5回にわたって六甲高山植物園で咲いていた花たちをご覧いただきました。
それでも載せきれなかった花たちを今日は全部出してしまいましょう。
特に、途中で雨が降ってきたので、そのあとで見た花たちはどれも水滴が付いて結構いい感じ。
写真は例によってイマ千?イマ億?ですが、雰囲気を感じていただければ・・・
(せっかくなので、写真、名前の順に載せますね)
最初はこちらです。
セリ科というのはすぐに分かるのですが、区別をつけにくいですね。
こちらカノツメソウ(セリ科カノツメソウ属)だと思います。
他のセリ科とは違い、2回3出複葉の葉が特徴的。
ひょんなことからこの花の名前を調べる機会があり、記憶に残りました。
実物が見られてラッキーです。
続いて、東入口の手前のエリアに移動。
草ぼうぼうに見えるところにピンクの花を発見。
カワラナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属)です。
雌蕊がびよ~んと伸びているのが見てとれます。
あ、右下には白いゲンノショウコも・・・
続いて見たのがこちらです。
ヤマルリトラノオ(オオバコ科ルリトラノオ属)です。近畿以北の山地に自生するそう。
伊吹山で見たことがあると思っていましたが、あちらはルリトラノオ、伊吹山の特産種なんだそうです。
続いて、結構沢山咲いていたのがこちら。
ご存知、フシグロセンノウ(ナデシコ科センノウ属)です。
六甲高山植物園のフシグロセンノウは、これまで見た中で一番沢山咲いています。
晴れていたらラメのようにきらきら光る花弁が綺麗なのですが・・・
レンゲショウマの写真を撮っていたら大粒の雨が降ってきました。
慌てて温室に避難。少し待っていると小降りになってきたので、外に出てパチリ。
ナツズイセン(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)です。
カンカン照りの似合う花ですが、しっとり雨に濡れていました。
前にモリアオガエルの卵を見た池、小便小僧も雨に濡れています。
もう卵塊はありません。池の中を目を凝らして眺めてみると、あ、いた!
おやおやアメンボでした(左)。壁面にへばりついていたオタマジャクシも発見(右)。
う~ん、いつも以上に写真が暗い・・・気を取り直して続けます。
クリンソウの咲く木道エリアには・・・
今年初見のこのお花!
キツリフネ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)ですね!
暑くてももう秋ですね~
ハギ(マメ科ハギ属)が咲いていました。
お、咲き終わりが多かったのですが、こちらでは新鮮な花発見。
ギボウシ(キジカクシ科ギボウシ属)です。
水辺に群生するこの花は・・・
これだけ遠目にも特徴的な「棒」は見えていますね。
この棒は花柄かと思っていたら、子房なんだそうです。これが種になるんですね。
アカバナ(アカバナ科アカバナ属)です。今年も見られて良かった~
同エリアには色々な花が。
今年もこの黄色い花が見られました。
クサレダマ(サクラソウ科オカトラノオ属)ですね。
ちょっと可哀そうな名前のように見えますが、「腐れ玉」ではなく「草連玉」なのでご安心を。
これぞ秋の花!も咲いていましたね~
エゾリンドウ(リンドウ科リンドウ属)です。
日本特産で、「エゾ」と付いていますが、北海道から近畿北部までの山地の湿地に自生しています。
リンドウは本州以南の山野や草原に自生しており、若干分布域が違うようです。
両種は見た目はよく似ていますが、「エゾ」の方が少し色が薄いそう。
花屋さんに売っているリンドウも、エゾリンドウの栽培種なんだそうです。知らんかった・・・
また山地エリアに戻ってきました。
ひょっとして咲いてないかな~、ないな~、あ、咲いてる!
見たかったイワタバコ(イワタバコ科イワタバコ属)、たった一輪ですが咲いていました!
これだけでも満足です。
咲いているのはこんな場所。→
その他の花12種類、いかがでしたでしょうか。
もう少し細かく見たらもっと咲いていたかもしれません。
宝箱のような植物園です。
秋に再訪したいです!
【撮影:2024/8/4 六甲高山植物園】