何!この映画面白過ぎます!!
ちょっと余りに暑過ぎるので、
涼取りを兼ねて映画を観に行ってきました。
こんな時に観る映画は単純明快、荒唐無稽モノが一番という事で
〈パシフィック・リム〉に決定!
何でも、この映画を撮った監督〈ギレルモ・デル・トロ〉は
僕らより少し下の世代で、1964年メキシコ生まれながら
僕らと同じように東宝や大映の特撮&怪獣映画や
日本の漫画・アニメを観て育った人だそうで、
それらの日本作品に対するオマージュを込めて
つくられたのがこの作品だそうです。
なるほど!映画を観て大納得!!
怪獣がそのまま(KAIJU)として呼ばれていて、
まさにハリウッド版特撮怪獣映画になっていました。
今までハリウッドのSFや特撮を観て
特撮の完成度の高さには十二分納得出来ても、
何故かあまりワクワクが出来なかった事が多かったんですが
(時々は眠くなってしまう…)、
この映画には、日本特撮映画ならではの
独特のDNAが感じられ、とても面白かったです。
子供の頃ゴジラやガメラの特撮映画を観てワクワクしながらも、
その作り込みの荒さに「何でもっとカッコ良く(リアル)つくれんのやろ~」と
不満やモヤモヤを溜め込んでこの歳になっていましたが、
この作品の究極の造り込みとスケール感、迫力が、
その想いをやっと振り払ってくれました。
ほとんどが海での戦闘シーンでしたが、
雨や波・飛沫の描き方、演出が卓越して素晴らしいです。
まっ、怪獣と巨大ロボット〈イェーガー〉の戦闘シーンは
とにかく圧巻です!!素晴らし過ぎ!!!
そして、どこかで観た様なシーンを回想させてくれるのも
東宝特撮世代にはタマリマセン!!
こんな作品に細かい突っ込み(脚本・演技や理屈)はあまり意味が無いと思います。
※もちろん水準は高いにこした事はありませんが…
映画ならでは許される非日常的な破壊や、
巨大生物の荒唐無稽な格闘(この辺が特に日本的…!?)を観て
気分爽快になれれば大成功でしょう!
これが日本特撮映画ワクワクのDNAじゃないでしょうか!!