Junky Monologue

   ひとりよがりな趣味のお話し。

   JunkなものしかないJunkなブログでございます。

タミヤ1/35 M51スーパーシャーマン その3

2022年04月30日 15時54分44秒 | プラモ(IDF車両)

基本塗装を行いました、ベタ塗り2回目終了後です。

イスラエルの車両というとメルカバに代表されるようなシナイグリーンとかシナイグレイとか微妙な色がイメージされますが、このシャーマンの場合どうもそのイメージが伴いません。

メルカバが登場した1970年代末ごろの塗装色と第3次~4次中東戦争の頃の塗装色は色味が違うような気がしたり・・・。

特に資料探しはしていませんが、あてにならない当時のカラー写真から受ける印象ではそんな気がしたりです。

よくわからないので、勝手な解釈でいわゆるサンド色に近い感じで調色しました。

デザートイエローにダークイエローとバフ(全てタミヤアクリル)を混ぜました。

で、いつものようにドライブラシを行いました。

こういう色気のドライブラシは難しいですね、ほとんど違いがわかりません。

ドライブラシ用の調色はフラットホワイトを混ぜたり相当に明るい方向に持って行ったのですが、

擦ってみると元の色に馴染んでしまってよくわからなくなります。

元の基本色をもっと暗い色にしておくべきだったのかもしれません。

これ以上明るい方へ持って行くと違和感が強くなりそうなので、

これぐらいにして後はウェザリング任せにするしかないかもです。

こんなやってもやらなくても良いような作業にほとんど1日かかってしまいました。

次に砂漠色をやる時はうんと暗い色からスタートするようにしたいと思います。

ま、今回は貴重な教訓を獲得できたという事で良しとしておきましょう。

履帯も基本塗装を行ってます。

表側はいつものオリジナル調色ベタ塗りです。

グローサーの接地部分はあとでクロームシルバーを擦り付けておきます。

内側はゴムパッド付きなのでラバーブラックで塗り分けておきました、これが超面倒臭いです(笑)。

ほんと米軍の履帯は贅沢な作りをしています。

大戦中からベアリング付きダブルピン&ダブルブロックです。

こんな工程の複雑なものを文字通り捨てるほど量産していたのですから凄いとしか言いようがありません。

そんなこんなで本日は力尽きました(笑)。

 

本日のBGMはいつもと一味違います。

サザンもユーミンもこの人には敵いません(笑)。

日本のPOPミュージックの最高峰です。


タミヤ1/35 Ⅲ号突撃砲G型フィンランド仕様 その2

2022年04月27日 23時05分21秒 | プラモ(芬軍車両)

以下日曜の夜から昨日の夜までの作業報告・・・。

車体下部&転輪回りを先に塗装しました。

ツェルツェンを外し、車体側面下部に増加装甲を取り付けたのがフィンランド仕様の特徴だそうです。

塗装の方はどうせ完成時はあまりよく見えないし、更に泥だらけにするつもりなのでかなり荒い状態のママで良しとしてます。

何故先に塗装したかというと、主砲基部を接着固定するためには車体上部を先に固定しないといけない仕様になっているためだったりします。

履帯の弛みを工作する都合もあり車体上部を固定する前に基本塗装しておかないと面倒臭くなってしまいそうだったのでした。

前方(左)から2本目の真鍮線が左右分離されているのは、この間に主砲基部が固定されるためです。

車体上部を接着後、主砲基部も接着固定しました。

比較的最近のキット(2010年リリース)にしては珍しく履帯が内側で剥き出しになってしまう処、ちゃんと蓋をしてます(白い部分)。開いたハッチの隙間から履帯が見えたりすると興醒めなので。

 

おまけ、

塗装乾燥待ちの間にネルソンの甲板を塗装したり・・・

AFVや飛行機とは違う感覚を要求されそうです。

 

本日のBGM

引き続き、シベリウス(半分はシェーンベルクですが)。

今度はヴァイオリン協奏曲でありました。

ヴァイオリンはヒラリー・ハーンお嬢さま。

重苦しくなり過ぎないのが良いです。


タミヤ1/35 M51スーパーシャーマン その2

2022年04月23日 16時34分57秒 | プラモ(IDF車両)

ドライバーズハッチのペリスコープを開状態にします。

まずは、閉状態のモールドを削り取りました。

分かりにくいですが、右横にあるのが透明ランナーの端材から削り出し中のペリスコープパーツ。

あとから気が付いたんですが、普通に三角プラ棒買ってくれば良かっただけじゃなかったかと・・・。

透明である必要も特にないですし・・・、ま、こういう遊びだと割り切りましょう(笑)。

とは言え、小さいので削り出しは思ったよりたいへんです。

途中写真を撮り忘れてしまいましたが、プラ板で蓋の部分を付け加えて、こんな具合です。

実はこれは2回目の制作、最初に作ったのは背が高過ぎてペリスコープガードが浮いてしまうという事態に。

小さ過ぎて仮止めが出来ず接着しちゃってたので大騒ぎに(笑)。

なんとか引っぺがして再制作というすったもんだがありました。

塗装してしまえば、それなりに見えるでしょう。

これでイケイケコマンダーが乗り込んで来ても大丈夫じゃないかと。

一応、車体と砲塔に鋳造肌を追加。

このキットは一応鋳造肌がモールドされています。

それもスケール的にはかなりリアルでいい感じではあるのですが、

やっぱり模型的にはちょっとばかし誇張が欲しいと思い付け足しました。

塗装してどうなるかはよくわかりませんが、これもお遊びの内という事で・・・。

以前のチーフテンの時と違って面積が広いのでちょっと疲れました。

これもまたお決まりのお手軽追加工作ですが、各ハッチの取っ手をホッチキスの針で作り直してます。

更にお決まりお遊びの追い打ち、各ハッチを開閉可能にしました。

真鍮線をシャフトに使うのが普通ですが、私はズボラに伸ばしランナーでやってます。

耐久性には若干難ありです・・・(汗!)。

そんなこんなで本日はここで力尽きてしまいました(笑)。

そんでもって、コマンダーズハッチ裏のペリスコープもデッチアップが必要でしょうかね?。

 

本日のBGM

2007年のジョニ・ミッチェルトリビュートアルバム。

ノラ・ジョーンズや、ジョニ・ミッチェルご本人、なんとティナ・ターナーもゲストで歌ってます。


タミヤ1/35 M51スーパーシャーマン その1

2022年04月20日 23時48分23秒 | プラモ(IDF車両)

Ⅲ突の記事をアップした日曜日の夜、スーパーシャーマンの足回りを組み立ててました。

ところで、このキットのフィギュアはイケイケのコマンダーで、明らかに進軍中か作戦行動中のシーンであります。

が、ドライバーのフィギュアがないのでドライバーのハッチは閉じるしかありません。

で、ドライバーズハッチのパーツはと言うと・・・、

ペリスコープが閉じた状態でモールドされていますが、これはえらい矛盾であります。

せめてドライバーズハッチのペリスコープは開いた状態にしたい。

そこでちょっと手遅れにならない内に少しは実車の様子を見て置こうと・・・、

YouTubeにこんな動画がありました。

今回のタミヤキットとは若干タイプが違いますが、ハッチやペリスコープは同じはず。

ありました、ペリスコープのアップ画像です。

砲手用のペリスコープですが、ドライバーズハッチも同じもののはずです。

これらの写真を元に手を加えようと思います。割と簡単な工作で出来るかもです。

ま、いつもの通りのご都合主義デッチアップで済めば良しでありますが、肝心の工作は次回の予定であります(汗!)。

でもって昨日の夜、砲塔まで組み立てました。

今回はここまでですが、車体に比してアンバランスに長い砲身の異様さは、

写真で見るより立体的な模型を直に見た方がよくわかります。

で、ここまで組み立てて車体と砲塔の鋳造肌の再現を忘れていたのに気が付きました。

モチベーション低下気味の今日この頃・・・さて、どうしましょう(汗)。

 

本日のBGM

クラシックのジャケットは時々こんな意味の分からないのがあったりします。

エリック・サティーでありました。

極限まで少なくされた音数で構成された不思議な世界観が面白いです。


タミヤ1/35 Ⅲ号突撃砲G型フィンランド軍仕様 その1

2022年04月17日 17時13分58秒 | プラモ(芬軍車両)

IDFシャーマンに少し手を着けちゃったり、一旦AFVから離れようかと思ったり、

どうしようか迷ったのですが今日のところはコイツで行くことに。

車体が6割ほど組み上がり。

普通のタミヤキットと違って転輪とアイドラーがポリキャップ式になっておらず接着しないといけません。

なので着脱自在というベルト式履帯の利点をあまり生かす事ができず・・・。

というのは車体下部まで迷彩塗装が必要なので履帯と転輪を組付けると塗装の邪魔になるので、今はまだ仮組状態で転輪もアイドラーも固定していません。持ち上げると分解します。

起動輪だけがポリキャップ式になってます。

素組が基本方針ではあるのですが、少しだけ手を入れました。

機関部左右にあるルーバー(吸気用なのか排気用なのかは知りません)ですが、組説では別売のPEを貼り付けることになってます。

が、わざわざ買って来るのも?なので、ジャンク箱の中にあったナイロンメッシュで代用しました。

車体後端裏側にも同様な場所があります。

実車とはだいぶ異なるでしょうけど、気にしません。

こういう遊びです、遊び。

ってところで、本日はここまででした。

次はもしかするとIDFシャーマンとの二正面作戦になるかもです。

初艦船も気になってます・・・。

 

ところで、このフィンランド軍が使用したこの車両が何故ナチスの鍵十字を付けているのか?

いきなりですが、歴史のお勉強です。

第1幕 冬戦争

冬戦争 - Wikipedia

第2幕 継続戦争

継続戦争 - Wikipedia

第二次大戦期は、単にナチスドイツや我が日本など枢軸国と連合国の関係だけではなく、現代に繋がる西側VS東側の対立も既に加わっていて、想像よりうんと複雑な構造を持っていた事がわかります。

ソヴィエトロシアだけでなく米英仏さえも、大国は昔から勝手なものでシワ寄せはいつも周辺の小国に現れるようです。

現下のウクライナへのロシアの侵略戦争と第二次大戦期にあったフィンランドに対するソヴィエトロシアの戦争との間に共通性は有るようで無いようでよくわかりませんが、ひとつだけロシアのご都合主義な正義に基づく汚く悪辣なやり口と相手を甘く見たことだけは共通しているようです。

てな事で本日のBGM

シベリウス。フィンランドと言えばこれしかない。

有名なフィンランディアと交響曲2番

独特の悲壮感と高揚感と美しさ。

ついでにシベリウスについては↓コチラ

ジャン・シベリウス - Wikipedia


お次をどうする?

2022年04月15日 01時34分04秒 | プラモ(その他)

お次は何を作るか・・・おフランスばかり続けるのもしんどくなるので、目先を変えて昨年暮れから順番待ちになっていたスーパーシャーマンに手を伸ばしたのは一昨日の夜。

車体下部だけ箱組みしたのですが・・・。

昨日の会社帰りに止せばいいのにヨド新宿にまたまた寄ってしまい・・・。

Ⅲ号突撃砲G型フィンランド軍仕様・・・第二次大戦中にスターリンロシアの侵略を2度に渡って食い止めたフィンランド、これはその後半戦の主役。ある意味時事ネタで・・・。

もうひとつあります。

これまたけったいな形の英海軍戦艦ネルソン、ずっと以前から初艦船はコレと決めてはいたのでありますが・・・。

こんなのも在庫中だったり・・・。

またしても脳内抗争の泥沼に嵌まってしまったようです(笑)。

 

以下、今後の物欲リスト

1/35AFV

Ⅳ号G型

Ⅳ号F型

BT-42

M26パーシング

UEトラクター

KV-2

上記全てタミヤ

八十九式中戦車(ファインモールド)

九十五式軽戦車(ファインモールド)

 

1/72飛行機

スツーカ(エフィックス)

シュトルモビーク(タミヤ)

B25ミッチェル(ハセガワ)

EA-18Gグラウラー(ハセガワ)

1/700WL

戦艦三笠(ハセガワ)

秋津洲(アオシマ)

その他多数・・・

 

お小遣いが圧倒的に足りないし・・・。


タミヤ1/35 B1bis 最終回

2022年04月10日 14時43分06秒 | プラモ(仏軍車両)

昨日の記事UP後、更に徹底的に汚れを重ねました。

なんだかんだとやり過ぎでありますが、従って何をどうしたか自分でもわからなくなりました(オイッ!)。

笑ってやっていただければ幸いでございます。

今回は趣向を変えて、嬉れし恥ずかし細部アップから行きます。

面白いというかちょっと仰々しいアンテナですが、

スターウォーズだったら防御シールド発生器になっていたでしょう(笑)。

鋳造製の砲塔は上下パーツの継ぎ目があるはずなので、接着ラインを消さずにそのままにしておきましたが、

やっぱパーティングラインにしか見えまへん、ちゃんと加工しとかんとあかんですね(汗!)。

 

おかしな形の車両ですが、重量31t、1940年時点では最も重い戦車だったそうです。

最大装甲厚60mmはその時点での最重装甲で当時対戦車砲の主流だった37mm砲では歯が立たず、十数発の命中弾を受けながら意にも介せず迫ってくるので独軍はパニックに陥ったそうです。

でも歩兵直協の古い考えから抜けられず分散配置されていたせいで結果として多勢に無勢だったようです。

では、以下それ行けサーバー容量無駄遣い(笑!)。

前回のR35と、カルガモ親子です(笑)。

同じ用兵思想から生まれたイギリスのチャーチルと。

同じ歩兵直協ですが、たった数年の違いで随分大きくなって約10t以上も重くなってます。凄いもんです。

 

本日のBGM

安心安全のウインウッド先生!、渋くて気持ち良いです。


タミヤ1/35 B1bis その4

2022年04月09日 15時56分39秒 | プラモ(仏軍車両)

デカールを貼りました。

前回のR35の時と違って特に醜いシルバリングは起きませんでした。

凸凹面にもなんとか馴染んでくれてます。

タミヤのデカールは割とこんな感じなんですけどね・・・。

塗装面とのツヤ感が違ってますがウェザリングすれば落ち着くでしょう。

で、白状すると今回のマーキングはウソついてます。ほんとはハートじゃなくてダイヤでないといけないのでした・・・ハートを貼りたかったので・・・(汗!)。

以下ウェザリング前の記念撮影です。

 

で、いつものようにパステル粉混合エナメル溶液で軽く全体をウォッシングしました。

最初のウォッシングはまいどながらパステル粉+フラットアース+バフ+溶剤(タミヤエナメル)です。

その後、レッドブラウンをベースにしたもので車体の下半分くらいをウォッシング。

さらにその後、フラットブラックをベースにして窪みを中心にピンウォッシュ。

たいした違いはないですが、こんな感じに変化してます。

なんかマンネリ感が漂っております、目先を変えたくて油彩中心のウェザリングにしようと少し試みてはみたのですが、うまく行かないので諦めました。次の機会になんとかしたいと思います。

履帯は上記の最初のウォッシングの後、ハルレッドでピンウォッシュしてからいつものオリジナル履帯色を接地面とエッジに擦り付けてみました。ま、ざっとこんな感じでしょうか。

 

あと、フィギュアのアップを載せておきます。

目がうまい具合に影になってくれてます(笑)。が、これくらいが限界であります(汗!)。

最後に車体へのチッピングを行って、明日あたり最終回に辿り着けますかどうか・・・。

赤茶パステルの錆ダレでちょっとボロくしてみるつもりですが、

あっと言う間に負けてしまったので、ボロくなる暇はなかったかもしれません・・・。

 

本日のBGM

マーラーの2番、これまたいつものピエール・ブーレーズ。

第5楽章の合唱がとても気持ち良いです。


ウクライナの勝利条件の厳しさ、あるいはプーチン不敗?原則

2022年04月06日 01時20分34秒 | 時事ネタ

こんな記事タイトルだと、プーチンを応援しているかのような印象を与えるかもしれませんが、そんな事は決してございません。真逆ではあるのですが、客観的?に考えた場合に現状のマスコミ報道などから印象付けらえるようにプーチンロシアが劣勢だとは決して思えないのです。

確かにプーチンが当初考えていた戦後処理イメージに対してであれば既にロシアは敗北しています。

ですが、プーチン政権としての敗戦条件を考えた場合、そうは簡単に負けにはならないある意味絶対不敗とも言えるような構造に気が付きます。

逆に言うとウクライナと民主主義陣営にとっての勝利とは何かということでもあり、その根本的な実現の難しさに由来します。

ウクライナがせっかく手に入れた民主化への流れを将来に渡って保証して行く事を目的にすると、停戦協定などでの妥協の余地があまりないのがわかります。せいぜい親ロシア派が支配しているプーチンが独立承認したと言われるエリアをプーチンに差し出すくらいでしょうか?。狂人プーチンがたったそれだけで満足するかという問題はさて置き、ウクライナが自分達の国家主権に関わる部分を少しでも妥協してしまうと将来的にロシア的腐敗(=専制主義)に冒される芽を残してしまうという事になってしまいます。はっきり言ってしまえばプーチン政権が倒れて、それに代わる少しは民主的でマシな政権が生まれない限り本当の平和はやって来ないという事でもあります。

当たり前過ぎてみんなわかってるけど、国家レベルでははっきりと口に出来ない課題でもあります。

内政干渉になりますので、西側欧米諸国は国家としての表向きの位相ではそこは絶対に触れる事が出来ない聖域です。

今週になってロシア軍移動後のエリアで民間人の大量虐殺が明らかになりましたが、そのような根拠を持ってすらプーチンを戦争犯罪人として裁く事は現状の国際ルールの中では不可能なようです。裁くためには身柄の拘束が必要ですからね、そのためにはたったひとつの実行不可能な手段があるだけですから。プーチンはそこだけは良く理解している確信犯です。バイデン他欧米首脳がいくら吠えたててもただのパフォーマンスと情報戦の意味しかありません。

でもそれだけじゃなくて、欧米諸国の手前勝手さは歴史が証明している通りで、そういう意味でロシア侵攻前から上から目線のウクライナ対応が見え隠れしてます。ウクライナがどうなって行くのかという事よりプーチンロシアを欧米諸国にとってちょうど良い形で封じ込めるためにウクライナを利用しただけとも言えるでしょう。結果としてこの点では相当な誤算が生じているようですが・・・そうでなければバイデンやNATOが軍事力行使をしないと最初から言い切ってしまっていた理由がありません。

こんな言い方すると世界大戦を煽ってるのかと思われてしまいそうですが、そうじゃなくて現実は現実として国際関係は狐と狸の化かし合いによるパワーゲームだという事実を受け入れるしかないという事であります。たぶん日米の同盟関係の中ですらそれは見えます。

話を戻して、元々EU諸国は自国のエネルギー政策を揺るがしているため(日本も)現状での対ロシア制裁は穴だらけです。話題になったSWIFTからの排除とか外貨準備の凍結とか本来なら今頃ロシアはデフォルトを起こしていないとおかしいですが、一向にその気配がなくドル利払いが続けられています。どういう事なんでしょうね。外貨凍結については制裁対象が政府の外貨準備だけで、民間金融機関保有の外貨は凍結できていないそうです。ロシアみたいな(中国も)国の場合、国営民営の区別はあってないようなものなので制裁の実効性が疑われる所以です。

今回表沙汰になったジェノサイド問題でだいぶ風向きが違ってきそうではありますが・・・現行ルールでは実行不可能な事ながら、だからこそロシアを国連常任理事国から除名する動議ぐらいは我が政府が提起しても良いのではと思ってしまいます、もしかするとゼレンスキーがオンライン演説で言いたかったのはそういう事かもしれない・・・。

もうひとつ、ロシア自体が内側から変革されることって可能なのでしょうか?、私には限りなく不可能に近い事に思えます。ロシア(中国も同じ)のように本質的な後進性を引きずっている国の人々には自分達の手で政権を動かしたりするのは簡単な事ではありません。西側民主主義陣営が思い描くような形でとなるとますます不可能な事になります。ロシアの(中国も)一般民衆は21世紀にもなってもまだ民主的な体制がどういったものなのか一度も体感した事がないのです。よしんば瞬間政権をひっくり返えす事が出来ても慢性的な腐敗状況の中であっと言う間に次の独裁が生まれるというのを繰り返すだけです。

それじゃ何も希望がないじゃないかと言われそうですが、残念ながらそれが世界の現実だと思ってます。

そういう部分まで含めて考えるとプーチンの防御は鉄壁だとさえ思えてきます。前にもちょっと書いたけど、自国を北朝鮮化する事で完璧な要塞が完成します(今のところは)。その意味ではSWIFT排除や外貨凍結や禁輸を仮に完全実行できても彼には関係ないどころか要塞構築をむしろ加速できるくらいです。

外部世界との遮断が完璧であるほど独裁は安泰になります。

どこぞのおデブを見ればわかる通り自国経済や自国民がどうなろうと認知外とした為政者ほど強い者はいないですから。

しかもロシアは北朝鮮と違って、やろうと思えば一程度の自給自足が充分可能でしょうし・・・。

プーチンにとって怖いのは側近連中が軍部や情報機関他の実力部隊とつるんで画策するクーデーターですがそこは元KGB、不穏分子の予防粛清に抜かり有るはずがありません。まさしくスターリンの生まれ変わりに見えてきます。

話がそれますが、少し前にプーチンが政権幹部や軍幹部となにやら会議している映像をニュースで見ることができました。異常に長い机や異常に広い部屋で相手とずいぶん距離を開けて説教を垂れてるプーチンの姿が印象的でした。あれはコロナ感染を怖がっているとの報道もありましたが絶対に違います。あれこそロシア伝統のやり方です。部屋の壁の向こう側(プーチンの背後?)には自動小銃を構えた銃殺隊が控えています。もちろん側近からの暗殺抑止という意味もありますが、盾突く意見を言うような者がいればプーチンの合図ひとつで文字通りの瞬殺です。万が一の流れ弾に当たったり返り血を浴びたりしないように距離を取っているのです。

出席者は全員それを知っているので異様に緊張した表情をしていた事が思い出されます。これって妄想陰謀論のように聞こえますが私は本当の事だと思ってます。恐怖を与える事だけを目的にした別名スターリンの会議とか・・・。

 

そんなこんな状況下、徹底的に戦い切らなければ本当の勝利がないというのがウクライナの辛さだと思います。

ウクライナの人達の犠牲はいつまで続くのでしょうか?。

彼らの国土はどこまで破壊されなければいけないのでしょうか?

国土が崩壊するほどの膨大な代償と引き換えにできるほど価値ある勝利の意味とは?

果たして世界とウクライナにとって将来の礎となり得るような勝利はあり得るのか?。

私ごときが言う事じゃないですが、それでもウクライナは勝たなければいけない(と思う)。

そもそも勝ち負けの話じゃない?・・・その段階はとっくに過ぎてしまったようです。

5月9日までがひとつの区切りになるという読みもありますが、でもそれは単にプーチンロシアの虚栄心を満たすためのタイムテーブルなので、そこに乗せられる訳には行かないでしょう。

という事はこれからが本当の激戦・・・?。

大義無き側の勝利条件は限りなく低く、一方大義の条件を備えた側にとっての勝利条件は限りなく高い・・・歴史とはかくも不公平で過酷なもののようです・・・それは私たち日本人も薄々感じているはず・・・たぶん。


タミヤ1/35 B1bis その3

2022年04月03日 16時04分00秒 | プラモ(仏軍車両)

前回、履帯の色を探していた時にたまたまわかった事がひとつ。

上の写真の矢印の穴、なんの穴かと思ったらどうやら履帯に付いた泥を落とすための穴らしい。

でも出口だけで、入口がありません。

何故かダクトだけはちゃんとパーツ化されていて何のための物か謎だったのでした。

なので穴を開けました。ついでにスクレイパーの役割をすると思われる小さな板も追加。

履帯を履かせると見えなくなる恐れもありますが、このタイミングを逃すと出来なくなるし、至極簡単な工作なので。

で、ざっくり1回目のベタ塗り、迷彩の大まかな塗り分けが出来ればOK。

アップで見るとこんな具合で、とんでもなさがよくわかります。

ある程度乾いたら、2回目の重ね塗り。

こんな感じでだいたいですがムラが解消しました。

筆塗りのコツは「ムラを気にしちゃダメ」という事に尽きます。

ムラを気にして弄り直すと大概ドツボに嵌まります。

ほとんどの場合、3回くらいの重ね塗りでほぼムラは無くなります。

ウェザリング前提のAFVなら大概2回で充分です。

迷彩色の境目に黒のラインを入れて、履帯を履かせました。

砲塔やフェンダーがないとまるでイギリスの菱形戦車マークⅣそのものです。

履帯の色は前回から変更しませんでした。面倒臭くなったので・・・(汗!)。

Wikipediaの写真を根拠としておきます。

ルノーB1 - Wikipedia

ルノーB1 - Wikipedia

 

 

前回に重複ですみません。

因みにこの写真の車両は砲塔キューポラのてっぺんにハッチがあるので独軍が改良して使用した車両のようです。

あとはフィギュアを組み立て、

OVMを載っけました、牽引ワイヤーはなくて替わりにチェーンです。

チェーンは毎度ながらのオリジナル履帯色で塗装してます。

最初から古びた色にしといてくれれば良いんですけど、こんな風なものの塗装は意外に面倒です。

あっ、そうそう、例の泥落としの穴はこんな感じでチラ見えします(よかった、よかった)。

って、感じで本日はここまででした。

次回、フィギュア塗装、デカール貼り後、お楽しみのウェザリングに突撃。

 

これは昨日の写真ですが、

先週の桜はすっかり葉桜になってました。

本日の雨でまた一層花が落ちてます。

で、桜ってやっぱり密集度が大事です。

昨日撮った写真。

ご近所ではなかなか圧倒されるような場所はありませんが・・・。

ま、桜は桜であります(笑)。

 

本日のBGM

前回に続き、ブーレーズのマーラー。

今回は比較的大人し目め?のNo.3。

CD2枚組で1曲です。通しで聴くと90分超え。

こういう天気の日のBGMにちょうど良いです。