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旧東海道ランニング「東海道走膝痛シ」・・・鳴海~宮・その1(桶狭間)

2014年09月25日 | 東海道走膝痛シ(旧東海道ランニング)
『尾州桶狭間合戦』 歌川豊宣画+α(ちょっと画像加工にて歌川さん失礼しました。)



朝食は、ファミマで購入した名鉄120周年記念の海老天むす、そして焼鮭のおにぎり(組んだ足の上に乗せて+ミズノのWaveRider17)
前回途中で断念した前後駅前の広場にて食す

朝から快晴だ!
靴も新しく購入したシューズで気分爽快。


家の形が旧道らしい形状である。
旧東海道を走っていて、こんな感じの家々が続くと此処は間違いなく旧道であると安心する。



乳母車発祥の地らしく、それらしい乳母車と旧道らしい家


 
桶狭間古戦場伝説地(今川義元の墓がある)
狭間というぐらいだから鬱蒼とした急峻な谷間なのかと思ったら、むしろ、開放感に満ちたなだらかな高台、緩やかな谷間?で予想外である。

桶狭間の戦いといえば、暴風雨の中、急な坂を駆け下りる織田の騎馬武者をイメージしていたが、どうも違う気がする。
まったく、そんなイメージの湧かないノンビリした場所なのだ。

どうしても気になったので桶狭間の戦いをしらべることにした。



桶狭間探検隊というHPの桶狭間の地形という記事の中にこう書かれてあった。
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太田牛一の信長公記には桶狭間の地形について触れている部分がある。それによると、

『…おけはざまと言う所は はさまくてみ 深田足入れ 高みひきみ茂り 節所と言う事限りなし。深田へ逃げ入る者は 所をさらず 這いずり回るを若者共追いつき追いつき 二つ三つ宛 手手に首をとり持ち御前へ参り候…』とある。

つまり、土地が狭く入りこんでいて、深田がぬかるみ草木が高く低く生い茂る所で、入り込むと逃げ場が無く這いずり回るような地形と言う事になる。
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そのなだらかな高台の合間の細長くて狭い泥田んぼが戦場になったようだ。
田植えを経験した人ならわかると思うが、泥田圃は非常に足腰に負担がかかる。
膝まで泥に没する場所もあっただろう。
血まみれ泥まみれの戦いである。

高低差は無くても深い谷間と同じ地形の利があった。

泥田圃を利用するのは宮本武蔵の一乗寺下がり松の決闘を思い出した。
狭い畦道に血路を見出し、大勢の吉岡一門と戦うのではなく、一騎打ちになるよう地形の利を使った決闘である。




こんなこともあり、更にいろいろネットで桶狭間の戦いを調べたが、実は桶狭間の戦いは奇襲攻撃ではないとする研究がかなり出てくる。

たとえば、織田信長を祀る神社の建勲神社のHP内にある宮司講話集には下様に書かれていた。
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義元が休息をとった桶狭間は名前から谷あいの地というイメージであるが、実際は桶狭間山という小高い山であったことが判明しました。又、信長はこっそり迂回路を通って一か八か義元本陣に奇襲をかけたのではなく、義元が緒戦の勝に乗じて陣形を大きく分散した時、信長が全軍を一点に集中させて義元本陣を真直ぐ正面から攻めたこと等が明らかとなって参りました。
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義元軍は対織田軍への緒戦の勝で有頂天になり、兵たちは乱妨取り(戦いの後で兵士が人や物を掠奪した行為)で夢中であり、勝手にあちこちへ出かけ、各部隊はバラバラだったようだ。

だから、大軍とはいえ統率など執れておらず、実際上は軍隊としての態をなしてなかった。
そこへ織田軍はただただ、義元の首を獲ることのみに集中した戦略をとったが故の勝利であったというわけだ。

なお、TVなどでの桶狭間の戦いのイメージは、実は江戸時代から世間に広く流布されていた「信長記」という、 信長の行いを必要以上に美化した物語のような伝記文学書が元になっている。

(信長記:太田牛一の「信長公記」を戦国時代から江戸時代初期にかけての儒学者、小瀬甫庵が整理改編したもの。原作よりもわかりやすく,儒教思想が濃くなっている。)

この戦いはとても謎が多く、色々な文献が出ている。




連子格子の家並が続く有松にきた。
池鯉鮒宿(知立)と鳴海宿の間に「間の宿」として造られた町であるが、これだけの素晴らしい町並みは日本橋から走ってきて、いまのところ、まず一番である。

この後、これ以上の江戸時代の東海道を感じられる町並みがある宿はあるのだろうか?









このあたりでは有松絞りが有名である。



どこか、ランニング大会の参加賞で有松絞りのTシャツださないかな。

(つづく)



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