2回にわたり、城南宮のしだれ梅と椿をご覧いただきました。
3回目の今日は城南宮の光景と、帰りに立ち寄った鳥羽離宮跡をご紹介しますね~
行った時間は13時頃。
早起きなつみかんにしては、出足が遅れました。
梅まつりの時期は駐車場が混むと聞いたので、近鉄竹田駅から徒歩で行くことに。
途中名神高速、京都高速、製造業のビルなどちょっとうるおいのない光景が続きます。
でも普段歩く人もない道路に、この日ばかりは沢山の人がぞろぞろ。
ひょっとしてみんな城南宮に行く人?
まさかね~
・・・そのまさかでした。
まるで初詣かと思うような人出。
お詣りするだけでも長蛇の列。
城南宮は方除けの神様として京都ではとても有名。
下手な説明より、公式HPの抜粋をご覧ください。
「城南宮は、引越・工事・家相の心配を除く「方除(ほうよけ)の大社」と仰がれています。
家庭円満や厄除や安全祈願、また車のお祓いに全国からお見えです。また古くより、
住まいを清める御砂や方角の災いを除く方除御札を城南宮で授かる習慣があります。」
だそうで、わが家ももちろんお参りに行き、お札を貼っています。
創立年は不詳ですが、平安遷都の際に創建されたと伝えられています。
ご祭神は城南大神(国常立尊・八千矛神・息長帯日売尊の3神)。
ご神紋は太陽と月と星を組み合わせた「三光の御神紋」で非常に珍しいそう。
神苑への行列はそれほどでもなく、5分ほど並んで入苑できました。
で、たーっぷり楽しみ、15時前に神苑の外へ。
するとびっくり、行列がそれこそ一の鳥居の途中まで伸びていました。
待たずに入れたのは運がよかったようですね。
私が神苑の見学を終えたのは、ちょうど、この時期だけの梅が枝神楽の2回目の奉納が始まる時間でした。
舞台の前は黒山の人だかり。
頭に梅の花の飾りを付けた巫女さんが目の前で神楽を舞います。
お神楽自体は短い時間で終わり、この後はこの時だけの梅の花守りの授与タイム。
一人ひとり、鈴でお祓いして授与するのですごい時間がかかりそうでした。
イラチの私は当然そちらはパスして、一応御朱印所に行ってみましたが、そちらも大行列。
横のしだれ梅をちらっと見て、引き上げることにしました。
お隣にある摂社の梅。
唐渡天満宮だそうです。
ということでボチボチ帰ることに。
途中、なにやら由緒ありげな塔(多宝塔)を発見。
御陵のような看板があると思ったら、近衛天皇の御陵でした。
なんと、ここは白川上皇、鳥羽上皇が院政を行った鳥羽離宮跡なんだそうです!
いつもは城南宮に車で行くので全く気付いていませんでした。
そこにあった案内板によると、1959年から1985年まで100次にわたる調査が行われたとのこと。
それでようやく鳥羽離宮の全貌が明らかになったそうです。
鳥羽離宮は白河上皇から鳥羽上皇の時代にかけて造営された東西1.5㎞、南北1㎞の広大な離宮。
北殿・南殿・泉殿・馬場殿・東殿・田中殿からなり、城南宮も、その一部だったそうですよ。
現存しているのは、東殿の区域で、安楽寿院
他にも、薬師堂や薬師堂など。
こんな石碑も
こちらの御陵は
鳥羽天皇の御陵でした。
ということで、帰りも充実したお出かけでしたよ~
ネコちゃんに睨まれてバイバイ。
【撮影:2024/2/24 京都市伏見区】