城南宮に行った帰り、疲れたので夕食を食べて帰ろうかと伏見大手筋商店街に立ち寄りました。
京阪伏見桃山駅の踏切を渡ったところから納屋町通り(風呂屋町通り)までの約400m。
アーケードの下に、色々な店舗が並ぶ活気のある商店街になっています。
その入り口近くにあるのがからくり時計、おやかまっさんです。
午後1時から7時までの正時に動くのですが、なかなかタイミングが合わずちゃんと見たことがありません。
今回たまたまちょうど始まる時間に出くわし、最初から最後まで見物できたのでご紹介しますね~
普段はこんな風に扉が閉じて、表面には宇治川派流と酒蔵が描かれています。
それが正時になると「ドン、ドコドン、ドコドン」という太鼓の音とともに中央から扉が開いて・・・
ピラミッド型に並んだ酒樽が姿を現します。
右上の酒樽が反転して中から千利休がご挨拶。
そして次に一番上と、一番下の左右の酒樽が反転。
上にいるのは饅頭食い。
両親に「父と母のどちらが大事か」と聞かれた子供が饅頭を二つに割って、
「右と左のどちらが美味しいか」と問い返したという説話によります。
子どもが賢く育つようにと、出産祝いや子供への贈り物にしたそうです。
そして左下は花笠行列、右下は酒造りです。
次に開くのは上から2段目。
左は牛若丸、右は森の石松です。森の石松はお辞儀します。
次に現れたのは、下段中央2つ。
ご存知、坂本龍馬と、新選組です!
最後に開いたのは、上から3段目。
中央には伏見城
両側には、豊臣秀吉と淀君の姿が。
そして最後は全部の酒蔵がオープンしてのフィナーレ!
最後はまた千利休がご挨拶して、静かに扉が閉じました。
お気づきの通り、現れるのは伏見ゆかり、京都ゆかりのキャラクターたち。
軽快な音楽とともに、食い入るように眺めてしまいましたよ~
ちなみに、このからくり時計はろうきんの上、ドトールの向かいです。
もうすぐ正時というときに通りかかったら、少し足を止めて見て行ってくださいね~
【撮影:2024/2/24 京都市伏見区】