娘よ この曲がリクエストされると 私の伴奏は楽譜が滲んで見える
何度演奏しても いつでも 娘のことは忘れられない
嫁に行った娘に孫が生まれ その孫が嫁いだ年齢になっても変わらない
曲の前にいつも その曲の背景 連想されることを話したり笑わる
どうしても この娘よの場合は 自分のことを皆さんに話してしまう
うたごえの講座のときにも話をして思わず涙ぐみ 皆さんも貰い泣き
息子が結婚するときは これから家庭を持つ祝の感じだけがあった
たが 娘の場合は 今まで一緒に生活していたのに 居なくなるのだ
何かが抜けたように 大げさに言うと 虚ろにものすごく寂しかった
以前にも書いたが 私の娘は嫁ぐ前の晩 私の布団にもぐりこんで来た
一寸だけ 一緒に居させてと恥ずかしそうに言った
子どもの時のように 私もただ腕枕をして 娘の髪に触れていた
生まれた時から 走馬灯のように想い出がよぎった
そんなに良い父親だったと自信は無かったが 嬉しさと幸せの頂点だった
数分して出て行った後の 温もりと涙の後は 今でも忘れられない
結婚式場は赤坂プリンスホテルだった 豪華な式場である
私の親族は10分の一くらいで それは盛大なものでもあった
その晩 私は サウナに行って 思い切り涙も汗と一緒に混ぜて流した
今年 その赤坂プリンスホテルは解体された
添乗員の仕事でも このホテルの食事があり 想い出が重なる
孫娘は その後中学時代から 思い出したようにメールをくれた
娘とは いろいろあって 何年も会わないときもあった
勿論 私に理由があり 疎遠になりがちだったが孫娘が繋いでくれた
孫の成人式では 着物姿の写真を送ってくれた
今年 うたごえの講座に 娘と孫と揃って顔を見せてくれた
じいちゃんの ピアノを弾く姿と 講座の雰囲気が味わいたいと言って・・
知っている歌も有ったよと笑っていた 講座の皆さんも祝福してくれた
一昨日のうたごえで 娘よのリクエストがあり その前に話を少しした
娘が嫁に行く日 父親はだらしないもんだね と皆さんを笑わせた
でもね 皆さんの父親も 多分 その日 陰で泣いていたんだよ~
ほんの少し シーンとなった 思い当たる女性も多いと思う
今日も 墨田のうたごえ講座 カチューシャ 50名くらいの素敵な方たち
私の他愛ないトークで歌い 笑い 笑顔が溢れるだろう
娘よ
嫁に行く日が 来なけりゃいいと 男親なら誰でも思う
早いもんだね 二十歳を過ぎて 今日はお前の花嫁姿
贈る言葉は 無いけれど 風邪を引かずに 達者で暮らせ
夕べ娘が 酌してくれた 酒の味さえ 覚えていない
古い写真を 指差しながら ここが 父さん そっくりなのと
頬の辺りを 撫でながら 涙ぐんでは はしゃいでくれた
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今日の誕生花 マルメロ
花言葉 誘惑
あの名曲 喝采を歌った ちあきなおみさん この四つのお願いも歌う
可愛い恋の歌である 私が恋をするなら四つのお願い聞いて欲しい
一つ 優しく愛して 二つ わがまま言わせて 三つ さみしくさせないで
四つ 誰にも秘密にしてね~
あまりにも純真な愛で 私たちが歌うには 少し照れくさいものがあるかな
歌のリストに入れてあるが 今までリクエストが無かった
時々 うたごえの時に今まで歌ったことがない曲も みんなで歌ってみる
歌ってみれば 皆さん良く知っている 大きな合唱となる
昨日の下町のうたごえ 70数名もの方の歌声である
私だけでなく 皆さんのあたたかさが 互いに心地良くここに集うのだろう
リクエストは何が出るか分らない 何しろ500曲余のリストからである
上海帰りのリル 芭蕉布 青春時代 まっかな秋など 何が出ても歌える
夜明けの歌はアイジョージさんが歌ったかなと言うと芹洋子さんだよと応える
いい加減なことは言えないねと言って 皆が笑う 何しろ良く知っているから
それでもリクエストの曲について 解説やら私の想い出などトークを入れる
先生のお話が面白くてといってくれる方も多い 笑いがいっぱいなのだ
半分ジョーク 半分本音やら体験談も入る
お前に そばに居てくれるだけでいい こんなセリフは私は絶対言えないな
生まれ変わったらいえるかもと言うと 女性たちがウソと笑う 顔を見て言うな
小さなスナック 私は若いとき ああいうところは不良の行く所と思っていた
50代になって ちょいワルおじさんに憧れて一度スナックに行ったことがある
酒が飲めないけれど 一寸飲んで 店の女性と話して さっと帰る
いざ入ってみたが どうしようか戸惑う 先ずは何にしますか? あっ 水割り
口につけたが飲めない 女性との会話のきっかけも出来ない
それこそ10分くらいで会計して帰った この話をしたら大笑い・・そうだよね
こんな感じに うたごえが2時間 あっという間に終わる
皆さん 楽しかったぁと帰って行く この笑顔がいつも嬉しくて活力となる
男性とは握手したりするが 私もと女性も手を差し出す それじゃまたね
いい雰囲気だなぁ これが参加者にも喜ばれ 毎回多くの方たちが来る
殆ど名前もお住まいも知らない方たちである
歌が取り持つ縁 絆 私は この余韻の中で毎日を送る
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今日の誕生花 ポインセチア
花言葉 私は燃えている 祝福する
あなたに替わって叶えましょう
例えば 50年前の会いたい人はいませんか?
こんなアンケートサイトから設問が来た
どうやらテレビの制作段階の 意識調査のようである
そして 夢を叶えてくれると言う

50年前の会いたい人? 初恋の人かな 生きているかな
会ったところで おじいちゃん おばあちゃん 会わない方が良い
お世話になった先生? 思い当たる人が居ない
テレビ的には 多分 この会いたい人に照準を合わせるだろう
感動して それなりの視聴率が取れる
それでも 叶えたい夢 叶えますと書いてあるから 夢を書いた

私の夢は 介護施設などに居る お年寄りを温泉に入れることである
もう10数年以上前から 抱き続けてきた
施設に入所している方たちは 最期まで表に出られない方も居る
花も緑も 山も川も 旅することも まして歩くことさえ出来ない
せめて 身体にも良い温泉に一度は入れてあげたい
出ることは無理ならば 温泉のお湯を運んできて湯船に入れたい
運転免許を取ってからは 私が小型のタンクローりーを買う
そして とうとうと流れていく温泉をスタンドから 買うか貰ってくる
施設へ運ぶことも出来る こんな儚い夢を永年持っていた

肝心の資金が私には無い 預金さえ無い
そうだ ジャンボ宝くじを買って当れば 僅かな夢は叶えられる
私の老後資金さえあれば 後は この夢に充てる
どうせ 大金が当たっても 人生が狂うだけのこと
3億ならば 1億除いても まだ2億円がある 今は7億円か
以前の会社 現役時代は 2.3万円毎年 ジャンボを買った
ところが年金時代に入って その額は年々減少し 昨年は買わなかった
買わなかったというより 1組3000円が買えなくなったのである
もう 夢はその時点で 夢で終わった

アンケートは そんな夢では 視聴率は無理で 読んでもくれないだろう
それでも 夢は夢 七夕の短冊に書くように書いた
病気と闘っている方たちを救って・・これもあるが夢を超えて願いになる

今日は下町のうたごえ 笑顔がいっぱい溢れる
うたごえで病になることも 予防できる
ささやかな夢は こうして多くの方と知り合い 元気で歌えることでもある
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今日の誕生花 さざんか
花言葉 謙譲 愛嬌
既に私とも顔なじみになっている方も多く 会うと笑顔が返って来る
皆さんが楽しみにしている様子が感じられる
会場へ台車にいっぱい楽器他載せて エレベーターに乗り込んだ時の事
私を知らない女性の利用者さんが荷物を見て 私に問いかけた
今日から入所ですか?
一瞬考えたが そうか こんなに荷物を持って入所と間違われたらしい
いいえ 音楽の訪問なんですよ 皆さんに歌を歌ってもらうのです
良いお友達になれそうかナ なんて考えてくれたのかと後で思った
ここでは私との歌の時間という レクリエーションタイム 約一時間
開始時には 施設側が用意してくれている 歌詞のコピーが配られる
いつも 4曲から5曲 多少 利用者さんの要望も反映されている

現在の有楽町駅 日劇があった場所は二つのデパート
今回は いきなり有楽町で会いましょう から入る
この歌から始まるには 少し雰囲気を作らねば 歌が浮いてしまいそう
皆さんも私も若い時代 有楽町はデートの憧れの場所でしたね

旅の夜風 愛染かつらは 信州・別所温泉 北向観音にある
ロードショーの映画を観て レストランでお食事して 日比谷公園の散歩
でもね 二人の仲が深まると その内 上野あたりになったでしょう?
お金もそんなに無いから 北千住でも愛は変わらないよね
千住には 映画館も たしか4つありましたよね
駅の北側に 千住東宝 ミリオン座 金美館 あともう一つ名前は忘れた
地元の方なら 微かに眼を瞑り 想い出の中をさ迷っていた


蘇州夜曲 寒山寺と水郷を行く舟から
こうして 共通の思い出 話題も 私との距離を縮める
帰りの時間になって 席のうしろの方まで挨拶に行くと 皆さん笑顔でお礼
歌はいいね 歌っていると楽しいと言われる

川の流れのように アルプスの水を集めて梓川となる
12月は この施設を含めて7箇所 それぞれ今年最後になる
次は来年ですね 元気でいてください それでは全国でも一番早い挨拶です
良いお年をお迎え下さい~~
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今日の誕生花 ネフロレビス
花言葉 魅惑
大きな幸せは 困難な道を通った後に 感じるものです
淡彩画のレンギョウの花に 言葉が添えられていた

野の花も育てられた花も 私たちに感動と癒しで包んでくれる
そして珠玉の言葉も 癒しと感動と励ましをも与えてくれる
そんな絵手紙の世界が 赤城の山麓にあった

小さなギャラリーに 沢山の作品が展示されていた
どの絵も素晴らしく 花たちが生きている
そして 添えられた言葉は 時間を掛けて見るものに沁み込むようだ


名づけて 木洩れ日館 淡彩画 浅見明子さんの美術館である
国道沿いの大きなお蕎麦やさん ささや その店の脇を入って行く
実は作家 浅見さんは 蕎麦屋さんの女将でもあった


画の世界への目覚めは 既に中学時代から開花していたそうである
日本画 淡彩画を学び 遂には個展を開くほどになる
作品は 今では本も数冊刊行され 絵葉書 カレンダーにもなっていった

独特のタッチで描かれた画と詩は 殆ど夜の時間に生まれてくる
昼はお蕎麦やさんの女将として 忙しく立ち回っている
赤城の暗闇が押し包む頃 花が言葉が 活き活きと輝くらしい

私の日常は 音楽の世界である
ピアノを楽しみ ピアノで皆さんを喜ばせる
もう一つ 覚えたいとしたら この絵手紙である

花や野菜や自然を描き それだけを浮かばせる
画も字も下手だが 誇張して書いたら それも生きようか
いつか 入ってみたい絵手紙の世界へ憧れも抱き続けている

絵葉書も数枚 購入してきた
乱雑なわが部屋 いつか整える日があったら これも飾れるか
今日は足立区のディサービスへ 心を込めて人の温かさに触れる
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今日の誕生花 ユーカリの木
花言葉 思い出