▲雲フィルターのみで撮った写真-当然危険です!(苦笑) AM10:45
期待をしていた割りには、直前まで何の準備もしていなくて
まったくお粗末な撮影でした(苦笑)。
第一関門はお天気でしたが、これがまったくもって悲観的な状況でしたので
自分の期待に比例するだけの準備をする気持ちになれませんでした。
当日になってやっと空一面の曇天の中、時折差す雲間からの光に
かすかな希望を持ち、慌てて撮影の準備に入りました。
とはいっても、こんな状況で揃う減光フィルターは生活用品の中から探す
黒くて透けたモノしかなく、実際は役に立たないものばかりでした。
そんな中でも唯一使えたモノはサングラスのレンズで、
これも快晴だったらとても使えませんでした、
自然の薄曇りフィルター兼用だったから使えただけで、
結果的には曇り空が撮影に大きな味方をしてくれました。
その天気ですが、太陽は日食が始まる前から少しずつ
雲間から姿を見せてくれピークを過ぎる頃まで、
薄雲を通して観測が出来ました。
▲左上AM10:25からほぼピーク時近くの右下AM11:00
場所は空が見渡せる、いつもの河川敷まで出かけました。
ピーク時はもう少し暗くなるかと思いましたが、1/4とはいっても
やっぱり太陽の光は強く、気にしなければ分からないくらいの変化でした。
やはりその辺は、皆既日食でないとダメですね。
それでも、それまでうるさかったセミの鳴き声も一時止み、
河川敷は一瞬不思議な世界になっていました。
ピークを過ぎて少し経ってからは、太陽は厚い雲に入ってしまい、
日食はまったく観測できなくなってしまいましたが、
久々の大天文ショーを僅かながらでも見られたのは正直嬉しかったです。
▲それほど変化を感じられなかった明るさ ピーク時近くのAM11:00