<俺はヒューマン・ビーイング>
ベンガル虎通りを外れて、ソナプラ通りの方へ向かった。
この道はバラナシを訪れた時にTAXI運転手に連れらえてきた道だった。
道に覚えがあった。
旅行の前にグーグルマップを最大に拡大し、印刷して張り合わせ、バラナシ地図を作成していたが、それは全く役に立たなかった。
結構、間違えているのである。
そこで、そのマップの上から自分なりの地図を書き加えた。
それが、以下である。
道などまっすぐ書いてあるけど、実際はクネクネで、大体まっすぐ方向というような感覚でかいた。
インドには次の写真のようなお店がやたら目につく。
どうもインド人はスナック菓子が大好きな様である。
多分、お酒を飲まないことと、猛烈な暑さで脳から甘さ欲求指示を出すからだと推論する。
とにかく、甘いものがとても好きなのだ。
ドリンクもコーラやスプライトはもちろん、インド独自の甘い炭酸清涼飲料水もあるが飲まなかった。
ペプシか、チャイしかのまなかった。
チャイといえば、露店のチャイのお店でも必ずスナック菓子は売っていた。
狭い路地を歩いていたら、ドサッという大きな音が後ろでした。
なんだと思ったら、建物の3階からオバサンがビニール袋に入れたゴミを路地に投げ捨てていたのだった。
路地は完全にゴミ箱と同じ感覚である。
(この一番上の階からゴミを投げ捨てていた)
そのゴミを犬や猿、牛が漁って食べている。
動物が自然にゴミ処理をしているのだ。
大きな通りにでたら、ゴドーリヤ交差点へ向かって歩くことにした。
路地では静かだったが、人力車やオートリキシャのドライバーがやたら声をかけてくる。
「どこへいくんだ?安いぞ。」
ボートマンと同じである。
交差点まで、歩いて20分ぐらいの距離しかないのに、
リキシャマン:「そこまで遠いぞ!乗れ!」
俺 :「健康のために歩いているんだ。
だから、乗らない!」
リキシャマン:「歩いたら1時間かかるぞ。」
俺 :「交差点はすぐ近くじゃないか。
お前、わざと回り道して走るんだな。」
リキシャマン:「(ニヤニヤして)観光案内してやる。
安いから乗れ!」
俺 :「???」
といった具合で、わけのわからないことをいうやつもいる。
でも、このころには、皆、生活がかかっていて、稼ぐのに必死なんだと理解するようになっていた。
よくあるのだが、リキシャマンには
「何人だ、日本人か、韓国人か、中国人か?」
と聞いてくるやつもいる。
そんなこと、なんで見知らぬ奴に言わなきゃならないのかと思っていたので、ある時から
「human being!」
ということにした。
そういうと、中には良い答えだ!、とばかり笑って親指を立てるリキシャマンもいた。
インド人も金の亡者ばかりじゃないのだ。
途中、中古家具の店が連なっているところがあった。
バラナシでは、家具に限らず、どうも、似たような種類の店が集まって問屋のようにならんでいることが多いようだった。
ゴドーリヤ交差点を過ぎ、ちょっと脇道に入ってみた。
そこは、バラナシの電気街だった。
トラックに積んだ液晶TVをおろしていたのはサリーを着た女性だった。
(電気店の間に挟まってあった自転車屋。
故障したら必ず修理して、トコトン使っている。
だから、めったに新しい自転車は見なかった。)
その電気街には珍しく、男用の公衆トイレがあった。
これだけの人数がいるインドで公衆トイレは極端に少ない。
本当にビックリするが、平気でその辺でしてしまう。
それも、陰に隠れてではなく、平気でするのである。
昔の日本もそうだったけど、豊かになるまで、なかなかそういう公衆マナーは浸透しないものだ。
そのトイレの後ろが写真の廃ビルである。
工事中というわけでもなく、ただ建っていた。
バラナシではまず見かけない巨大ビルがなぜか廃墟なのである。
(つづく)
当ブログは若者の自立を支援する団体、NPO法人ネイチャーズを応援しています。
NPO法人ネイチャーズは、走Run会名誉会長、ウィンドサーフィンの師匠の山下光哉さんが運営する若者のためのNPO。
悩める若者や親御さん、是非お御問合せください。丁寧に対応してくれると思いますよ。
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ベンガル虎通りを外れて、ソナプラ通りの方へ向かった。
この道はバラナシを訪れた時にTAXI運転手に連れらえてきた道だった。
道に覚えがあった。
旅行の前にグーグルマップを最大に拡大し、印刷して張り合わせ、バラナシ地図を作成していたが、それは全く役に立たなかった。
結構、間違えているのである。
そこで、そのマップの上から自分なりの地図を書き加えた。
それが、以下である。
道などまっすぐ書いてあるけど、実際はクネクネで、大体まっすぐ方向というような感覚でかいた。
インドには次の写真のようなお店がやたら目につく。
どうもインド人はスナック菓子が大好きな様である。
多分、お酒を飲まないことと、猛烈な暑さで脳から甘さ欲求指示を出すからだと推論する。
とにかく、甘いものがとても好きなのだ。
ドリンクもコーラやスプライトはもちろん、インド独自の甘い炭酸清涼飲料水もあるが飲まなかった。
ペプシか、チャイしかのまなかった。
チャイといえば、露店のチャイのお店でも必ずスナック菓子は売っていた。
狭い路地を歩いていたら、ドサッという大きな音が後ろでした。
なんだと思ったら、建物の3階からオバサンがビニール袋に入れたゴミを路地に投げ捨てていたのだった。
路地は完全にゴミ箱と同じ感覚である。
(この一番上の階からゴミを投げ捨てていた)
そのゴミを犬や猿、牛が漁って食べている。
動物が自然にゴミ処理をしているのだ。
大きな通りにでたら、ゴドーリヤ交差点へ向かって歩くことにした。
路地では静かだったが、人力車やオートリキシャのドライバーがやたら声をかけてくる。
「どこへいくんだ?安いぞ。」
ボートマンと同じである。
交差点まで、歩いて20分ぐらいの距離しかないのに、
リキシャマン:「そこまで遠いぞ!乗れ!」
俺 :「健康のために歩いているんだ。
だから、乗らない!」
リキシャマン:「歩いたら1時間かかるぞ。」
俺 :「交差点はすぐ近くじゃないか。
お前、わざと回り道して走るんだな。」
リキシャマン:「(ニヤニヤして)観光案内してやる。
安いから乗れ!」
俺 :「???」
といった具合で、わけのわからないことをいうやつもいる。
でも、このころには、皆、生活がかかっていて、稼ぐのに必死なんだと理解するようになっていた。
よくあるのだが、リキシャマンには
「何人だ、日本人か、韓国人か、中国人か?」
と聞いてくるやつもいる。
そんなこと、なんで見知らぬ奴に言わなきゃならないのかと思っていたので、ある時から
「human being!」
ということにした。
そういうと、中には良い答えだ!、とばかり笑って親指を立てるリキシャマンもいた。
インド人も金の亡者ばかりじゃないのだ。
途中、中古家具の店が連なっているところがあった。
バラナシでは、家具に限らず、どうも、似たような種類の店が集まって問屋のようにならんでいることが多いようだった。
ゴドーリヤ交差点を過ぎ、ちょっと脇道に入ってみた。
そこは、バラナシの電気街だった。
トラックに積んだ液晶TVをおろしていたのはサリーを着た女性だった。
(電気店の間に挟まってあった自転車屋。
故障したら必ず修理して、トコトン使っている。
だから、めったに新しい自転車は見なかった。)
その電気街には珍しく、男用の公衆トイレがあった。
これだけの人数がいるインドで公衆トイレは極端に少ない。
本当にビックリするが、平気でその辺でしてしまう。
それも、陰に隠れてではなく、平気でするのである。
昔の日本もそうだったけど、豊かになるまで、なかなかそういう公衆マナーは浸透しないものだ。
そのトイレの後ろが写真の廃ビルである。
工事中というわけでもなく、ただ建っていた。
バラナシではまず見かけない巨大ビルがなぜか廃墟なのである。
(つづく)
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