Dream of The Rotary Engine

2016-07-25 | ◆気になるコト・モノ・ヒト


先日、恒例の自動車見学に
アウトガレリア・ルーチェ〉へ行ってきました。
今回は、ロータリーエンジンの黎明期に
ヨーロッパと日本で開発された、
ロータリーエンジン搭載車6台(内二輪1台)の展示でした。

ドイツで発明されたロータリー(ヴァンケル)エンジンでしたが、
あのドイツ・フランスで量産化を成し得なかったエンジンが、
日本(マツダ)で完全量産化に成功した事は、
日本が世界に誇れる自慢の一つですね。


▲▼日本のロータリーエンジン搭載第一号車〈コスモスポーツ(1970年)〉



当時はマツダといえば三輪トラックのイメージばかりでしたが、
ロータリエンジンとコスモ&ファミリアの開発によって
現在のマツダの基礎を築いた、大転換期の時代でもありました。

一般車ではありませんが、やがて、
このロータリーエンジン(レース用4ロータ)を搭載した、
MAZDA787Bがル・マン24時間レース(1991年)で優勝したときは、
ロータリーエンジンが世界を相手に
大きな花を咲かせた瞬間でもあり、
個人的にも日本車のル・マン初制覇は、
感慨深いものがありました。
ちなみに日産もトヨタも
まだその夢を叶えてはいません。

燃費問題等で現在のマツダには
ロータリーエンジン搭載車がありませんが、
また近いうちの復活も噂されています。



●12A型ロータリーエンジン
 レシプロエンジンとはまるで違った、
 シンプルな構造の美しさを感じるエンジンです。
 今でも、このおむすび型のローターが、
 この楕円形の中を爆発しながら
 上手く回るのが不思議です…(笑)


▲マツダ普通乗用車ロータリー初搭載車〈ファミリア ロータリー クーペ(1970年)


●SUZUKI RE-5(1974年)
 メカニカルな形を好まれるオートバイに、
 REは面白くないエンジン外観だったんじゃないかと思う。
 海外だけでの販売で、2年ほど生産されただけ。


●世界初のロータリーエンジン搭載車〈NSU SPORT PRINZ(1960年)〉
 NSU(現アウディ)のロータリーエンジン第一号車、
 2000台以上生産されたそうです。


●上 / CITROEN M35(1970年) 下 / CITROEN GS BIROTOR(1974年) 
 M35はデータ収集用のテスト車で、
 GSはM35を元に製作された市販車。
 しかし、第一次石油ショックであえなく販売中止へ。



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多治見市モザイクタイルミュージアムを訪問

2016-07-21 | ◆気になるコト・モノ・ヒト


▲こんなビル見たこと無い…(笑)

先日お知らせした〈多治見市モザイクタイル
ミュージアム〉へ、一昨日やっと行ってきました。

オープンのお知らせでも書きましたが、
僕の興味は、あくまでも藤森照信さんの
新作建築作品見物がメインで、
文章・写真も建物中心ですので悪しからずです。

当日は友人の車で現地に向かいましたが、
何処にでもある地方の田舎町に
突然この建物が現れたときは、
写真を見てこの佇まいを知っていたとはいえ、
少なからず驚かされました。



▲四方から見たミュージアムの姿

何と言うんでしょうか?
あり得ない場所にあり得ないものを
見てしまった…と言う感じでしょうか??

藤森さんの作品は、もうかなりの数を見てきて、
その奇抜さも十分理解していたつもりでしたが、
この建物は、また一歩進化した巨大オブジェでした!

正面から見るとズングリしたサツマイモみたいで、
とても愛らしい形(建物)です。
イメージは採土場の粘土山だそうです。

だけど、これは博物館のビルなんですよね〜!

窓は小さなのが数えられるくらいしか無いし、
屋根には松の木が植えられているし、
よく見て驚いたのは、この屋根のカーブは
コンパスで描いたアールじゃなくて、
ゴツゴツしてるんです。(爆)
そして壁のワラ入り土色モルタルは、
藤森建築の十八番ですね。
シンプルだけど凄い!!

いきなりこの物体を見た、何も知らない人が、
唖然とする姿が想像できるようなデザインですね…(笑)


▲入り口のひさしは建物の形に揃えたデザイン



▲4階は雨風が入るため、床・壁は総タイル張り



▲階段と3〜1階の展示室

入口もミュージアムとは思えないような
小ぢんまりとして、おしゃれな入口です。

中に入ると1階は左側が体験工房とショップで、
正面が受付になっています。
受付で入場料300円を払い、右手の階段を4階まで上がり、
4階から下の階へ順に見学するようになっています。

室内は外観と比べると割とこじんまりしていて、
そんなに時間はかからず、
タイルの歴史や製品の案内が見学できます。

個人的にはタイルよりも、建築に対する
藤森さんの遊び心を楽しむ見学でしたけど、
素材やデザインのあちこちに、
藤森さんらしい感性を十二分に楽しめました。


▲外壁にはタイルや陶器が貼り付けてあります





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暑~い ! !

2016-07-05 | ◆映像・画像紹介


まだ梅雨明け宣言も聞いてないのに、
今年は、日本全国チョ~真夏状態になってます。

暑いだけなら我慢もできるかもしれないけど、
名古屋は外に出ると、あっという間に汗だく…
不快指数も最高潮で散歩にも出られません。

まっ、こんな季節はクーラーの効いた部屋で
冷えたビールでも飲みながら、涼し気な映像を見て
何とか気分を紛らわすのが一番ですね。

Travel the World with a Drone -the world is amazing-

という訳で、この映像紹介になるんですが、
この映像もうあちこちで紹介されていて、
見られた方も少なくないと思います。
それでもこんな猛暑の一日に、
一瞬でも爽快な気分になるには、
最適な映像の一つかと思います。

シンプルなドローンの風景映像なんですけど、
逆にこのシンプルな観せ方が魅力でしょうか?!
それにしても予算や時間の使い方は、
とっても贅沢な映像ですね…



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