今日はたった1種類の花です。
花の名前は「タマアジサイ」。
その名の通り、玉のような蕾から弾けるように花が咲きます。
今回、ちょうどタマアジサイが咲き始めた時期で、色々なタイミングの花が見られました。
せっかくなので、蕾から満開までの変化が分かるような写真を並べてみますね。
(1)まだ堅い蕾
(2) ほんの少し蕾の先が割れて、紫色の花が見えてきました。
(3) さらに割れて多数の紫色の粒々の花(両性花)と白い花(装飾花)が覗いてきました。
(4) まるで地割れのように蕾が開いて隙間から多くの両性花と装飾花が見えてきました。
(4)' 他の花では、両性花の一部が咲いて可愛い蕊が現れました。
(5) さらに開くとガクアジサイっぽい花になりました。その時点で蕾の殻(苞)は落ちています。
(6) 両性花が全部開いた花も。一部はもう落ちていますね。
ということで、タマアジサイの蕾から花への変化の様子、いかがでしたでしょう。
タマアジサイはアジサイ科アジサイ属の落葉低木で、東北南部、中部、四国、九州の一部に分布します。
山地の谷間などに生えますが、道路の法面などでも見られるそうです。
その魅力は何といっても球形の小さい蕾から大きな花への変化。
中央の紫の粒々が両性花で、最初はただの粒ですが、のちに開いて雄蕊のツンツンが可愛いです。
装飾花は少しまばらでしょうか。
なかなか自生の花は見られませんが、ここではこんなに大きな木があるのでしっかりと観察できます。
花期は8~9月とのことですので、まだ蕾が多いですね。
ちなみにこの木があったのは前回コーヒーを飲んだハンモック広場。
今回は雨のせいでカフェもハンモックもありませんでした。残念!
最後にオマケ。
前回花が咲いていたオオナルコユリ、すっかり実になっていましたよ~
実もダイナミック!
明日は最終回、これまで登場しなかった花を一気に大放出しますね!
<追記>
ブロ友さんに教えていただいて、タマアジサイの変化をgifアニメにしてみました。
ご覧ください!
【撮影:2024/8/4 六甲高山植物園】