数年前から毎年2~3回タイから客人(お嬢2人連れ)がやって来る。
愚息が学生時代にタイへ鉄旅行に行った際に知り合ったお嬢たちである。
数年前の初訪日以来、訪日の度にお土産満載でウチへ立ち寄りに来る。
よほど日本がお気に入りらしく、既に十数回の訪日歴を持ち、1回の滞在期間がいつも2週間前後と割合長い。
従って日本国内の名所観光地については私なんかよりうんと詳しい。
どんだけセレブな連中なのよと思ってしまうが、二人のうち一人はごく普通のOL、もう一人はバイクショップ営む個人商店の娘。割合ごく普通の人たちなのである(バンコク都市部と農村部の格差はあるにしても)。
で、何を言いたいかというと、
タイというとまだまだ東南アジアの発展途上国というイメージが一般的で日本より格下に見てしまう人も多いと思うけど、
ほんとうにそうなのか?という・・・。
検証その1:現役の勤め人で毎年3回以上2週間以上の長期休暇をとれる人はどれだけいますか?
検証その2:日本と同等もしくは各上的に見える国(西欧諸国?)に毎年3回以上『観光旅行』に行ける人はどれだけいますか?
これをクリアできる人は日本では相当に恵まれたセレブな領域の人と言って良いですよね~、それとも私が貧乏暇無しなだけ?。
どっちにしてもこういうのは生活感覚としてタイの方が日本より格上ということになりゃしませんか。
全ての領域でそう言える訳ではないにしても・・・これはちょっとショックでしょ。
これって今の我々日本人の日常感覚が間違いなく世界の変化にうまく乗れてないという証左に違いないでしょ。
井の中の蛙かただの世間(世界)知らずってやつ・・・これが国際感覚となると一番危ない・・・嘗ての歴史の通り。
にもかかわらず現下の我が日本では・・・些末なことを、それも些末な側面でだけで大騒ぎしてる某領域に鑑みると、もはや沈没への道まっしぐら・・・?。
それとも穏やかな衰退ならまだマシってことなんでしょうか?
まっ、どうでもいっちゃ、どうでもええですけど(ヤケ)・・・もうちょっと自覚的になれないもんですかね。
いやはやちょっと脱線し過ぎ。
その訪日タイ人お嬢二人連れですが、先週の日曜日街中でのお買い物に疲れたのかごく近場で景色のキレイな処はないのかというので十数年ぶりに見に行った(連れて行った)のが宮ケ瀬ダム。
ウチから車で30分程度で周辺に広くてキレイな公園もあるのでウチの愚息がまだ小さかった頃よく出かけた場所でもあります。
下から見上げると結構迫力があります。
ゲームオブスローンズの氷の壁を連想してしまう私って・・・いや設定では氷の壁の方がこの10倍は高いはず・・・ドラゴンが飛んで来ないかと妄想したりして(笑)。
それでもダムの上から下を見下ろすとやっぱり足がすくみます(左)。
意外に幅広のダムの上面(右)
で、ダムの上下を結ぶこんな乗り物が・・・建設中に大型ダンプを上げ下げした施設をそのまま流用しているらしい。
インクラインと呼ぶそうですが、ケーブルカーそのもの。
天気がイマイチ良くなかったけど、やっぱり時々はこういう景色が良くて視界の開けた場所に行くべきだと思いつつタイのお嬢二人組とお別れしたのでした。
なんと7月末にまたやって来るとか・・・なんとも羨ましい限りのお嬢たちであった。