なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

新緑・萌え~(1)アキニレとエノキ

2021-04-18 06:09:32 | 植物

夕暮れお散歩ではちゃんと木々の様子を見られなかったので、さっそく翌朝、同じ場所を歩いて見ました。
一番の目的は大好きなアキニレが芽吹いているかどうか。
先日行った上流ではまだ蕾が硬かったのですが、狙いを付けた下流のとあるポイントではこれこの通り。



もうちゃんと葉が開いていました!
アキニレ(ニレ科ニレ属)は木の姿が少しケヤキににており、水辺を好むことから別名カワラケヤキとも呼ばれます。
葉の様子が一瞬ケヤキに似ていますが、少し厚めです。
そもそも、ケヤキはあまり河原には生えていません。
宇治川の高水敷を歩いていると、隙間から顔を出した子供の木も沢山あります。

少し早すぎたのか、ほとんどが開きかけ。
似た木々に比べて少し葉が出るのが遅いようです。



アキニレの冬芽はとても小さいのですが、よくこんな沢山の葉が出てくるものだと思います。


冬芽はこれ。3月初めに撮りました。


こちらの木では、一枝だけ先行。


全体を見ても、こんな感じで・・・
まだまだこれからです。


そしてもうひとつ、こちらはfukurouさんお気に入りのエノキです。
宇治川畔では、アキニレ、エノキ、明日ご紹介する木々が主流です。
前に花をご紹介しましたが、もうそれが青い実になっています。
これがオレンジ色に熟したら甘いと聞いてかじってみたことがありますが、食べるところがなくイマイチでした。
私的には、枝先の少し赤みがかった葉が柔らかそうで萌え~です。



エノキはアサ科エノキ属。
樹皮が滑らかで、巨木になるとゾウさんの足のようになります。
また、葉脈が葉の付け根から先に向けて、放射状にのびるような感じに見えます。


河原に生える木は鳥の落とし物から生えたのでしょう。
しょっちゅう河川工事で切られてしまうのと、増水で流されるせいか、小さい木しかありません。


アキニレもケヤキも自宅に植える木ではありませんが、小さい子供の木をみかけると、
「鉢植えだったら家にも植えられるかな」なんて、衝動的に持ち帰りそうで自分がコワいです。

【撮影:2021/4/11  宇治川】


コメント (12)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 春の宇治川夕暮れ散歩 | トップ | 新緑・萌え~(2)マルバヤナ... »
最新の画像もっと見る

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます^^ (attsu1)
2021-04-18 07:01:30
カワラケヤキですか、上手い名前を感じます
そして、ほんと若葉の季節、
桜って終わると一気に若葉になりますし、
色々な樹木が若葉を出して、森を作っていきますよね

エノキ、良く行く場所に目印のような一本があります。
少し大きいんですが、花から実になっているんですね。
見に行きたくなりました^^
返信する
カワラケヤキ (fukurou)
2021-04-18 08:30:20
なつみかん様
おはようございます。
カワラケヤキの別名知りませんでした。
なつみかんさんが好きなアキニレ、見かけるとやはり気になるようになりましたよ。
可愛い葉がたくさん出てきましたね。エノキにしてもムクにしても冬芽は小さいですよね。
そんな小さい所からこれだけ生長していくのに驚かされます。
昔、エノキの実生を見つけたら何本か鉢植えにしていました。
その一本が以前勤めていた学校の正門横に、もう一本が木曽の我が家に植えてあります。
学校の方はゴマダラチョウの、木曽の方はオオムラサキの餌になっています。
今では二階の高さを越えています。
縦ムク・横エノキと皮目の入り方を大昔に教えてもらいました。アキニレはジグソーパズルのようにはがれやすい?!かな。
返信する
約束通り・・・流石なつみかんさん!! (しいちゃん)
2021-04-18 09:25:47
おはようございます。
今日はいいお天気になるかも??
折角のお休みは雨は要りませんね。

早朝散歩、なつみかんさんはいったい睡眠時間どれだけ?って思います?
そう言えば、足が痛くなる前は早朝散歩してたな~て。
カメラは当然持ってませんでした。
ただ景色を眺めて歩くだけ。
みん花に出会ってからお花を撮るようになったかも。
家のお花は記録の為にず~っと撮ってたのですけどね。
芽吹きの時期は特に嬉しくなりますね。
アキニレはまだ固定出来て無いけど、ケヤキ勝手に家で芽吹いた子鉢に植えています(笑)
さて何れはどうなるのかしらね。
返信する
ご指摘有難うございました (ヒゲオヤジ)
2021-04-18 14:11:22
なつみかんさん、こんにちは(^-^)/
私のブログにご来訪とご指摘のコメント有難うございました。
またお返事が遅れ申し訳ございません。

ところで梅、桃、桜、カリン等々、実の成る花木の花が終わるといよいよ新緑の季節ですね!
私の近所の桜並木もスッカリ花が落ち青々とした若葉に変わりました。
お写真の若葉もみずみずしく、とっても素敵です♪
エノキで思い出しましたが、私の隣の区、板橋区の板橋の語源になった板橋(中仙道に架かる)の近くに、
縁切りエノキと言う史跡にも指定されたエノキの大木が有ります。
一寸不吉な名前ですが、現在では悪縁や疫病から逃れると言う意味でも親しまれているとか・・・

それから前回の夕景のお写真、本当に綺麗ですね!!
コロナ下、中々遠出も出来ず、ウチからこの様な景色が見られる場所も車で最低30分程走らなければ行けません。
羨ましい限りです(^_^;)
返信する
ぐんぐん (なつみかん)
2021-04-18 19:47:01
attsu1さん、こんばんは。
ほんと、この季節は芽が出たかと思うと、あっという間に大きくなりますね。
木の葉もしかり。
きっと今堤防に行ったら、葉っぱが沢山出ていると思います。
気持ちのいい季節ですね~

エノキは昔は一里塚の目印として植えられたそうでうすね。
宇治にもそんな感じのエノキがあったりします。
人々とともに生きてきた木なんでしょうね~
返信する
同列でしたが・・・ (なつみかん)
2021-04-18 19:51:22
fukurouさん、こんばんは。
アキニレはとても好きな木ですが、私もカワラケヤキという別名は知りませんでした。
ケヤキもアキニレも葉が少し小さくて、鋸歯がはっきりして、葉脈がしっかりしているところが似ています。
でも葉の厚みが違いますよね。

あちこちに自生しているということでいえば、完全にエノキの勝ちだと思います。
鳥には美味しい実だそうなので、あちこちに落とし物をしていくのでしょうね。
栄養付きで・・・
fukurouさんが育てたエノキはどちらも大きな木になったのですね。
広い場所で伸び伸び育っているのはいいですね!
わが家には勝手に生えたムクノキが巨木になって素敵なのですが、二階の屋根を超える勢いでちょっと困っています・・・
返信する
二日とも雨・・・ (なつみかん)
2021-04-18 19:55:18
しいちゃん、こんばんは。
昨日は大雨、今日も降ったりやんだりのいまひとつのお天気でした。
しかも寒い!
今日は母の三回忌をお寺さんでやったのですが、窓が全開なので寒いのなんのって・・・
まあ、安全なんですけど(笑)

はい、もちろん次の朝行ってきましたよ~
この週は土日ともにいいお天気でしたので。
昔は4時間半以上寝たら大丈夫と豪語していましたが、6時間以上寝ないと健康に悪いと聞き、今は頑張って6時間は睡眠をとっています。
ご安心を~
・・・って全然植物の話と違いますね^^;
お散歩で見た花を撮るのは、道草日記を始めてからより一層習慣になりました。
職場の近くでもささっとかがんで撮ってるので、不審者みたいに見えるかもです。
返信する
すみません! (なつみかん)
2021-04-18 20:03:31
ヒゲオヤジさん、こんばんは。
失礼かなと思ったのですが、ついついコメントに書いてしまいました。
すみません💦
確かに名札が間違っていたり、ずれてたり、はてはなかったりって多いですね。
私も、名前がわからないから投稿できなかった植物も結構あります。

エノキはやはり街道筋にあるのですね~
しかも名前までついて親しまれてきたのですね。
その名前が「縁切りエノキ」。
興味があったのでネットで調べてみたら、縁切りだけではなく、縁結びにもご利益があるそうですね。
ちゃんと祠まであり、本格的!
庶民の信仰を集めたというのが良くわかりました^^

夕景の写真、ほめてくださってありがとうございます。
うちの周りは徒歩圏内か、車で15分程度で結構自然があるので恵まれているなあと感じます・・・
返信する
カワラケヤキ? (ダリアクミコ)
2021-04-18 20:22:30
なつみかんさん今晩は!
流石ですね!再度行かれたんですね。
ケヤキと言えば埼玉県の木何ですが
確かに似ています、エノキは野鳥の好み
だから野鳥もみられるんですね。

余談
県内はケヤキ通りの名前付く通路が多いんです。
返信する
エノキの実 (MIMI69)
2021-04-18 20:25:05
なつみかんさん 今晩は、
アキニレの別名でカワラケヤキが出ていましたので、
エノキが出てくるといつも思い出すことがあります。
実は、私はエノキの名前を知らなかったのです。
子供の頃はヨノミノキと言って家の近くに大木等たくさんありました。
青い実の写真ですが、この実を手作りの竹鉄砲の弾にして、押し出して音を鳴らして飛ばして遊んでいました。
それでヨノミノキは馴染みの木でした。
別の木と思っていた、エノキを調べて別名にヨノミノキがありほっとしました。
滋賀県指定自然記念樹に、よのみの木(えんねのエノキ)も出てました。
地方により呼び方の違うのもあるんですね。
余談でしたが、つまらない思い出話でした。
返信する

コメントを投稿