Junky Monologue

   ひとりよがりな趣味のお話し。

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今年は桜が長いのでスタンリー・クラーク・・・??

2019年04月14日 23時31分20秒 | 音楽
先月桜が開き始めてから寒い日が続いたせいか、今年は桜が長く咲いている。
近所の中学の校庭の桜は本日(4/14)現在葉桜ながらまだこんな状態だった。


で、桜繋がりでコレ。

ザ・スタンリー・クラークトリオとジャケットにはありますが、
たぶんこのアルバムだけの臨時編成。ドラムがレニー・ホワイトでピアノがかの上原ひろみ。
10年ほど前の録音、上原ひろみが例のトリオプロジェクトを始める前でしょうか。
タイトル通りスタンリー・クラークのリーダーアルバムなので、もちろん彼のベースがメイン。
なので上原ひろみもかなり控えめの演奏でスタンリーの引き立て役に徹している。
だからつまらないという訳ではないけれどアルバムとしてはやや凡庸だという印象を持つ人がいても不思議はないかも。
はっきり言って上原ひろみのピアノがなければ成り立ってないアルバムかもです。
おまけにこのジャケットのチープさときたら・・・いかにも「フォトショ」で合成しましたって感じがまた・・・(背景が写真では紅葉のようにも見えますが桜です)。
で、でも、それでも好きなんです、スタンリーのベースが。どんなに通俗的だと言われても。
この世代のジャズベーシスト(ウッドベースで)で言うとデイブ・ホランドとかミロスラフ・ヴィトゥースとかヨーロッパ系の人も多くて、ジャズの範疇に収まらないいかにも芸術点の高そうな元はクラシック畑?と思わせる人達が多いけどスタンリー・クラークって技巧的には物凄いのに、お高い感じが皆無です。センスが「ベタ」と言っちゃ失礼やけど・・・。
それでもいいんです、こんな「ベタ」さは好きです。いかにも70年代のクロスオーバーですって感じ?のベースが。
根っからのジャズマンなんでしょうね。
いや、何が言いたいかって単にウチの「なんちゃってバックロードホーン」と物凄く相性がいいっていう(録音が)・・・。
ウッドベースの胴鳴りはもちろん、アタックの瞬間のビンと来るというかドンと来るような弦の震えとか。
2曲目の「SAKURA SAKURA」なんかは音楽的には通俗の極で(笑えるくらい)上原ひろみのピアノでかろうじて成り立ってる感じなんでしょうけど私にしては珍しくオーディオ的に痺れてしまうんです。
まぁ~スピーカー自作を数少ない人生の楽しみとしている分にはこんな自画自賛のネタにできる音楽ソースがあっても良いのではと・・・。

でも桜は明日、明後日中には散りきってしまいそう・・・で、いきなり夏になったりしそうで怖い・・・。