Junky Monologue

   ひとりよがりな趣味のお話し。

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久々にスピーカー(その後の13cmウッドコーン)

2019年05月12日 16時32分18秒 | スピーカー
1年前に作った密閉型の箱に使用していたParcAudio13cmウッドコーンをJPS四つ穴方式の箱へ移植した。
実はこの移植は今年の正月休みに行っていたのだが、記事にしとくほどの事でもないような気もしたり・・・
しばらく使ってみないと評価も安定しないという事で・・・。



密閉型も特に悪かった訳でもなく、良く言えばモニター的で特性的には一定フラットっぽい音がしていたのだが、
なんか物足りなくて気が付くとほとんど鳴らさない事が続いていた。
でもこの高価なユニットをこのまま使わずにいるのは勿体無いと考えたのは良いが、新たな箱を作る気力が湧かない。
では、手元の資産を使って手っ取り早く試してみようと・・・。
幸いこの箱はかなり大きめの容積で作ってあり、13㎝ウッドコーンにちょうど良さそうだったので。

以前、容積調整して同じParcAudioの10cmウッドを入れて使ったりもしていたが、13cmと10cmは似てるようで全然違います。
まぁ~お値段も3~4割高いので、当然といえば当然やけど・・。

結果的にこの自作2号機にあたるJSP方式の箱は最も頻繁にユニットを取り換えた箱になってしまってまいました。

最初はFF125K(これは今にして思えば相性が今ひとつだった)
次に10cmウッドコーンのDCU-F121W(これなかなり相性が良かった)
3番目にMarkAudioのCHR-70v3(これも悪くなかったけど、ちょっと音が人工的に感じはじめ・・・密閉型の実験のせいかも)
で、今回のParkAudio DCU-F131Wとなり4回目の交換。

それにしてもドライバーユニットという奴は箱によってがらりと音の性格が変わります。
密閉型の時と比べると低域が持ち上がりローエンドが伸びてくるのは当然ですけど、高域もス~ッと伸びるようになりました。
高域は箱の性格にはあまり左右されないのではと思ってましたが、背圧の違いとかで変わってくるんでしょうかね。
どちらかと言うとソフトな傾向の音だったのがかなりクリアな性格になり好みな感じになりました。
密閉式で使っていた時よりディテールがしかっりしていて解像度が上がった感じです。
やはり背圧が少なくなったおかげなんでしょうか。

低域のライブ感はFE126Eバックロードホーンの方に軍配が上がるものの、ひずみ感の少ない綺麗な音であります。
低域の再現性については多分にダイナミックレンジの違い(箱の構造とユニットの性格が真逆)によるものと思われるので比較対象自体が苦しいところ。
まったく同じ傾向の音になっても楽しくないので、これはこれで大歓迎な結果となりました。

今のところこの13cmウッドの四つ穴方式とFEのバックロードがあれば他のスピーカーの存在価値が薄くなってしまったり・・・。
そんなこんなで個人的な満足度がかなり満たされてしまったため、しばらく次のスピーカーまでは長いお休み状態になってしまいそうです。

せっかくの10連休だったのに・・・

2019年05月08日 23時48分06秒 | 音楽
束の間の解放感に油断してしまったのか、風邪をこじらせて寝込んでしまった。
連休前に若い社員に「連休は何する予定ですか?」と聞かれ、冗談半分に「寝たきりやね。」と答えてたのが本当になってしもた。
特に旅行とかの計画があった訳でもなく、元々根っからのインドア人間なので丁度良かったと言えばそうなんやけど・・・昔から何故か体調を崩すのは必ず連休中という悪循環が・・・そんな仕事人間のつもりは全然ないんやけどね。
って言うより、単に日頃の行いが悪いだけってか・・・インドアな計画だけは密かに考えとったんやけどな~。もったいないことした。

それにしても、休みになると自作スピーカーの爆音(適度な)に浸るが唯一の愉しみなのに、
物理的に体力を奪われるとそんな気力すら失せてしまうんですね~。

ちょっとでも『熱量』を感じてしまうような音楽はまるで聴く気になれません。
じゃあ~、『熱量』のない(限りなく少ない)音楽があるのかって言うとこれがなかなか難しい。
熱量ってのにも色々あって、単に静かな音楽なのかと言うとまったく違う。
こういう時にクラシックは全滅やね、音的に静的なものでも作曲家や演奏家の執念みたいなもんが必ずついてくる。
あるいは『熱量』を避けるという執着自体が『熱量』になるというアイロニー・・・。

で、やっと見つけたというか、おおよそ30年ぶりに持ってたのを思い出したのがコレ。

ボサノバの原点、名盤中の名盤。

アストラッド・ジルベルトの歌声は当然やけど、ジョアン・ジルベルトの声がなんとも心地よい。
若い時に初めて聴いた時はそこはかとなく漂うセレブ感みたいなのが気持ち良かったり悪かったりしたもんですが、
とにかく力を抜く、『脱力』ってのにこんな深い価値があるとは・・・今やっと気が付く事ができました。

ついでに『脱力の帝王』と言えばこの人とか・・・

言わずと知れたチェット・ベイカー。当時売れ過ぎたせいかドラッグに溺れ、辛そうな人生を送った人ではありますが、
ご本人はこの『脱力』の意義に気づけなかったんでしょうかね。
Wikipediaによるとジョアン・ジルベルトはこの人の歌い方をマネしたってありますが、ホンマでしょうか?。

でもやっぱ、あたしゃ、アストラッド・ジルベルトがええなぁ~。