今日は木の実クイズの続きです。
過去の宇治川投稿で何度も登場している実や花ばかりです。
それでは行ってみましょう!
最初はこちら、昨日からの続きで5つ目です。
え、何を見ろと・・・
2本の木が左右から伸びていますが、今日の問題は左の方です。
全然分かりませんよね。では実のアップを。
そうそう、これこれ!
この赤い骨のような花柄に緑の実が付いているのが特徴。この実はいずれ黒くなります。
では、お約束の花の写真も見てみましょう。
左は同じ場所の写真ですが、白い花が良く目立っています。
右は花のアップ。散房花序で、多数の蕊が目立つ十字型の花を付けます。
こちらクマノミズキ(ミズキ科ミズキ属)です。
熊野に生えるからクマノミズキかと思ったら、日本全国に分布。
ミズキとの一番の見分け方は花期で、クマノミズキの方がひと月ほど遅く咲くそうです。
といっても、ブレもあるので、最も確実な見分け方は葉の付き方。
ミズキは互生、クマノミズキは対生だそう。
といってもごちゃごちゃかたまって付いているのでわからん!
続いて6つ目。
上流より下流でよく見かけるのですが、一か所群生している場所があります。
今は緑ですが、熟すと真っ赤になります。
葉はこんな感じですね。
花は純白に黄色い蕊がキュートですが(左)、受粉するとすぐに茶色くなってしまいます。
こんな場所に生えています(右)。
ご存知ノイバラ(バラ科バラ属)ですね。日本に自生するバラで、とても香りが高いです。
房咲きのバラの品種改良の原種であり、接ぎ木の台木にも使われます。
でも棘が鋭く、ところかまわず生えてくることから、けっこう嫌われ者でもあります。
7つ目はこちら。
丸っこい蝋燭のような実はこの属に共通した特徴。
中でもザ・〇〇〇は宇治川沿いに沢山生えています。
では花を見てみましょうか。5月下旬にこの付近で撮った写真です。
こちらウツギ(アジサイ科ウツギ属)です。
初夏に咲く純白の花が爽やかですが、すぐに散って実になってしまいます。
「夏は来ぬ」という唱歌を思い出される方も多いのでは。
8つ目、ラストはこちら。
玉ボケはいい感じなのですが、実自体はちょっと貧相・・・
まだ実の先に花柱が残っているのが見てとれます。
どんなところに生えているかと言うと・・・ますます分からん!(真ん中の木です)
ところが、時を少し遡って花の時期はと言うと、白い花が房状に付いてとても目立ちます。
さらに右の写真を見ると、一部の葉が赤くなっています。
(いずれも5月中旬の写真)
こちらはカナメモチ(バラ科カナメモチ属)です。
実はこの後赤く熟しますが、あまりツヤツヤした感じではありません。
われながら緑の実によく気づいたと思います。
最後にこれらの植物を観察している場所を今一度ご覧ください。
川沿いに歩道があり、道を挟んで反対側が林縁になっています。
木々はこの歩道を歩きながら見ています。
上の写真の奥の方、前に土砂崩れが起こった場所で、ずっと土嚢が積まれていました。
今対策工事が行われていて、ほぼ完成しているようです。。
そのせいで林縁側が歩けないので、今回は主に川側を歩きました。
川の流れを見ながら歩くのもいいですよ~
明日は、途中で見た生き物の写真をお届けします。
まだ続くんかい!と思われたかもしれませんが、お付き合いくださいませ~
【撮影:2024/8/2 宇治川】