ベルのきもち

日常のささやかな幸福感を書いていきたいと思います。

もうひとりのタイピスト

2021-01-16 16:14:00 | 本の紹介



byスーザン・リンデル。吉澤康子訳。東京創元社。
舞台は1924年、禁止法が施行されていたニューヨーク。第一次世界大戦後、当時、景気もよく女性に参政権が与えられ、断髪(ボブカット)が流行したころ。ローズは警察署でタイピストとして働いていた。彼女は孤児院で育ち、品行方正、地味で貧しかった。ある日、新しいタイピスト、オーダリーがやってきた。彼女は洗練されていて美しく、職場の男たちだけでなく、ローズさえも魅了した。オーダリーは裕福で身につけるもの、食べるものは最上、タクシーで通勤、一流ホテルのスィートルームに住んでいた。オーダリーはローズに近づき、ふたりは親友同志になった。やがてローズはオーダリーとホテルに住み、行動をともにし・・・オーダリーの犯罪に巻き込まれていく。

さて、別の日のベル。








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