なんと20数年前のデカールがジャンクボックスの底に眠っておりました。
ドライブラシの風合いを残してあっさり目に仕上げようかとも思ったものの、フェンダーも壊しちゃったし・・・大戦中の記録写真や映像は当然みんなモノクロなのでわかりにくいですが、やっぱ相当汚れまくってるように見えたりするんですけどね・・・どうなんでしょうね?。
なんと履帯の前後方向が左右で違ってます、20数年前これ作った時は気が付かなかったようです。
が、これをバラしてもう一度組むのは気が遠くなるので、そのまま。前線の整備部隊が間違えて履かせちゃったということで(笑)。
幅広の履帯、どっしり低く構えた姿勢、長大な砲身、米英の車両にはない先進的なスタイルでありながらもやけに前方に寄った砲塔がつんのめったように見えて視覚的なバランスが今ひとつなのとドでかいマズルブレーキがロシア的田舎臭さを醸してるところが魅力的。
搭載された122mm砲に戦後西側諸国が驚いたという話も有名ですが、ロシア(ソ連)は伝統的に治金技術が劣っている面もあり、これぐらい大きな砲にしないと独軍の88mmに拮抗できなかったという話もあるそうです。重すぎる砲弾と分離装薬のせいで一度打つと次を打つまでえらく時間がかかるというのも有名なお話。
現物を直に見てるとそんなに違和感感じないんですけど、写真に撮るとちょっとグロくも見えたり・・・。
さて、これでお終いになるのか、毎度の延長戦があったりするのか・・・しばらく置いて考えよう。
本日のBGM
ブーレーズのラベル管弦楽曲集、ええんですこれ。大好物でした。