Junky Monologue

   ひとりよがりな趣味のお話し。

   JunkなものしかないJunkなブログでございます。

ダクト径の重要さに気づく

2012年10月14日 16時18分13秒 | スピーカー
前回径を細くしたダクトの長さを更に調整。微妙な調整だだが、音質はかなり改善された。
低域の量感とディテール感が両立、今まで作ったスピーカーで一番良いと思える処までやっと辿り着けた感じである。
やっとクラシック専用機と言えるようになってきたか?。



お気に入りのアルバンベルクカルテットのブラームス弦楽四重奏を聴くと複雑なチェロのメロディーラインについ耳が吸い寄せられてしまう。



チェロというのは本当に帯域の広い楽器で弱音で鳴る最低域の音になると今までは音階まではよくわからなかったのがはっきり聞き取れるようになった。
これはほんとに気持ちが良い。


それにしてもダクトの径がこんなにもデリケートなものだとは・・・。
で、調子にのって去年作ったMarkAudioのCHR70を使った4号機のダクトもついでに改修。



写真にある通り最初は単に見栄えだけの理由でダクトを2本にしたのだが、
ユニットの振動板面積に対しダクトの開口面積が広すぎることが後でわかり、片側を塞いだ経緯がある。
それを更に細くすると・・・う~ん、こっちも相当に違って聴こえる。
今までの輪郭のややボヤけた欲求不満気味な低域がハッとするほどスッキリした。
やはりこちらも本来関係のないはずの中高音までスッキリしてくるから不思議なものだ。
このスピーカーはごく普通のシンプルなバスレフ構造なのだが、50hzくらいまで普通に聴こえるようになってしまった。
元々キレイな音色を持ったユニットではあったが、力感のある迫力を感じさせるユニットではないと思っていたのだが、全く認識を誤っていた。値段も普通に普及価格帯だしそれを考え合わせるとかなり優秀なユニットだったのだ。

そうなるとなんだか今まで作ってた箱の意味がよくわからなくなって来るが、まぁ~それ自体がお遊びだって事で(笑)。