六甲高山植物園にはユリやユリっぽい花が沢山ありましたが、一番多かったのがこちらです。
左手前に沢山咲いているのがウバユリ。
それほど珍しい植物ではありませんが、こんな感じでじゃんじゃか咲いていました。
これで驚いてはいけません。
クリンソウの咲く湿生植物エリアの奥で見た光景は・・
お分かりでしょうか。もうちょっとズームで
さらにズームで
こんなにウバユリが群生しているのを見たのは初めて。
向こう側を通る少し薄暗い園路があるので、そちらに行ってみました。
やっぱりすごいですね~
うまく撮れないのがもどかしいです。奥に見える赤い木はシロヤシオ。
正面から
これでもかと並べてみましたが、ここでウバユリについて少し。
ウバユリはユリ科ウバユリ属で、その辺の山林で普通に見られます。
宇治川畔の公衆トイレの裏にも生えていたことがあります。
こう聞くとあまり有難味がないようにも思えますが、発芽から開花まで5~10年かかるそうです。
ユリ科あるあるですが、そう聞くと、よく頑張ったね~と花に感謝したくなりました。
若芽や鱗茎は食用になるそうで、なかなか優れものです。
今日の主役はウバユリですが、他のユリっぽい花も併せてご覧ください。
いつもは主役なのに~とぼやいていた(?)、ユリの王様のヤマユリ。
最初のウバユリが沢山咲いていた場所は、ニッコウキスゲが沢山咲くゾーンの奥。
ニッコウキスゲもぽつぽつとは咲いていました。
もはやユリ科ですらありません。ワスレグサ科ワスレグサ属。
同じくワスレグサ科ワスレグサ属のノカンゾウです。
こちらもワスレグサ科ワスレグサ属のユウスゲ。
次はさらに離れてきた・・・
ウバユリの後ろで咲いていたギボウシ(キジカクシ科ギボウシ属)です。
次は同じ場所に咲いていたというだけの繋がり・・・チダケサシ(ユキノシタ科チダケサシ属)です。
トップの写真で、ウバユリの後ろに咲いていた花がチダケサシ。
最後にもう一枚、ウバユリです。やはり一番沢山咲いていました。
最後はウバユリからかなり離れてしまいましたが、色々な花が見られて幸せです。
明日はロックガーデンの植物です。
【撮影:2024/8/4 六甲高山植物園】