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ベトナム縦断銀髪オヤジの心の旅(ホイアン・その4)・・・クアダイ悩殺海岸

2014年05月09日 | ベトナム縦断・オッサンの心の旅
クアダイビーチ

(つづきの始まり)
朝食はホテルのバイキングを利用した。
屋台で食べたいが、自転車で10分はかかるから面倒なのでそれで済ませた。

今日はクアダイビーチへ行くつもりだ。
自転車で4kmほどの道のりである。

自転車に乗りながら曲芸撮り
(画面が揺れるのでご容赦ねがいます。)


河の静かな畔で一休み


道の両脇が養殖池(たぶんエビ)になってます

ベトナムに来てから、ここまでバタバタした旅が続いていた。
だから、今日は海岸のオープンレストランで食事をとりながらビールと昼寝で1日過ごすつもりでいた。
日暮れになると、夕陽が水平線に沈む美しい光景をも眺められるのである。

こんな感じになるのだ。(写真は他人のを借りました)

心の充電をするつもりであった。

それと、もし退屈になったらと、スケッチブックに水彩セットを用意していた。
ちょっと退屈になるぐらいが、余裕があって、思うような絵をかくのにちょうどよい。
ここまでの印象を思い出しながら、水彩画でも描いてみようと思っていたのである。


ビーチは比較的静かであった。
海は比較的にすぐ深くなるタイプである。
(遠浅の反対語は近深???)

ビーチのレンタル日傘の下は快適だった。
涼しい風が凝り固まった旅の緊張感をほぐすのに効果的である。

ギンギンに冷えた瓶ビールをラッパ飲みしながら、俺は今日はよい日になりそうだと満足していた。


    日傘の下のビーチベッド足を投げ出した俺

休んで30分もしたところで、俺の2個となりのビーチベッドにアッパッパー姿の欧米人の可愛らしい女の子がやってきた。
(アッパッパー(up a parts)とは頭からかぶるだけのワンピースのことである。最近は女子ステテコ、略して女子テコというらしい。
この場合は海だから雰囲気的にムームー姿というべきかもしれない。)

係員とビーチベッドをいくらで貸してくれるか交渉し、納得したようだった。
(値段は人によってちがう。交渉次第で安くなる。)
彼女は、とても綺麗な英語だったと思う。
(何が綺麗なのかわからんが、俺には聞きやすかった。多分、イギリス英語だと思う。)

さらに係の人にベッドをもっと海側に引っ張り出してもらうよう話していた。



もっと海の近くで周囲に惑わされず、ひとり感傷に浸りながら静かに海を観ていたいのだな、と俺は思っていた。
新井由美の「海を見ていた午後」がピッタリくるような清楚な雰囲気だった。




  
    


ところがである。

彼女は、そのビーチベッドを自分で反転し、おれの方に向け始めた。
「おいおい、海に背を向けてどうするんだ?」
そう、俺は思った。
これでは、俺とお見合いしてるようなものである。

そして、・・・

いきなり着ていたアッパッパーを脱ぎだし、黒いビキニの下着姿なっちゃったのだ。

嗚呼!モウレツなり

俺は鼻血ブーになりそうなのであった。

(多分、本人は「海水着のビキニも下着のビキニも、形も露出度も変わらない、同じもの。」という西洋唯物論的合理主義?な考えなのだと思う。)

これは絶対見てはいけない
見るだけでセクハラになっちゃう

と思いつつ、つい見てしまう煩悩の塊みたいな俺なのであった。

またまた、ところがである。


さらにビックリしたことが起きたのだ。

俺の脳味噌が煮えくり返って味噌汁になってしまうようなことをアッケラカンと平気でするのだった。

そのビキニ下着の上にビキニ水着を付けて、下の下着を器用にひき抜くのだった。

まさに悩殺姿
『She was dressed to kill.』
なのだ。
心臓が止まりそうだった。

こんなことは、まず絶対に日本ではありえない。
近くにシャワーやトイレの施設もあるのだから、そこで着替えるのが日本の常識。
ホテルですでに着替えて、そのまま来る場合もあるだろう。
いや、それが日本の海岸風営法(そんなのあるわけないが)なのだが、ベトナムじゃ通用しないのである。
せめて、日本人ならバスタオルぐらい巻くんじゃないか。

俺の穏やかなスカイブルーな南シナ海の一日が掻き乱されていくのだった。

彼女は巧みに着替えると、サッサと海に入っていった。


海に入る、その女の子と、何故か俺の足

俺は思わず、ビールを追加したのだった。
冷静になろうと思ったのである。

色即是空、空即是色なのだ

海からあがると、その子は日焼けオイルを塗ったのち、俺のほぼ真正面10mほど前にこちら向きに寝転んだ。
どうも、直接、太陽の光を効率的に浴びようとしているらしい。

だが、その姿が悩ましすぎるのだ。
海をみると彼女がデーンと視界に鎮座してしまう。

心頭を滅却すれば火もまた涼し
というが、滅却なんて全く困難な状況だった。

煩悩燃え盛ればビールもまた熱し

なんてこったい
俺は、とてもじゃないが、その場にいられなかった
サッサとビールを飲み干し、1日分のビーチベッドの権利を放棄し、荷物をまとめ立ち去ったのである。



というわけで、俺は予定を変更し、ひとまずホテルに戻ることにしたのだった。

(つづく)



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