越川芳明のカフェ・ノマド Cafe Nomad, Yoshiaki Koshikawa

世界と日本のボーダー文化

The Border Culture of the World and Japan

トーマス・トランストロンメル

2011年10月12日 | 音楽、踊り、祭り

今年のノーベル賞を受賞した詩人の日本語で読める

唯一の詩集が思潮社から出ている。

『悲しみのゴンドラ』という。

「毎日新聞」の佐藤由紀さんがきのう(10月11日)の夕刊で、

地元ジャーナリスの寄稿エッセイを翻訳し、詩人を紹介している。

エッセイでは、こんな感じで親しみが沸いてくる。

「すべてが夢のようだった。興奮の渦の中に立ちながら、ストックホルムで同じ高校に通ったトーマスを思い出していた。私たちは60年来の友人なのだ」

一方、佐藤さんの紹介記事に引用されている詩の一部が心に残った。

ある埋葬式だった

そして わたしは その死者がわたしの想いを

読みとっている気がしたのだ

わたし自身にもまして

(「1990年7月より」)

 

 

 

 

 

 

 

 


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