片岡球子展

2015-07-26 | ◆Photo Diary


チケットを頂いたので、最終日前日でしたが
〈片岡球子展〉ゆっくりと鑑賞してきました。

珠子さんは日本画家としては超有名人ですから、
美術書や複製画等でその時々見ていましたが、
年代ごとに系統立てて沢山の作品を観るのは
初めてだったので大変楽しめました。

片岡球子展の作品を通して観て感じたことは、
その才能が五〜六十歳代になって
一気に爆発していたことでした。

それまでの作品にも所々に
その鬼才の一端は感じられますが、
それでもその作品は、
あくまでも日本画の世界の作品でした。


▲初期の作品〈枇杷〉1930年

が、四十歳代後半を境にその画風は
これが日本画!?というくらいぶっ飛び始めます。
画材も果てはボンド・油彩まで使われ、
作画には、あらゆる試みがされているようでした。

その作風は「ゲテモノ」とまで呼ばれていたそうですが、
それはある意味狭い日本画の世界のことで、
芸術の世界全般で見れば、
時代の自然な流れの中にある作風として
日本画の殻を破ろうという姿勢は、
十分理解できるんですけどね…


▲六十歳過ぎてからのライフワーク〈面構(つらがまえ)シリーズ〉

五十歳代であの火山シリーズの激しい色使い・
デフォルメでその才能を開花させ、
六十歳代で面構シリーズの超ヘタウマ絵で
その評価を不動のものにされたようです。

※ただ個人的には、表現・画風が
 また日本画にいくらか回帰し始めた
 八十歳代の作品(富士に献花・春の富士等)の方が
 好きなんですけどね…


▲八十五歳の作品〈富士に献花〉1990年

そして八十歳代の作品で
少し落ち着きを取り戻すのですが、
これがまた九十歳になると
また別な意味でぶっ飛んでいて、
〈面構 一休さま〉の鶴と海老の絵には
思わず吹き出してしまいました…
何なんでしょう?この突き抜け感は…?!

ただ、決して技術を前面に見せる
作風ではなかったけど、
「かいて、描いて、描きぬく勉強」、
「私も写生を生命にする」という
基本を大切にする姿勢が
珠子さんのモットーでした…

しかし、五十歳以降に大爆発して全盛期を迎え、
百歳近くまで独特の感性と情熱で
作品を描き続けたパワーには、
只々ビックリ!只々尊敬です!!

片岡球子展


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ス・ゴ・イ!! ひまわり8号

2015-07-12 | ◆気になるコト・モノ・ヒト

▲日付をクリックするとカレンダーが出て見たい日にちが選べます


▲下の矢印をクリックすると時間を追っての変化が見られます
 左上の三本線をクリックすると表示切替が出来ます

昨年10月7日に種子島から
H-IIAロケットで打ち上げられた、
気象衛星「ひまわり8号」の運用が
今月7日から始まりました。

それと同時にリアルタイムで衛星画像が見られる
ネットサービスも始まりました。
※こんな画像&映像が自由に見られるなんて…

画像がカラーになって
高解像度になるのは知っていましたが、
実際に画像&映像を見ると
本当にビックリします!スゴイです!!

気象データとしての重要さは勿論ですが、
朝焼けに染まる地球や、雲が渦を巻く様は
まさに生きている地球です。
なんだか壮大な美しさに感動しちゃいます!

なんてヘタな個人的感想を読むより、
ぜひその目で生の地球を感じてみてください!

ひまわり8号リアルタイムWeb


▲画像のアップ・移動も出来ます
 

▲これは日本列島に切替えた画像です


▲画像をつないで作られた映像のページです


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鳥獣戯画を描いてみました

2015-07-04 | ◆気になるコト・モノ・ヒト


ネットの一部で今話題になっているサイトを使いました。

なんと鳥獣戯画の原画を素材にして、
自分なりの鳥獣戯画を制作するというものです。

ホントは、もう少し気の利いたユーモアのある
絵が描ければ良いのですが、
根が真面目なもんで…(笑)

面白い作品も他所でまとめてありましたから、
気の利いた絵は、そちらでお楽しみ下さい。

鳥獣戯画制作キット 


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