もうすぐ奥武蔵ウルトラマラソンです。

なんだか、正直、結構不安です。

走りきれる自信はもちろん全くありません。
これまでの練習も思ったようにできませんでしたし…。
（でも、時間のあるかぎり、走りました。ただＬＳＤの時間がありませんでした。）

今回の挑戦は、丁度、高尾山あたりで登山の練習をしていた者が、単独で北アルプス全山縦走に挑むような気分でしょうか。
（各所にあるエイドステーションは心細い気持を落ち着かせる山小屋かな。）

だけど、この不安な気持ちがなんとなく良いかもしれません。
なんとなく、ソワソワして、「諦め」と「頑張る」気持が交互に心の中にやってきて、とても複雑な気分です。

本来なら、トレーニングを十分に重ね、確実に走る力を徐々につけて、多くのレースに参加して自信をつけ、これならいけるという確信のもとに出場すべきなんでしょう。
それが当り前の王道です。

ただ私の場合は生来怠け者であるが故に、そんなことをしていたら、いつまでも心がグズグズと停滞して、実行できなくなってしまうでしょうね。

「いまだ完ぺきじゃないから次回頑張る」と自分に言い訳をして考え、そしてその次の時も同様に「次回頑張ればいい」とまた思う。
そして、その連続になるのが関の山です。
亀が甲羅から頭出したり、ひっこめたり、いつまでも動き出す様子がない、そんな感じになってしまいます。

学生時代、合宿で山に登る時も、準備の段階で「きつくて行きたくないなぁ。」と思うことがよくありました。
ザックに荷物を積み込む段階で心はブルーの状態でした。
でも、出発してしまうと、そんなことはスッカリ忘れて山を堪能する自分がおりました。

昔から旅に出る時もそうでした。
あれこれ行く前の手配をするうちに、ヤル気が失せてしまうから、いきなり特急に乗って出てしまってました。
泊るところも決めずに、でてしまう。
その方が、自分には合ってるみたいです。


だから、今回も思い切ってやってしまうことにしました。
マラソンの神様、お許しください。
私には、それしか、ありません。

無鉄砲だと言われようが、むこうみずと言われようが、やってから後で色々考えます。
これが自分流です。（ただし、体を壊してまでは走りませんけど。）





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