台風が来ているので、塗装ブースが使えない (排気口を窓の外に出せない) ので、有紀影の作製は一時ストップせざるを得ない
で、他の物の作製を進めていくことにした
モノはこれ、マクロスΔの 1/72 VF-31J ハヤテ・インメルマン機だ
ついでに初心者向けの作製ガイドなどをやってみようと思う
先ず、ランナーからパーツを切り出す
ただし、下の写真のようにパーツから遠いところで切ること
この時もう片方の手でパーツをしっかり持って、残ったゲート部分にパーツの重さが掛からないよう気を付ける
でないと、パーツの重みで残ったゲート部分がちぎれたりするからね
そうなると後処理が大変だったり、下手をするとパテ埋めをしなけりゃならなくなるよ
次に良く切れるニッパーで残ったゲート部分を切り落とす
この時下の写真のように、ゲートが少しだけ残るように切る
これがゲートを白化させないコツみたいな物だ
で、残ったゲートをデザインナイフで削り、ヤスリで綺麗に仕上げる
デザインナイフで削り過ぎないように気を付けること
どうせヤスリで仕上げるんだから、ちょっと山状に残る位で大丈夫
デザインナイフで削るのは、ヤスリがけが少なくて済むようにするのが目的だから
下の写真の右がゲート処理が終わった物で、左が処理前の物
やっかいなのは下の写真のように太いゲートが付いている場合だ
その時は下の写真のように多めに残して切り落とす
で、下の写真のようにデザインナイフで少しずつ削り落とす
一気に切ろうとすると、白化したりえぐれたりするから注意
後はヤスリで処理すればOK
次は合わせ目消しの方法
下の写真のようにほんの少し隙間を空けて、そこに流し込み接着剤を流す
二回ほど流し込んだらぎゅっと力を入れてパーツをくっつける
下の写真のように合わせ目からむにゅっとプラスティックが溶け出せば成功
下の写真のように大きい物は、何回かに分けて合わせ目消しを行うのも有り
このコンテナユニットの場合、右側から3回に分けて合わせ目を消している
出来れば洗濯ばさみ等で暫く抑えておくと良い
小さいパーツだったらそこまでしなくても合わせ目は消せるよ
後はそのまま3日ほど放置
焦って削ると暫くして合わせ目が引けて出てくることがあるからね
因みに "白蓋" の接着剤を使った場合、一週間は放置しないといけない
で、次はパーツのフィッティング
下のパーツ、反対側から見たり、光に透かしてみると結構隙間が空いている
それを削ったり盛ったりして隙間が無くなるように合わせていく
下の写真のように、スキマが殆ど無くなればOK
今日の作業でフィッティングが終わったパーツを仮組み
まぁ、ヘッドパーツは硬化時間が掛かるので、まだ継ぎ目を削っていない
ヘッドパーツも胴体と綺麗にラインが繋がるように、下にプラ板を入れて角度を調整したりと、あちこち調整している
本来仮組みってのは、全体のフォルムを見て取り付け位置を調整したり、何処のフィッティングを調整すれば良いか、何処をどういじれば更に良くなるかを見るために行う物だ
こうやって少しずつ全てのバーツを合わせていくんだ
業界3位の精度を持つハセガワでも、綺麗にフィッティングしようとすると結構手が掛かるし、それなりのテクニックが要る
私がバンダイ、タミヤ、ハセガワの三社を初心者に勧める理由がこのパーツ精度にある
ハセガワですら綺麗に作ろうとすると、それなりのテクニックと労力が必要なのだ
それ以下のパーツ精度のメーカーだと、フルスクラッチが出来るような腕と労力が掛かる
スケールモデルを作りたい場合はタミヤかハセガワなんだけど、タミヤの方が組易いと言うか、加工が少なくて済む
但し、最近はタミヤやハセガワの物として売っていても、中身はイタレリ製だったりするので注意が必要
イタレリ製の物がそんなに精度が悪いわけでも無いんだけど、ハセガワより少し悪い位の精度なので、何とかなるって言えばそうなんだけどね
その前にスケールモデルはガンプラと違って全塗装が前提って所が有る
物によっては色プラでパーツが構成されているのもあるけど、ガンプラほど親切では無い
ある意味、ガンプラがテクニックを磨くのに最適なんじゃ無いかとも思う
素組みで組んで、スミ入れをしてトップコートを吹けばそれにりにカ仕上がる仕上がる
ただ1つ気を付けないといけないのは、バンダイは元々おもちゃメーカーだったためか、組んだ後も動かして遊ぶことを前提にしており、その為にパーツ数も多く、ゲート処理が大変になる
他のメーカーは、作り上げた物は飾って楽しむことを前提にしており、設計思想が全く違う
どちらを選ぶかは購入者次第だけど、まずは造りたい物を付くこと、そして作り上げが大事が大事事だと思う
まぁ、作りかけの物を多数放り出してる俺が言っても説得力は無いが・・・ww