12月、1月は花の端境期。
おまけに一年で一番日が短い時期です。
さすがの植物園でも色味が少なくなり、お楽しみは茶色い落ち葉を踏みしめて歩くことくらいです。
(それも結構テンション上がるんですけどね~)
・・・と思って歩いていたら、明るい色が迎えてくれました!
今が旬のサザンカです。
次から次へと咲いては枯れていくので、サクラのように一面ピンクというわけにはいきませんが、
咲き始めの花はとっても綺麗です。
私市植物園にはいろいろな品種のサザンカやツバキが植栽されており、冬枯れの野に彩を添えています。
最初はやっぱり「笑顔」でお出迎え^▽^
底抜けに明るいピンク色の花弁と黄色い蕊で元気いっぱい!
お次は立寒椿。
その名の通り、寒椿の立性品種です。
寒椿はツバキという名前ですが、葉に鋸歯があり、花弁が一枚ずつ落ちる、サザンカの仲間です。
うちのサザンカと色が似ていますが、上品です。
一番人気の乙女サザンカ。萎んだ花も多かったのですが、まだまだ綺麗な花も咲いています。
同じくピンク色の、こちらは「昭和の栄」です。
逆光で分かりにくいですが、フリルの花弁が可愛いです。
もう一つ、ピンク色のサザンカを・・・「桃園錦」です。蕊が豪華。
白、行きます。
その名も「富士の峰」。シャクヤクのような八重咲の花がとても綺麗です。
こちらは「雪山」だそうです。
開き切らない八重の純白が得も言われぬ上品さ。
いかがでしたでしょうか。他にも白い「玉獅子」という品種もありましたが、残念ながら旬は過ぎていたようです。
改めて見てみると、やっぱり白がいいかな~
でもここに登場できなかった、茶色く萎んだ白も多数・・・花の命は短くて、、です。
ここで終わるところなのですが、ツバキ園で早くも咲き始めていた2種をどうぞ。
最初はとっても珍しい形の「照緋紅吹詰」。
花の形もさることながら、名前が不思議ちゃんです。
いったい何枚花弁があるのでしょう。
蕾は小さいのにどうやって大きくなるの??
ラストはピンクの絞りが美しいツバキです。
名札が付いていなかったので品種名は不明ですが、横顔が素敵だった~
念のため前から見た写真も・・・
見たことあるような、ないような・・・
もしご存じの方がいらっしゃったら教えてくださいね!
(つづく)
【撮影:2019年12月7日 大阪市大理学部附属植物園】