![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/f3/1bae00a715c9071186e82ec33d773142.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/4d/f4446999ad141bf227bcdbc6e420bb52.jpg)
大好きな日本画家 東山魁夷の大作品を
豊田市美術館で拝観してきました。
作品は奈良唐招提寺の鑑真和上坐像(国宝)が
安置されている御影堂の襖絵です。
ず〜っと昔(多分20年近く前)、
雑誌BURUTUSの唐招提寺特集で
鑑真和上とこの東山魁夷の作品を知りました。
魁夷足かけ10年のあの超大作が、
まさか近くの美術館で見られるなんて…
と、喜び勇んで出かけてきましたが、
この超巨大な作品の有無を言わせないほどの迫力に、
圧倒されっぱなしで帰って来ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/36/ef50c3636cb45d5c237e29d3f0500d37.jpg)
作品は巨大ですが繊細な彩色、筆使いは
細部まで行き渡っていて、
まさに東山魁夷10年の想いが
鑑真和上に捧げられた名作だと思いました。
作品は、鑑真和上の故郷中国の壮大な風景が
墨絵で描かれた襖絵と、
魁夷らしい、これまた壮大な日本の海と山が
岩絵具で描かれた襖・障壁の対の構成になっています。
出来ればもう一度、
御影堂 鑑真和上坐像と一緒に現実の配置で、
且つ自然光の下で襖絵を拝観したいと思ったのは、
多分僕だけじゃないのでは…?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/97/8439753f00ad396518e6fccd367de16a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/31/3e53291efeaebf4ae881626408f0ca08.jpg)
▲ 左奥には“駅前のナナ”ちゃんが
世界各地・各都市でMV制作をしてきたWORLD ORDER(以下WO)が
今回は何と、名古屋でSKE48と一緒にMV制作をしてくれました。
3年前、SKE48ナゴヤドーム公演のゲストで来てくれたWOが
そのコンサートコラボをキッカケに、
「いつかはMVでもコラボを…」と話していたのが、
やっと、今回のMV制作として実現したみたいです。
名古屋市民には、あまりにも日常的過ぎる風景の中での撮影で、
あのWOが…と、ちょっと嬉しくなりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/bd/850d0745ba97f8468448ef7f4fb7f92d.jpg)
▲ お馴染み名古屋城
名古屋は、最近よく魅力のない街と言われていますが、
街の大きさも、人の多さも環境も適度で、
個人的には、けっこう住みよい街かなと思っていますけどね…
SKEのMVではよく市内での撮影がされていましたが、
WOのような世界中にファンのいるグループに
今回この街を取り上げて、街に興味を持つきっかけを
つくってもらえたのは、確実市長表彰モノですね…(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/0d/34bb9fdc657d8f23fe815430b654cf20.jpg)
▲ 左奥はモード学園のねじれビル
映像はもちろん、曲もなかなか良い曲です!
●WORLD ORDER "SINGULARITY"
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/27/f0335d8f9e61849af96fc6f47e1c4917.jpg)
名古屋城へ鳥撮りに行く途中、
貨幣資料館で「広重 六十余州名所図会」を見に行くと、
以前から見に行くと決めていた〈吉田博 木版画展〉が
2/26日迄だとフライヤーで知って(すっかり開催期間を勘違いしていた…汗)、
どうしようか迷ったが、鳥撮りの後でも十分間に合うので、
本日、見に行くことに決定!!
お城の鳥撮りは、シロハラ・ジョウビタキ・アトリに続いて
今回はシジュウカラを撮ることが出来ましたが
写りはイマイチでした。
それで本題の〈吉田博 木版画展〉ですが、
名古屋では名古屋ボストン美術館で開催中なんですが、
現在、全国巡回中の〈生誕140年 吉田博展〉とは別で、
MOA美術館の所蔵の86点を展示した企画展となります。
個人的に吉田作品との出会いは意外と遅く、
多分10年くらい前に古本屋で見つけた
〈山の絵本〉という画集を見て、一目惚れをしてしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/40/8b43caf448d60e2212417a5c87fb76f7.jpg)
その本の作品は題名の通り山の風景ばかりを集めた
作品集でしたが、とても色使いが繊細(モダン)で、
写実的な描写は、明らかに浮世絵や錦絵とは流れが違い、
西洋絵画に影響されたような表現(センス)で、
これが作られた時代と木版画というのが
ちょっと信じられなくて、
けっこう衝撃を受けたのを覚えています。
その後、その作品は日本ばかりか世界の各国の風景が
描かれているのを知り、さらにその作品と
氏の行動力に驚くことになりました。
ただ実際に現物の作品は全然見たことが無くて、
ようやくこんなに沢山の作品をまとめて見られて、
今は改めてその凄さを再確認できました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/0b/a0d37e498b91fc10005d7c3bad4674a3.jpg)
実際に作品を見て思ったことは、
その空気感の表現力の凄さにつきました。
描かれた場所場所の季節感と、
朝昼夕夜の微妙な光の変化が
一枚一枚の作品に見事に表現されています。
それがまた木版画というのが更に凄いんですね!
今回初めて知ったんですが、
吉田博の版画では、多いものでは
一枚の絵で百版近くの版が彫られ、
色が重ね摺られていたんがそうです。
色使いが微妙(淡い色が多い)で、
さらにグラデーションも多用しているので
彫師も摺り師も大変な作業だったことだと思います。
写実的で美しい絵が多いので、
もっともっと人気が出ても良い画家だと思います…
● 吉田博 木版画展 ● 吉田博 展(全国巡回展)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/30/93572bc452f682bf6911723662f16e6b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/e8/524e451c972f3ffb455fc778c13c5c6d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/de/12f433bd1c7213a1fa00bb90c34b7ce7.jpg)
▲心地良いグラマラス・ボディー
このカテゴリーとシリーズ(ルーチェ企画展レポ)は
全くの個人的想い入れの塊で書かれていますので、
興味のない方はサ~ッと気軽にとばしていって下さい。
今回のアウトガレリア・ルーチェの企画展は
〈Dino FERRARI FOREVER〉ということで、
エンツォ・フェラーリの夭折してしまった
最愛の息子(愛称:Dino)をブランド名に与えられた、
V型6気筒搭載のDino206GT&246GTSと、
そのエンジンを共有した兄弟車3種の展示でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/27/7f1f7ad00979a00f0f19b5e745011033.jpg)
▲Dino206GT(赤)とDino246GTS(ブルー)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/05/887cad2c5e57f27fbbe5f8791813c580.jpg)
▲Dino兄弟のV6心臓部(左上) LANCIA STRATOS(右上)
FIAT DINO SPIDER 2000(左下) DINO 308 GT4
〈Dino〉は発表された頃より、むしろフェラーリのスーパーカーが
どんどんド派手になっていってから好きになった車種でした。
〈Dino〉はスーパーカーじゃなくてスポーツカーとして乗れそうな
(派手すぎない)デザインが、そのスタイルを改めて見直させてくれました。
この歳になって振り返っても、
やっぱり70年代当時のカーデザインには、
いつもワクワクやビックリさせられっぱなしでした。
個人的にカーデザイン鑑賞(?)を一番楽しんでいて、
尚且つその感覚に最も影響された頃だったかもしれません。
僕の車に関するデザインの相性&感覚(好き嫌い)も
この頃に育まれたものでしょう…多分…(笑)
ただ、〈Dino〉は好きでしたけど、それほどその知識があったわけでもなく、
今回の企画展でDino兄弟がこんなに居たのも初めて知りました。
あとホントに驚いたのは、やっぱり大好きだったランチア・ストラトスが
Dinoと兄弟だった(同じエンジンを載せていた)事でした!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/a3/da4f5a7a4b8ad3f8f24cdf13c1212e1f.jpg)
▲シンプルだけどド派手(笑)なLANCIA STRATOS
ランチア・ストラトスが世界ラリー選手権(WRC)にデビューした当時は、
「え~っ!こんなラーリー車あり~っ!!」と驚いたのをしっかり覚えています。
※当時(1970年代)のラリー車はほぼ市販車ベースで
こんなコンセプトカー見たいのは走ってませんでした。
今でも走ったら十分に目立つでしょ…
そして、この車に〈Dino〉血が流れていた事に今更ですが驚かされました。
でも、Dinoもストラストも大好きな車だから
それはそれで嬉しい驚きでした。
この日はちょっとガックリ来ることがありましたが、
良い目の保養が出来たことで、少し気を取り戻せました。(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/f4/7f91606a9897b7f98a48758fb1e2b834.jpg)
● アウト ガレリア“ルーチェ” Dino FERRARI FOREVER
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/e6/5ef920f5ff294b058331c6f9663b4cec.jpg)
▲ビートルと兄弟の様なデザインのポルシェ356(愛称サンゴロー)
今日は昨日紹介できなかったポルシェ356&904を紹介します。
ポルシェ356はポルシェがカーメーカーとして出発するための
第一号車になった、記念すべきモデルです。
デザイナーがワーゲンのビートルをデザインしたデザイナーだったため、
その影響が強過ぎて、まだ現在のポルシェデザインからは
違和感を感じる(その代わり)愛嬌のある
デザインに仕上がっています。
個人的には気取りのないポルシェという事で、
中古車を安く買えれば欲しいな…と思ったこともありました。
市販車はかなり輸入されていますから、
旧車の集いとか行けば、比較的簡単に見る事は出来ますね。
オープンタイプは、一時レプリカもかなり売られていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/f2/eec4363856bdcab8a8c6220b151512aa.jpg)
ポルシェ904は鈴鹿で行われた第2回日本GPの
式場 荘吉(ポルシェ904)と生沢 徹(スカイラインGT)のレースが、
伝説のレースとして語りつがれています。
ウキペディアで〈1964年日本グランプリ〉を読むと、
日本のレースの黎明期を象徴する様な
面白いエピソードがたくさん書いてあります。
個人的にはこの904も初見で、良い目の保養になりました。
やっぱり904も、まだポルシェデザインのアイデンティティーが
確立される前のモデルの様な気がします。
赤いモデルは一瞬同時代のフェラーリのGTカーっぽくも見えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/05/9fb11ce98ae6578485a98352667569db.jpg)
▲▼ポルシェ904 / フォードやフェラーリにも似たこの時代共通のデザイン…?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/0e/64badb2508986b2a7c1397824afdbb74.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/a2/289fea76a6ae0fdbfeb4b458cb443511.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/50/32fd43b477ea3fc44b59fa4a1d2d91c6.jpg)
子供の頃大好きだった
レーシングカーのポルシェ906(一緒に904&356も展示)が、
市内で展示されるというニュースを
昨日朝の新聞で知り、見てきました。
場所は名東区極楽(天国に一番近い地名:笑)の
アウト ガレリア“ルーチェ”という車専門ギャラリーで、
ギャラリーの噂は聞いていましたが、行った事がなかったので、
到着までは、ちょっとワクワク気分でした。
ポルシェ906は僕がレースを好きになり、憧れ始めた小学生の頃から、
どれだけその写真と記事を目にしてきたか分からないくらい見てきました。
しかし残念ながら、一度もその実車を見た事はありませんでした。
それでも子供心に「レーシングカーってカッコええな~!!」
と思わせてくれたのが、このポルシェ906(&910)でした。
これがきっかけで、現在に至るまで“レース大好き人間”になったndoです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/24/634e3b6539a545f075c155ae274fd9b2.jpg)
▲当時欧州で戦っていた生沢さんは、日本GPだけの凱旋レースでした
ちなみに左下の生沢ポルシェは910で、人も車も抜群に格好良かったです
それで実車を見た感想はと言うと、
現在のレーシングカーに較べれば幾分迫力不足の感じはありますが、
そんな比較はちょっと野暮で、
当時(1966年)排気量2000ccのレーシングカーとしては
やっぱり迫力満点のスタイルだったと再確認できました。
何よりその曲線の流れの美しさは、40数年を経た現在もシビレます(笑)。
ちょうど同じ時期に開発された、
TOYOTA2000GTに通じる美しさを感じるのは、僕だけでしょうか?
横から見るとフロントからフェンダーに流れる曲線の基本ラインは、
ボリューム感の差こそあれ、特にそっくりだと感じます?!
2000GTのお手本はポルシェだったんでしょうか?
それとも単純に時代のトレンドだけだったんでしょうか?!
ちなみに906の後に開発された、
910の方がより洗練されたスタイルになっていて、
本当は個人的に910が見たかったとギャラリーの方に話すと、
残念ながら日本GPで輸入された910は全てまた輸出されて、
現存するポルシェ910は、
日本には無いとの事でした…残念!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/17/bb85ceef0c51c97c3a9d70a4a8abf46f.jpg)
▲左奥&手前赤はポルシェ904GTS
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/c3/5c512de7e6fcc04371cdd0ccd4398a7d.jpg)
▲フロントからフェンダーに流れる曲線の雰囲気はTOYOTA2000GT…?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/59/8fa10af1e6c3c2bc0b5f44825810a7e8.jpg)
▲解散を知った音楽雑誌[MUSIC MAGAZINE]と最初に聴いたアルバム[カメラ=万年筆]
ということで、世界一愛していたバンド“ムーンライダーズ”が
昨年末解散してしまいました。
今回のタイトルの言葉は、このブログの看板にもなっている
ムーンライダーズのアルバム[青空百景]の中の歌詞の一部で、
形ある物はやがて消えてゆくという事を、
生きる苦悩になぞって歌った歌詞で、
まさにこの詩が示唆していたように35年間続いてきた、
※1980年代後半の一時期、活動停止の期間もありましたが。
日本でもまれな長寿バンドも、ついに終焉を迎えてしまいました。
メンバーはもう皆60歳前後ですから(自分も歳をとるはずだ!)、
※「Don't Trust Over Thirty」と口ずさんでいたのが
昨日の様な気がするんだけれど…
もうここまできたら、ストーンズのようにいくとこまでいくしかないと思い、
個人的には無責任にも解散など考えてもいなかったんですが、
どうも事情は違ったようでした。
何か311の影響でもあったのでしょうか…?
正確には昨年末を持ってという事でしたが、
個人的に解散を知ったのは、
先月発売の雑誌[MUSIC MAGAZINE]ででした。
この情報化時代でも、この情報を知るまでの時間のギャップは、
相変わらず、このバンドが世の中の流れとは少し違った位置に
存在するという事を再認識させてくれました。
もちろん自分がちゃんとチェックしていれば、
すぐに確認はできた事なので、自分の気のゆるみもありましたが…
最初にムーンライダーズの曲を聴いたのは
ちょうどYMOがヒットし始めた頃で、1980年頃かと思います。
もうムーンライダーズのアルバムは6枚ほど発売されていて、
当時、最新盤の[カメラ=万年筆]のアバンギャルドなつくりが気に入って、
過去のアルバムも遡って全て聴いていました。
[カメラ=万年筆]はシンセサイザーを駆使してつくられた
ニューウエイブなアルバムで、YMOとは一味も二味もちがった
魅力的なバンドでした。
このアルバムのコンセプトは仮想映画音楽で、
それらしきタイトルで、それらしき11の曲がつくられていました。
今でも、時々思い出したように聴く一枚です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/0a/9492fdc1159977edb8b9ac9cece86d58.jpg)
▲一時発売中止になった[マニア・マニエラ]と代わりに発売された[青空百景]
ただ当時から、マニアックな曲作りが一般受けせず、
常にレコード会社と衝突する事が多く、
ファン層も限定された一部の層にしか受け入れられていなかったのは、
解散するまで変わらなかったところですね。
個人的にはアバンギャルドさと微妙なポップな感じが
見事に融合したロックで聴きやすいと思っていましたが、
世間的には最後まで受け入れられず、
ベスト盤を含めれば30枚以上のアルバムを発表したにも関わらず、
メジャーヒットは1曲もありませんでした。
象徴的だったのが、1982年のアルバム[マニア・マニエラ]の発売に
レコード会社からクレームがつき(過激的・売れない…)、
急遽ポップス指向のアルバム[青空百景]が
緊急制作され、代替発売されました。
結果的には、[青空百景]の方が多少聴きやすいかな…
と思う程度でクオリティの高さは全然変わらず、
ライダーズファンには楽しみが倍になっただけの大喜びの2枚でした。
と言うのは、結局[マニア・マニエラ]も後日CDとして発売されました。
ただ、時代はまだレコードからCDの転換期で、
CDの国内版も発売され始めたばかりの時期でしたし、
ハード(プレイヤー)の方も高価で購入できず、
しばらくは聴きたくてもお預け状態でした。
※その後、[マニア・マニエラ]はカセットブックとしても発売され、
個人的には、そちらで先に聴く事となりました。
知らない人も多いし、ヒット曲もなかったバンドですが、
個人的には最強の才能集団だと信じています。
信じる我道を突き進む姿は最高でした!!
メンバーそれぞれがオリジナル・アルバムも発表しているし、
CM・映画音楽・プロデュース・バックアーティストと
活動の場は枚挙に遑がないが、
その活躍ぶりは裏方仕事が多く、
熱烈なファンにしかその活動を知られなかったのが、
ちょっと残念でしたね…
ムーンライダーズの詩は難解なものが多いんですが、
ちょっとしたフレーズが頭にこびりついたり、
いろんな風景が見えてきたり、想像させてくれる事がとても好きで、
勝手ながらブログのタイトルに
アルバム名[青空百景]を拝借した次第でした。
※マニア・マニエラも考えたが…やっぱり解りにくいかな…
と思ってしまった(苦笑)
解散は残念と言えば残念ですが、
バンドとして残してくれた30枚近くのオリジナル・アルバムと
各メンバーとその関係する、
膨大な量のアルバムがあれば生きていけます(笑)。
今後は6人が全て集まるのは難しいかもしれませんが、
変則的なセッションはあるはずだし、たとえ一人ひとりでも、
ムーンライダーズの精神は不滅だと信じています。
新しいもの好きで、ちょっと屈折した個性派の6人、
今は、35年間素晴しい楽曲と創造を提供してくれた事に、
本当に感謝したい気持ちで一杯です。
とりあえず最後のアルバム(Ciao!)を買ってこなくちゃ…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/32/3ff6e2ee2db44f6e4105d8352c073cd8.jpg)
昨日、大好きな風景画家“川合玉堂”の展覧会を
栄の松坂屋美術館に見に行った。
玉堂さんは、もうとっくにブログで紹介していると思っていたが、
何だか全然書いた跡がないので、昨日の感想を書かせててもらいます。
川合玉堂は、東山魁夷と並んで大好きな日本の風景画家で、
もう展覧会を見るのも三度目になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/46/c0eac91806012002695db4b685d1f852.jpg)
▲松坂屋の裏通り(大津通)が27年ぶりにホコ天で復活!
たまたま昨日は、27年ぶりの栄“歩行者天国”の復活の日でしたが、
僕が行った時は時間が遅かったのか、暑かった為か、
あまり認知されてなかったのか定かではありませんが、
人通りはさほど多くはなくて何となく気が抜けた雰囲気でした。
という事で、ちょっとAppleを覗いてすぐに松坂屋へGO!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/11/778c272d40f0b9d7b3987eb5571d8876.jpg)
▲“山雨一過” = 雨上がりの峠道の雰囲気が好きです!気持ちよい画
今回の展覧会は作品の質・量共に過去二回見た展覧会より勝っていて、
十分見応えのあるものでした。
玉堂さんの魅力は日本画らしい空間処理と、
シンプルだけど高度なテクニックで描かれた空気感が
とてもお洒落です!!
空気感というのは霞だったり霧だったり、遠近感だったり、
雨だったり雪だったり、または川や滝の表現が
墨の濃淡やタッチで表現する技法と、
あと、まったく筆を入れない事で描く凄さが本当にお洒落です(笑)。
でもこんな技法は水墨画だったら当たり前でして、
それでも玉堂に惹かれるのは、時代は違うけれど、
見て育った原風景が自分と近い所為でしょうか???
いえいえ、これこそ日本の原風景なんだからでしょうね…
そして、ほとんどの風景画に必ず小さく営みをする人々が描かれていて、
そのあたたかみが感じられる構成が僕はとても好きです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/d9/d1f2648dd0c1668128ad1ff3a96de392.jpg)
▲“峰の夕” = モノトーンに近い作品により魅力を感じます