Junky Monologue

   ひとりよがりな趣味のお話し。

   JunkなものしかないJunkなブログでございます。

安物買いのなんとやら・・・とか?

2017年12月20日 18時41分21秒 | スピーカー
ひと月ほど前の日曜日、某大手古本屋チェーンで写真のスピーカーを見つけた。
(余談ですがブッ○オ○のジャンクパーツはいろいろ重宝します)


あきらかに誰かさんの自作スピーカー。安かったのでつい衝動買い。
買ってしまったのは使用されているユニットが気になってしまったからで、なんとMarkAudioの10cmユニットだったのだ。
ひそかに高級ユニットAlpair-7であることを期待したのだが、
持ち帰ってから確認すると残念ながら普及モデルのCHR-70v3だった。
それでも新品購入するとペアで9000円近いので、これはこれでお買い得だったってことで・・・ターミナル端子も使えるし。
(実は既に1組持っていて4号機で使用中、でも買った時はもう一組あっても良いなと思ったのだった)
歪感の少ない美しい音色で素性の良いユニットには違いない、もちろん分解してユニットだけを利用するつもりなのだが・・・。

仕上げがかなりちゃんとしてるので、とりあえずこのまま鳴らしてみるとちょっと面白い音がした。
低域の腰が強い、がしかし小さな音量のときには良いバランスに感じられるのだが、音量を上げるとかなりブーミーな印象。
これを作った人は小音量時の聴感を最重要視していたのかもしれない?。
おおまかに容積を計算してみると、約5.1ℓ程度(訂正)。ダクトがなくて底面の板に20mm径ほどの穴が開いているだけ。

超ラフにfdを想定すると90~100hz(訂正)くらいだろうか?、前述の聴感上の特徴とは符合する。
ブーミーだが意外にタイトな聴感なのは穴の径が小さいからか?・・・ブーミーっぽいのは箱の共振(板材が薄い)?
元々中低域が豊かなユニットなので、ちゃんとダクトを仕込んでfdをもう少し下げてやると、良い感じになるかも。
私の自作とは比べものにならないくらい表面仕上げがしっかりしているので、作者への敬意も含めちょっとだけ手を加えてこのまま使うのも良いかと思ったり・・・。
しか~し、その前に前回のスキャンの5cm、Fの8cmはどうするんだいったい!?・・・、
使い切れないユニットがまた増えてしまったのか・・・・?

はじめて覘いたミューズの方舟

2017年12月13日 18時53分35秒 | スピーカー
『ミューズの方舟』なんてネーミングだけ聞くと宗教団体みたいで超胡散臭い印象だけど、
あの故長岡鉄男氏が発起人となったオーディオサークルの名称である。
この間の日曜日、そこが毎年主催している「自作スピーカーコンテスト」というのがあり、
入場無料入退室自由という事だったのでちょっと覘いてみた。

サークルの名称の印象とは裏腹にとてもオープンな感覚のイベントで、
理系臭いところもまるでない楽しいイベントだった。

↓どんなイベントだったか知りたい人はこちらをどうぞ。
 (某音楽出版社のサイトです、直リンクが効かなくてすみません)。
http://stereo.jp/?p=2679

もちろん自分のスピーカーの方向性として参考にしたかったのもありますが、
大多数の人たちはどんな音を好むのだろうかという好奇心で覘いてみたのでした。
自分の聴感覚が他の人たちとどの程度乖離しているかを知ってみたかったというのが動機であります。
結果として、自分は割と多数派に属する方だとわかった次第。

で、その音質面での多数派的感覚を乱暴に表現すると、

●やっぱデカイ音がちゃんと出るヤツがみんな好き!(自宅で鳴らせないとしても)
●端正さも必要要素ではあるが、それよりダイナミックレンジの大きさが優先する(同感!)

といった事でしょうか。
多数派と言いつつも来場者の大半がスピーカーの自作マニアないしオーディオマニアな人たち(年齢的にも同年代かそれ以上)に違いはないので、スピーカーがどうしたこうしたに関心のない広く世間一般な感覚(特に若いヘッドホン世代)とはやはり相当なズレがあるだろうことも想像に難くない。
だからどうしたという訳でもないが・・・(うううう、もはやシルバー産業の領域か・・・)。

全部で11の作品が出品されていたのだが、みなさんきちんとそれなりの仮説と計算に基づいて設計制作されており、
結果としての成功失敗はあるとしても、試してみよう!の失敗を恐れない意欲とこだわりが素晴らしかった(笑!)。
こりゃもう立派に自己表現の世界でもあります。それにしてもみなさん工作がうまい!

ハードルが低めのテーマのときに、ひとつ自分もチャレンジをって・・・うう~無理っぽいな~。

久々に映画を見た(映画館で)

2017年12月12日 20時36分43秒 | 映画とか
先週のことですが、「ブレラン2049」を見てきた。ほとんど公開最終日、うっかり見逃すところだった。
レンタルDVDばかりじゃなくて、やっぱ映画館で見るのは良いなぁ~と思ったのだった。

で、その中身はどうだったのかと言うと、思ったよりおとなしい映画でよかったという印象であった。
「おとなしい」はもちろんいい意味であり、私なりの絶賛表現なのです。
余分なもの過剰なものがあまりなくてほんとに良かったという意味です。

良くも悪しくも伝説的な映画の続編なので、力んだ過剰な意味付与がいろいろあるのではと不安だったです。
にもかかわらず、比較的単純なストーリーだてなのに3時間弱という長尺に、
まったく飽きることのなかった映像美の奥深さ・・・、圧倒されました。

映画製作のこだわりと監督のすさまじい力量・・・恐れ入った。

伝説の前作は最初からストーリーも世界観も原作無視だったけど、
この「2049」ではそこはかとなくフィリップ・K・ディックの世界観が漂っている、
という印象を受けたのは私だけでしょうか?

3年くらい前の「インターステラー」といい、なかなか奥深いSFものが出てきますね。
マンネリ感を指摘されて久しいハリウッドもまだまだ捨てたもんじゃない。