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旅ラン「中仙道走膝痛シ」・・・和田峠越え、その4(藪歩き)

2021年12月18日 | 中山道走膝痛シ(旧中山道ランニング)

黒曜石パーライトの加工工場

黒曜石とは
----------(Oxford Languagesの定義)
火成岩の一種。黒緑色でガラス質。割れ目は貝がら状。装飾用・印材・文鎮などにする。石器時代には、やじり・刃物などの材料にした。

写真はウィキペディアより
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そして

パーライト (発泡体)とは
----------(ウィキペディアより)
パーライト (Perlite) とは、火山岩として産出されるパーライト原石や珪藻土等を高温で熱処理してできる人工発泡体である。ガラス質の岩石中に含まれる構造水がガス化して発泡する。「真珠石」とも呼ばれる。

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黒曜石は火山の噴火によって作られたガラス質の石で刃物として石器でよく見る石ですね。

パーライトの方は黒曜石を1000度程度で熱すると発砲し冷却してできるもののようで、園芸用の土壌改良資材(水はけをよくして根腐れ防止)としてよく見ますね。
小さな軽石のように見えます。



すぐ近くに浪人塚がありました。


説明(下諏訪町教育委員会)
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「ここは浪人塚と言い、今から120年前、元治元年(1864)11月20日に、この一帯で水戸の浪士、武田耕雲斎たち千人余と松本、諏訪の連合軍千余人が戦った古戦場でもある。
主要武器はきわめて初歩の大砲十門位づつと猟銃少しだけで、あとは弓、槍、刀が主要武器として使われた。
半日戦に浪士軍に10余、松本勢に四、諏訪勢に六柱の戦死者があり、浪士たちは、戦没者をここに埋めていったが、高島藩は塚を造って祀った。
碑には当時水戸に照会して得た六柱だけ名前が刻まれている。
明治維新を前にして尊い人柱であった。」
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あまりよく知らない武田耕雲斎について調べてみた。

『武田耕雲斎』天狗党総大将の悲劇…その孫は復讐の鬼と化す【青天を衝け登場人物解説】


こうやって、旅ランを通してその場に行ったことで
細切れではあるけれども、都度、その歴史を調べていくと
おそらく忘れてしまうであろう単なる教科書的歴史でなく、
意外につい数百年前の身近な過去にあった事実として
知れることが楽しいです。





旧中仙道の樋橋(とよはし)村の先にて、また藪の中を歩きました。




巨大産業廃棄物焼却炉

この近くに樋橋の一里塚(日本橋より五十四里目)があったが今はない。
何もないのならば見ても仕方ないので塚跡はパス






諏訪大社の御柱祭山出し最大の難所「木落し坂」の上に出ました。

見本ですかね?
一応、坂の上には見本であろう『なんちゃって御柱』がありました。


数えで七年目の年に一度執り行われる「御柱祭」で、ここから国道へ矢印のように御柱(重量10トンから15トン)を斜度35度の急斜面に落とすらしいです。

その動画がコレ

豪快に下社木落とし 諏訪の御柱祭


死者が結構いるらしく、これは日本で一番危険な祭りでしょうね。
来年が祭りの年に当たるみたいです。

しかし、ここまで大木を運ぶのは大変だろうなと思ったのですが、運ぶこと自体がお祭りになっているようでした。

平成22年4月9日 御柱祭 下社山出し その9 (春宮3 荻倉大曲)

道が曲がっていると確かに大変なのは想像できます。

それだけじゃなく、川を越えることもお祭りでした。

諏訪大社 御柱大祭 上社前宮三之御柱 山出し最終日 宮川越し清めシーン 玉川・豊平地区連帯力の凄さ 長野県 2016 4


どちらも人間のパワーって凄いものですね。
ピラミッドが建てられるのも理解できます。



諏訪大社下社春宮に着きました。





この諏訪大社も信長が1582年に焼き討ちにしています。
この社殿は1780年に再建されたものなので、200年近くこの社殿はなかったり、再建の途中だったりしていたわけですね。


万治の石仏

『芸術は爆発だ!』の岡本太郎が、御柱祭を見るために下諏訪町を訪れた際に、ここを訪れ「世界中歩いているが、こんな面白いものは見たことがない」と絶賛したことで有名な石仏ですね。

岡本太郎が好きなので、ここは必ず見ようと思っていました。

太郎の名言です。
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・万治の石仏は世界に例の無い神聖な石であり 永遠の人生を象徴する石である
・世界中歩いてみたがこんな面白いの始めて (万治の石仏と対面の折)
・奈良の秘仏より万治の石仏を見てると心が豊かになる
 カッコ良さより内面が問題だ
・石自体が神聖だ
 毛先で形を造った現代の神体よりはるかに
・諏訪に来て「石」の神聖さを発見した

※下諏訪温泉 みなとや旅館 HPより引用
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以下は岡本太郎のCM集です。

1976-1989 岡本太郎CM集 with Soikll5





下諏訪の一里塚跡(日本橋より五十五里目)



ここから、前回の旧甲州街道編と同じに温泉である児湯に入り、養老の滝で一杯飲んでからほろ酔い気分で下諏訪駅から帰京いたしました。

今回の和田峠越えは民宿みやを利用したことで、距離を短縮できたので余裕をもって超えることができました。

いつかまた和田峠を越えることがあったならば、必ず民宿みやを利用したいと思います。
新鮮な野菜を利用した食事も良かった。

(つづく)



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