サツキとメイの家

2012-10-30 | ◆イロハにナゴヤ

▲和洋折衷建築というか、強引に洋館を増築したという感じですね?

▲テラスは洋風縁側?
 そういえば米国でも郊外の古い家はベランダ(洋風縁側?)がありましたね…

27・28日と戦前の和洋折衷様式住宅2邸を紹介しましたが、
同じ様式ながら、庶民的な造りの〈サツキとメイの家〉が
以前訪れただけで、ブログにアップしていませんでしたので、
同じ和洋折衷繋がりという事で、今回連続で紹介してみたいと思います。

〈サツキとメイの家〉は、ジブリ映画〈となりのトトロ〉の中に
登場した住居を、愛知万博のパビリオンの一つとして
実際に再現して建てられたもので、
家財道具から生活小物の万年筆に至るまで、
時代考証に照らし合わせリアルにつくられていました。



先に紹介した2邸は大正時代に建てられたお屋敷でしたが、
〈サツキとメイの家〉は昭和10年頃に建てられた
一般住宅という設定でした。

こういうものは、下手な説明をするより写真を見てもらった方が
それぞれ感じるものがあると思いますので、
細かい説明は省いてどんどん写真を見てください。






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文化のみち双葉館

2012-10-28 | ◆イロハにナゴヤ



▲和洋折衷と言っても、蔵以外の外観はほとんど洋館ですね

橦木館で水彩画展と建物を見終わると、
次は約400m程東側にある双葉館へ移動。

〈双葉館は日本初の女優〈川上貞奴〉と、
日本の電力王と呼ばれた〈福澤桃介〉が大正時代に暮らした、
やはり和洋折衷の大邸宅です。
※このお二人に関しては詳細を書き出すと取留めが無くなりそうですので、
 興味のある方は、リンクの方でお読みください。


▲▼玄関入って左のサロン室、豪華!!



▲サロン室の隣の部屋は現在資料部屋
 貞奴さんのパリ万博講公演の資料等 右下写真の左の絵はピカソが描いた貞奴

双葉館と橦木館は、同じ時代の財界人のお屋敷といっても、
明らかに使用目的や規模が違っていて、
双葉館の方が遥かに先進的で大御殿でした。
というのは、桃介の木曽川ダム開発と、関西・中部の電力会社を
発展させるために、今でいうショールームを兼ねた、
財界・文化人を接待するサロンがメインの造りの建物になっていました。
ですから当時は建物の至る所に電気が使われ、
暖炉まで電気式で、現在もそのままの暖炉が残されていました。
時代を先取りした〈オール電化〉っていうヤツですね。
そこで桃介を助け、財界・文化人のおもてなしをしていたのが、
女優の川上貞奴さんだったというわけです。
住み込みのお手伝いさん達も何人か居たようで、
部屋数もかなりありました。


▲2階の階段上がり口と廊下


僕ら何気なく生活している現在でも、桃介の残してくれた
多くのダムや橋や住居が結構多く残っていて(特に木曽川流域は)、
この歳になって改めて「あっ!あそこもそうだ」と
気づき始めたndoでした。


▲2階は和室が多い

▲2階からの風景 隣に大きな蔵も


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文化のみち橦木館

2012-10-27 | ◆イロハにナゴヤ

▲看板とか出ていないと単なる旧家と見過ごしそう…


▲洋館の2階から見下ろす和室

以前から多少気にはなっていましたが、
何かキッカケが無いと行けない場所がありました。
知人の絵画教室の先生とその生徒さん達の水彩画展が
〈橦木館〉であるという事でDMをもらい、
やっと今日その場所へ行ってきました。

今日行ったのは、大正末に陶磁器商〈井元為三郎〉によって建てられた
〈橦木館〉と、日本の女優第一号の〈川上貞奴〉が大正時代に暮らした
〈双葉館〉の和洋折衷建築で、古き良き時代の大邸宅です。
今日は〈橦木館〉の方を紹介します。


▲洋館の方はステンドグラスが多く使われていました


▲当時この邸宅のご主人、井元為三郎さん、ちょっと笑えます…

名古屋城の東側 - 徳川園辺りまでの約3kmは、昔の武家屋敷があった地域で、
土地柄、その後も名古屋の政財界人達や著名人が住む事が多かった為、
文化財に指定されるような古い建物も多く残されていて、
今回の邸宅2邸も名古屋市の文化財指定を受け、
〈文化のみち〉コースの一部として観光名所とされています。
ちなみに、この近辺の白壁と呼ばれる区域は
今でも名古屋の高級住宅街です。


▲僕の子供の頃は縁側で寝転がって、日向ぼっこを兼ねて漫画読んでました



和洋折衷建設といえば、〈となりのトトロ〉に出てきた
〈サツキとメイの家〉が思い出されますが。
あれのもうちょっと古い大邸宅版を想像していただければ近いかと思います。
世代にもよりますが、ぼくらオジサン世代では建物の一部に
結構懐かしい造りも見受けられますし、
やっぱりここは大邸宅!これは無かった!!
と思う箇所も多々ありました。

〈橦木館〉の方は、入り口の建物が2階建ての洋館で、
当時は洋館1階が応接室&食堂で、
2階は娯楽室&寝室として使用されていたみたいです。
建物全体は中庭を囲む様なコの字型の造りで、
奥の平屋は完全な和風建築です。
一番奥北側には蔵があり、南側の離れには茶室もありました。
入り口からは、各部屋がやはりコの字型の縁側廊下で繋がれていました。

日本の古い家屋を見るたびに、
通路以外の役目を果たしていた、
縁側文化って復活できないものかと思いますが、
今の日本では、縁側はもう完全に
時代錯誤の無用の長物ですね…きっと…

文化のみち双葉館に続く…


▲離れの茶室
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河川敷カメラスケッチ2012秋

2012-10-20 | ◆矢田川とびとび日誌

▲すっかり秋色の快晴河川敷

▲センダンの木が実を付け始めた

やっとかめだなも…の河川敷日記です(汗)…

ずいぶん涼しくなってきて天気も快晴なので、
運動不足の身体にムチ打ち、昼食後久しぶりに河川敷へ。

最近は本当にサボってばかりですが、
こうやって河川敷に繰り出せば、やっぱり「気持ちイイ~」です!
気が入っていないと夏は暑い…冬は寒い…と、
最近はすっかり書き込みの伸びないカテゴリーの
「矢田川とびとび日誌」…
でも、ちょっとブログを振り返ってみると、
ちょうどカモたちが飛来するこの時期は、気候も良くなるので、
毎年、反省を込めサボりグセから復帰するのに
ちょうど良いきっかけの時期になってるみたいです(苦笑)。

今日の河川敷は気温も風量も日差しも完璧で、
まさに自転車で走るには最高の小春日和でした。


▲いつも一番乗りのコガモたち


川の中はコサギを数羽見かけるだけで、
カモは上流までの間、全然見かけませんでした。
一方、川岸では大量のススキとセイタカアワダチソウが
どこに行っても目立って咲き誇っていました。
とは言っても、ちょっとケバい黄色の花をつけている分、
セイタカアワダチソウの方が圧倒的に目立ちます。
ただ、同じ黄色でも春の河川敷の菜の花は風情を感じますが、
セイタカアワダチソウは外来種というのが頭にあるせいか、
はびこるという感じで、イマイチ気分がよくない植物ですね。

河川敷のサイクリングコースを上流に向かい、
心地良くペダルを漕ぎ進むと、やがて折り返し地点に到着。
そこがカモたちの越冬地で、今年も例年通り
第一陣のコガモたちが10数羽来ていました。
続いてオナガガモ・マガモたちが
やって来るのももうすぐでしょう。




▲こんな目付きの悪いコサギは初めて見た(笑)


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ウオオ~ッ!大金星!!

2012-10-13 | ◆空と映画とスタジアムと…

● 親善試合 フランス
フランス 0ー1 日本

また一歩、サッカー日本代表が確かな成長の証を見せてくれました。
2001年、同じこの会場(サンドニ)で0ー5で敗れてから11年…
フランスも一時の輝きは無くしましたが、それでも…
一度も勝てていなかった欧州の強国フランスから
ついに1勝をもぎ取りました!

欧州遠征の試合のため、試合観戦は半分寝ながらTVはつけっぱなしで、
フランス戦の開始(日本時間午前4時頃開始)を待ちました。
試合が始まると寝ぼけ眼のまま観戦開始。
試合はフランスですから完全なアウェー状態で、
大きな大会以外の親善試合では珍しい風景
(いつも国内試合ばかりですからね)。
前半はもう攻められっぱなしで見ていられませんでした。
早い球回しとプレスでつけ入るスキなし…
ポゼッションは前半フランスが80%位だったでしょうか(汗)…
それでも明らかに以前の日本代表と違うのは、
決定的なミスが無くなっていて、危ない場面はありましたが
1点も取られず守りきってくれたことですね。

後半も相変わらず攻められる方が多いんですが、
それでもフランスの運動量が少しずつ落ちると共に、
日本もボールがつながるようになり、
攻撃のペースをつかめるようになってきました。
攻められながらも徐々にゴールに近づき、ついに、
終了間際に今野が見事なカウンタードリブルで駆け上がり、
エリア近くで右の長友にパスを出し、長友がゴールに駆け込む
香川に折り返しのパスを出し、最後は香川が押し込むと…!!
本当にお見事なカウンター攻撃でした!

攻め続けていたフランスも最後に息の根を止められた感じで、
もう終了のホイッスルはすぐでした。

勝因はもうナデシコばりに粘り強く守りきった事でしょうね。
特に得点前の川島のセーブも凄まじかったです。
親善試合だったし運もありましたが、
それでも、この1勝の自信は計り知れないと思います。
ブラジル戦も楽しみです!!

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秋風に誘われて鳥居峠へ

2012-10-08 | ◆山・ドライブ・散歩

▲山に入るとヒンヤリした空気が心地よい…一部に気の早い紅葉も少々

今年も秋風の気持ちよい季節が訪れるとともに、
〈遠足倶楽部:気になるとこ行き隊〉より第3回秋のハイキングコース報告がありました。
最近はすっかり出不精になっていて、身体が気持ち悪くてしょうがなかったので、
少々、紅葉見物には早いとは思いながらも二つ返事で参加をお願いしました。

コースは江戸時代の五街道の一つで、
本州中部山間部を通過する〈中山道〉の中にある、藪原~奈良井間6kmほどの鳥居峠越えコースです。

今年は例年より1名増えたオジサン達4名で7日朝、名古屋を車で出発し、
コース出発地点の旧宿場町〈薮原〉に午前10時過ぎに到着。
駅近くの駐車場に車を駐車し、10時半頃藪原から奈良井宿に向いスタート。

駐車場から家並みを抜け、少々坂を登るとすぐにコース入り口が見つかる、
山に入るとすぐに、空気がヒンヤリ感じられて気持ちいい。
それでもいきなり坂の連続は、運動不足の出不精男にはちょっと応えます。
ただ、峠越えですから、峠まで登っちゃえば後は下りという事で、
それほど苦にはなりませんでした。
というか、久しぶりの山の中を歩く感覚、
落ち葉の道を踏みしめる快感の方が勝っていました。
登りの時間も1時間少々という感じで、
久しぶりのハイキングには適度な距離だったと思います。


▲円山公園からは藪原の町並みも見下ろせます


▲円山公園には石碑やベンチ・テーブルもあります
 すぐ隣には御嶽神社もあり

唐松林や雑木林を抜けて、峠の頂上付近に着くと白樺の木々も姿を現しました。
さすがに白樺を見ると、低山だけど山に来たぞという雰囲気は味わえます。
峠の頂き付近では藪原を見下ろす風景を楽しみ、
整備された公園(丸山公園)や神社(御嶽神社)もあって、
美味しい空気をおかずにそこで昼食をいただきました。

昼食休憩を終えて奈良井へ向かう道は下りばかりですので楽でしたが、
実際は坂が急だと膝や太ももに負担がかかり、それなりに気を使います。
でも、奈良井の町並みも見えてきて、
後は風景を楽しみながらの気楽な散歩気分での下山でした。
下り行程は約1時間半くらいです。


▲円山公園を過ぎるとすぐ巨大な栃の木群が現れます
 そして鳥居峠に着くと奈良井の町並みも見えてきます


▲〈中の茶屋〉と言ってもただの休憩所です
 快晴の日は気持ちよいですが、薄暗いとちょっと不気味かも…

奈良井に着いて驚いたのは、宿場町の規模が意外に大きかった事でした。
完全に観光地化していますが、妻籠や馬籠とはまた違った趣があります。
いつも国道19号を通るとき横目で眺めていただけで、
その実態を知らなかったのは、ちょっと情けなかったかなの気分です…
これは是非、他の訪れていない木曽路宿場巡りもしてみないといけませんね~

ちなみに帰りは宿場町を通り抜けた所にある奈良井駅より、
JR中央線で藪原駅へ戻り、再び車で名古屋へと帰宅しました。
お疲れさまでした!

という事で一足早やかったですが、今年も秋の散策を楽しむ事が出来ました。
皆様いろいろありがとうございました。
次回も楽しみにしてま~す。


▲奈良井宿は町の端から端までが結構長く、
 ゆっくり見て回れば相当時間がかかりそう




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