Junky Monologue

   ひとりよがりな趣味のお話し。

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とりあえず、あけおめでしょうか。

2017年01月01日 20時21分32秒 | スピーカー
2017年が明けてしまいました。なんとか昨年を生延びる事ができましたが、さてはて今年どうなるやら。

世の中いろんな領域でいろんな事があった昨年ですが、果たして世界はいったい何処へ行こうとしているのか・・・。
昔々、ある人が言ってましたが、人間はまだまだ自分自身の歴史の進化に自覚的にはなれないようです。
その意味では下手な希望よりも絶望の方が少しは役に立つとか・・・。

しか~し!、そんな事よりただの生活者でしかない私にはもっと大事なことがあるやんか。
と言いつつも新しいスピーカーを作る体力と時間とアイデアと財力が枯渇しているので、
とりあえず、昨年秋口ごろから箱の表面処理をやってみたのでした。

今までは表面塗装しても私の駄耳ではたいして音が変わることはないと考え、綺麗な表面塗装に自信がまったく無い事もあり、ほとんど関心を払わなかったのだが、
昨年、某オーディオ雑誌でたまたま読んだ記事に、「表面処理によって音が変わるのは、材質固有の振動(共振?)特性が変化するからだ」というニュアンスの記載があり、
エンクロージャー表面での音の反射くらいしか影響ないだろうと考えていた私の認識がまったく間違っていた事に気付いたからでありました。
んじゃ、やってみるしかありまへんがな。仕上げさえ気にしなければたいしてお金はかからないし。

最初に手を着けたのは一番新しい6号機バックロードホーン。
綺麗に仕上げようという考えは端からなし、多少とでも結果的にアンティーク感が出れば良しと考え、
水性オイルステインで着色し、刷毛むらが目立たないように艶消しの水性クリアニスで仕上げ。
結果が下の写真、まぁ~最初はこんなもんでしょう、実物はもっと刷毛むらが目立ちます。
刷毛ムラも味わいのうちとか言う前にいろんな塗料や表面処理の方法を実際に試さないと、なかなかカッコ良くは決まりませんね~。


次は多重バスレフの5号機
正面バッフルを艶消しクリアニスのみとして側板を6号機に使ったあまりの水性オイルステインで着色、
2台目になると少しステインの扱い方も慣れてきて、あまりムラが目立なくなったけど正面から見るとわかりません。


一番小さくてシンプルなバスレフの4号機
これは塗料を使わず表面にカッティングシートを貼っただけ。
最初は100円ショップの壁紙を使うつもりだったけど、気に入った絵柄がなくて東急ハンズで入手。
写真はわかりにくいけどバッフル板が革シボ模様、側面板とダクトの外に出た部分がカーボンファイバー風。
一応カッティングシートの貼り込み前にニスで表面を抑えてます。
一番モダンな感じやけど、乱雑な私の部屋には似合いまへん(笑)。

ここまでは昨年9月~10月の作業でありました。

最後がJSP4つ穴方式の2号機。
これは6号機と同様にステインでの着色ですが、こっちは水性ボアステインと呼ばれるものを使いました。
前出の水性オイルステインとはちょっと特徴が違うようで、こちらの方は刷毛ムラがほとんど出来ません。

木目もこちらの方がよく引き立ちます、もっとも板材が安物のシナ貼りラワン合板なのであまり綺麗な木目じゃありませんけど。
最初からこれを使えば良かったです・・・目標だったアンティーク風に近い感じかも。

ステインの乾燥後、艶消しの水性クリアニスで表面を押さえます。
艶消しニスを使うのは刷毛ムラが目立たないというズボラな理由です。
昨日の大晦日に完成。

近頃の水性塗料は溶剤の臭いがほとんど無いんですね、室内でも全く作業に無理がありません、素晴らしい。
で、音の変化ついては・・・想像以上の激変でした。
まぁ~確かに基本的な素性が変わる事はないけどもアコースティックな音楽なら楽器の倍音がすっきりして、低域もかなり引き締まっていい感じになります。こんなことならもっと早くやっとけばよかった。
箱が大きいほど効果が高くなるのは、やはり前出のオーディオ雑誌の記事内容から推測される通りだったり。

で、毎度ながらの集合写真


なんだか半年か1年分の内容をいっぺんに更新しちゃったような気が・・・えっ、それって今年はこれで終わり??。
って事がないように、なんか他の事も考えないとね(爆!)。