフォード医師、バンパネラであることを見破る」
とかっていう説明があるんですが、え?それ今言う?ネタバレやん、って思いました
別にそんな説明しなくても、プロローグは関係者全員出してイイと思うのですが
そりゃ無いでしょ、って思ったのは、変化したてのエドガーが、人混みのなかで、くり寿ちゃん(音くり寿)を襲うところ
いくらなんでもそれはナシでしょ
ユーシスとオズワルドのエピソードが中途半端。
入れるんだったら、もう少し丁寧に描いて欲しかったです。
メリーベルを連れて行く、きっかけの話ではあるんですが、思い切って省いた方が良かったと思います。
最後は、エドガーとアランが窓から出ていくところで、終わりにしても良かったのでは。
折角盛り上がったのに、狂言廻しの4人が出てきたことで、すっかり興醒めしてしましました
ガブリエル中学に二人がいるところで終わるというのは、イイと思うんです。
でも、校庭で騒ぐ男の子たちに、「転校生が来たって!」ていう話が伝わってざわざわする中、
少し暗くしてストップモーションにした間を、スポットの当たった二人が話ながら、
ゆっくり歩いていくだけでも良かったんじゃないかと思いました。
なんだか無駄な説明的台詞、言わずもがな、な台詞が多かったですね。
それで詩情が2割減、くらいになった気がします
狂言廻しにしろ、イケコ氏としては観客に対する親切でしたことだとは思うんですけど。
もっと観る方を信用してほしかったなぁ。
ちょっと色々な意味で、饒舌すぎる脚本・演出だったんじゃないでしょうか。
音楽に関しては、あれがテーマ曲ですよね、「我らは一族~」って歌うのが
なんであんな勇ましい曲なんでしょうか?
盛り上がるのかもしれませんし、一族の結束を表した曲なのかもしれませんが、もの凄く違和感があります
それともう一つ、久しぶりに宝塚の秘密兵器が使われている!という話を聞いてはいたのですが、
観劇時にはすっかり忘れてましてエドガーとアランがアレに乗ってるのを見た時、
うっかり笑いそうになって困りました
そうでした~。ある物でもなかなか使わない演出家がいる中ある物はなんでも使わなきゃ、
というのが、イケコ氏でしたよね~ある意味アッパレではある
あの演出が気に入らない、というわけではないんですが
どうもね~“アレ”って、なんというか存在自体が無粋というかダサイ
それなのに存在感がハンパ無いのが、どうにも残念で
もうちょっと、なんとかなりませんかね
などなど、文句タラタラ書きましたが
主要キャストの皆さんのハマリっぷりは、素晴らしかったですよ
これだけ揃うことは、この先あるんだろうか、ってくらいです
(イケコ氏が生きてる間には、再演は難しそうだわ)
そしてセットやお衣装も美しくて素晴らしかったですいやぁ~、お金かかってるなぁ
イケコ氏の本気というか、劇団の気合を感じました
衣装といえば、ゆきちゃん(仙名彩世)シーラのお衣装が、みんな素敵でした
いったい何着あったのかしら?ほぼ新調だったような気がするんですが。
ゆきちゃんにシーラを演ってもらう、埋め合わせかしら?
イケコ氏意外と細かく気を遣いますね
エドガーの義母っていう関係性なので、心配しましたが、しっかり出番もあったし、
みりおちゃんとの絡みもあったし、男爵とはラブラブだったし、悪くなかったです
しろきみちゃん(城妃美伶)エトワールも埋め合わせかな
オオッって思ったのは、老ハンナが消滅するところ。マジ消滅してました
スゴ~イ。上手いなあれ
たそ(天真みちる)や、しーちゃん(和海しょう)、くみちゃん(芽吹幸奈)など歌える人が、
ちゃんとソロを貰ってるのも良かったです
ほってぃ(帆純まひろ)はバトンが上手いのねそういう人材が不思議と、とぎれることなくいるもんですね
あとはやっぱり、あきらくん(瀬戸かずや)ポーツネル男爵と、ちなつちゃんクリフォード医師。
大人の男の色気全開で攻めてきてくれましたヤバすぎる二人
まだまだいくらでも書きたくなるんですが、もう一つだけ。
フィナーレがヤバイ
今回のお衣装も失敗してない素敵でした~
男役群舞もデュエットダンスも超良かったですよ
それだけでも観る価値がありますね