祭日の午前中、すこしでも走ろうと朝早く起きて品川に向かい、7時から走り出しました。
(写真は品川駅内にある電車ポスト)
まず、駅のコンビニで赤飯の握り飯と野菜ジュースを購入し、八重山橋まで歩きながら食事をしたのですが、途中で地図を忘れたことに気づきました。
今日は軽く走るつもりでしたので、ザックでなくウエストポーチできたのですが、それが間違いの元でした。
ザックに入れっぱなし。
今日は、なんとなく野生の感をフル活動させて旧東海道を探しながら走ることになりました。
(20代のころは、あたかも体内GPSがあるかの如く、今自分がどこにいて、目指す目的地へはどういけばよいか、なんぞは簡単にできるのがアタリキシャリキのコンコンチキだったが、今では年齢とともに方向音痴になりつつある・・・ふぅっ~。)
この辺の東海道は昔の海岸線だったはずだから、道もスムーズな曲線を描いていて、急に曲がることはないだろうから、まず間違うことはないだろうと思い走りだしました。
品川宿のあたりは、東海道をぶらぶら歩く観光客を意識した店が多いいです。
和菓子の店、そば屋さん、海苔屋さん、等々、綺麗で古く見えるのですが、実のところは新しい建物である見かけだけが洒落た感じのお店が多いように思われ、自分としては歴史の感じられる本当の旧東海道を見たいので灰色の溜息がでてしまいます。
なかなか昔ながらの昭和レトロ、大正レトロな建物はなくて、かなり減ってしまっているようでしたが、それでも所々には「オオッ、いい感じ!」と思うような私好みの建物がありました。
とくに、昭和レトロな銅版葺きの建物はいいですね。
銅版はきれいな緑青になるまで10年くらいかかるらしいですが、落ち着けば、それ以上腐食は進まず、意外に耐久性があると聞いています。
でも住んでる人は大変かもしれませんね。
補修するにしても、古さを生かしてやってくれる職人さんはなかなかいないでしょう。
なかには、「なんだろう?」と思うような建物も・・・。
建物の両脇に潜望鏡のような煙突?がついてます。
そして「ショウワ・ネオン」の看板???
この辺は、お寺も多くて、ゆっくり歩いて観光しながら行くのもいいと思います。
お寺が多いのは遠くから旅をして江戸寸前にして行き倒れた人たちが多かったからでしょうか?
お寺だけでも全部みたら、品川宿だけで丸1日かかるでしょう。
そして、「泪橋」がありました。
山谷の泪橋ではなく、別のナミダバシ。
この川が三途の川のようであって、本当に悲しい涙の橋・・・
そして、下の写真がその鈴ヶ森刑場。
東京の心霊スポットで、よく幽霊がでるといわれる所です。
鈴が森刑場では、なんと10~20万人の人々がここで処刑されたそうですが、死刑の方法は様々であり、磔にされて串刺し、火炙り、斬首などなど残酷極まりない事がこの刑場でおこなわれてきたとのこと。
大きな公園のようになっているかと思いましたが、道の傍らにひっそりと小さく刑場跡はありました。
昔はかなり広かったらしいです。
なんとなく走っていたら、気づかずに通り過ぎてしまうかもしれません。
下の写真左側は、台石に四角い穴と、写真右側の台石には丸い穴があいているものなのですが、左は木の角材を差し込む磔用の台石の穴で、右は火あぶり用の鉄の磔棒をさしこむ台石の穴です。
あの八百屋お七が生きながら火あぶりされたところです。
この2つの石が罪人の血や涙や脂を吸っていたと思うとゾッとします。
その時の天気は、清々しい初秋とはいえ、まだまだ日差しも強くて、緑の木々にギラギラ差し込んで、かなり暑い感じでしたが、このあたりだけは首筋が妙に寒くなるような感じで、なんだか落着けない感じでした。
刑場には鎮魂のための小さなお寺がありましたので、思わずお賽銭50円玉を投入、拝んでしまいました。
ご冥福をお祈りいたします…
(つづく)
当ブログは若者の自立を支援する団体、NPO法人ネイチャーズを応援しています。
NPO法人ネイチャーズは、走Run会名誉会長、ウィンドサーフィンの師匠の山下光哉さんが運営する若者のためのNPO。
悩める若者や親御さん、是非お御問合せください。丁寧に対応してくれると思いますよ。
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(写真は品川駅内にある電車ポスト)
まず、駅のコンビニで赤飯の握り飯と野菜ジュースを購入し、八重山橋まで歩きながら食事をしたのですが、途中で地図を忘れたことに気づきました。
今日は軽く走るつもりでしたので、ザックでなくウエストポーチできたのですが、それが間違いの元でした。
ザックに入れっぱなし。
今日は、なんとなく野生の感をフル活動させて旧東海道を探しながら走ることになりました。
(20代のころは、あたかも体内GPSがあるかの如く、今自分がどこにいて、目指す目的地へはどういけばよいか、なんぞは簡単にできるのがアタリキシャリキのコンコンチキだったが、今では年齢とともに方向音痴になりつつある・・・ふぅっ~。)
この辺の東海道は昔の海岸線だったはずだから、道もスムーズな曲線を描いていて、急に曲がることはないだろうから、まず間違うことはないだろうと思い走りだしました。
品川宿のあたりは、東海道をぶらぶら歩く観光客を意識した店が多いいです。
和菓子の店、そば屋さん、海苔屋さん、等々、綺麗で古く見えるのですが、実のところは新しい建物である見かけだけが洒落た感じのお店が多いように思われ、自分としては歴史の感じられる本当の旧東海道を見たいので灰色の溜息がでてしまいます。
なかなか昔ながらの昭和レトロ、大正レトロな建物はなくて、かなり減ってしまっているようでしたが、それでも所々には「オオッ、いい感じ!」と思うような私好みの建物がありました。
とくに、昭和レトロな銅版葺きの建物はいいですね。
銅版はきれいな緑青になるまで10年くらいかかるらしいですが、落ち着けば、それ以上腐食は進まず、意外に耐久性があると聞いています。
でも住んでる人は大変かもしれませんね。
補修するにしても、古さを生かしてやってくれる職人さんはなかなかいないでしょう。
なかには、「なんだろう?」と思うような建物も・・・。
建物の両脇に潜望鏡のような煙突?がついてます。
そして「ショウワ・ネオン」の看板???
この辺は、お寺も多くて、ゆっくり歩いて観光しながら行くのもいいと思います。
お寺が多いのは遠くから旅をして江戸寸前にして行き倒れた人たちが多かったからでしょうか?
お寺だけでも全部みたら、品川宿だけで丸1日かかるでしょう。
そして、「泪橋」がありました。
山谷の泪橋ではなく、別のナミダバシ。
この川が三途の川のようであって、本当に悲しい涙の橋・・・
そして、下の写真がその鈴ヶ森刑場。
東京の心霊スポットで、よく幽霊がでるといわれる所です。
鈴が森刑場では、なんと10~20万人の人々がここで処刑されたそうですが、死刑の方法は様々であり、磔にされて串刺し、火炙り、斬首などなど残酷極まりない事がこの刑場でおこなわれてきたとのこと。
大きな公園のようになっているかと思いましたが、道の傍らにひっそりと小さく刑場跡はありました。
昔はかなり広かったらしいです。
なんとなく走っていたら、気づかずに通り過ぎてしまうかもしれません。
下の写真左側は、台石に四角い穴と、写真右側の台石には丸い穴があいているものなのですが、左は木の角材を差し込む磔用の台石の穴で、右は火あぶり用の鉄の磔棒をさしこむ台石の穴です。
あの八百屋お七が生きながら火あぶりされたところです。
この2つの石が罪人の血や涙や脂を吸っていたと思うとゾッとします。
その時の天気は、清々しい初秋とはいえ、まだまだ日差しも強くて、緑の木々にギラギラ差し込んで、かなり暑い感じでしたが、このあたりだけは首筋が妙に寒くなるような感じで、なんだか落着けない感じでした。
刑場には鎮魂のための小さなお寺がありましたので、思わずお賽銭50円玉を投入、拝んでしまいました。
ご冥福をお祈りいたします…
(つづく)
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NPO法人ネイチャーズは、走Run会名誉会長、ウィンドサーフィンの師匠の山下光哉さんが運営する若者のためのNPO。
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