尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が7日、与党「国民の力」の議員たちと面会し、「私たちは砂粒になってはならない」とし、党が自分を中心に結集することを求めた。

2025-02-12 13:08:46 | 尹大統領は、おかしいね!
 

ハンギョレ新聞【社説】

自分のために闘えという尹大統領の「獄中政治」、不服を扇動するのか

登録:2025-02-12 06:45 修正:2025-02-12 08:43
 
 
国民の力のユン・サンヒョン議員(左)とキム・ミンジョン議員が7日、京畿道儀旺市のソウル拘置所で尹錫悦大統領との面会後、インタビューに応じている/聯合ニュース

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が7日、与党「国民の力」の議員たちと面会し、「私たちは砂粒になってはならない」とし、党が自分を中心に結集することを求めた。自分の罪を軍人たちになすりつけたうえ、与党に向かっては自分のために闘えという「指令」を下している。12・3内乱事態以後、困窮に直面した国民のことは全く考えず、自分の身を案じるばかりの様子だ。

 尹大統領は同日午前、ソウル拘置所でユン・サンヒョン議員とキム・ミンジョン議員に会い、「(最大野党)共に民主党や左派は強力にカルテルを形成し、執拗に闘っているのではないか」と述べたと、ユン議員が伝えた。また「今は自由民主主義体制の危機」だとしたうえで、「もっと強力な姿勢を貫くことが重要だ」と強調したという。ユン議員は「(尹大統領は)わが党に期待を寄せている」と述べた。自身の罷免を既成事実化した早期大統領選挙の雰囲気にブレーキをかけ、「弾劾反対闘争」に集中せよという要求だ。

 ユン議員によると、尹大統領は特に、「憲法裁(弾劾審判弁論)に出席して良かった」と述べたという。「憲法裁に出席してみて、こんなふうにあまりにも曲解されていることがやっとわかった。憲法裁に出席を決めて良かったと思う」というのだ。だが、憲法裁判所弾劾審判が続くほど、尹大統領の非常戒厳宣布および国会・選管委の侵奪、政治家逮捕指示など違憲・違法行為が明確になっている。にもかかわらず、尹大統領は依然としてこれを野党の「内乱フレーム」による「曲解」だと言い張り、自身の行為が正当だったと強弁している。また、憲法裁で嘘と詭弁、そして部下に責任を押し付けるような尹大統領の赤裸々な姿を見て、ため息をつく国民が多いのに、尹大統領はまるで全く別世界で生きているようだ。

 前日の弾劾審判第6回弁論で、クァク・チョングン前特殊戦司令官は、「戒厳当時、尹大統領とキム・ヨンヒョン国防部長官から撤退を指示されたことがない」と証言した。尹大統領が戒厳令を「野党に警告するため」だと言い張り、「戒厳解除の決議が出るやいなや(戒厳軍の)撤退を指示した」と主張した内容と真っ向から対立する。国会の無力化を試みた主な証拠である「国家非常立法機構の予算編成」指示文書も、尹大統領が実務者を通じて渡したと、チェ・サンモク大統領権限代行が内乱国政調査特別委員会で繰り返し確認した。 「メモを渡したこともなく、しばらくしてから報道を見て知った」(1月21日)という尹大統領の主張と食い違う。

 守勢に追い込まれた尹大統領は、自分の弾劾審判を「政治工作」と主張している。政治家逮捕の指示を暴露した国家情報院のホン・ジャンウォン前1次長と、「国会議員を引きずり出せ」という指示を一貫して証言しているクァク・チョングン前司令官が野党と結託したという根も葉もない陰謀論を展開している。 同時に憲法裁が「曲解」しているとし、弾劾審判の結果に不服する可能性までちらつかせている。尹大統領は3日の与党指導部との面会に続き、7日に12・3内乱に同調しているユン・サンヒョン議員とキム・ミンジョン議員に会うなど、「獄中政治」を通じてこのようなメッセージを積極的に広げている。嘘と詭弁に加え、国民を引き裂こうとする扇動をいつまで我慢しなければならないのか。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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深夜・早朝(午後10時から翌朝6時)の離着陸回数は、443回(前年比2回増)でした。日米騒音防止協定による深夜・早朝の飛行制限が形骸化しており、騒音被害が拡大しています。

2025-02-12 09:32:17 | 沖縄に米軍基地も自衛隊の基地もいらない

2025年2月12日(水)

「外来機」発着3541回

沖縄・普天間基地最多に

負担増 騒音被害が拡大

 米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)で、他の基地に所属する「外来機」の離着陸回数が2024年で3541回(前年比11%増)に上り、調査開始以降最多となったことが、防衛省沖縄防衛局の調査で分かりました。


写真

(写真)米軍普天間基地に配備されているオスプレイ=2024年2月28日、沖縄県宜野湾市

グラフ

 常駐機を含む離着陸は計1万6927回と前年より24%(3315回)増加。常駐機の離着陸も増えました。

 日本政府は「沖縄の負担軽減」を名目に、MV22オスプレイなど同基地の所属機の訓練を米領グアムや日本各地に「移転」し、訓練費用を負担してきました。しかし、効果がないばかりか、むしろ負担は増しています。宜野湾市も外来機の飛行禁止を求めています。

 深夜・早朝(午後10時から翌朝6時)の離着陸回数は、443回(前年比2回増)でした。日米騒音防止協定による深夜・早朝の飛行制限が形骸化しており、騒音被害が拡大しています。

 MV22は、23年11月の鹿児島県屋久島沖での米空軍CV22の墜落事故を受けて、24年1~2月の離着陸は0回でしたが、3~12月だけで2905回に上り、前年比4%(118回)増えました。米空軍が公表した調査報告書(24年8月)では、事故の根本原因が判明していません。米空軍は、根本的な再発防止策をとらないまま、事故前以上のペースで運用したことになります。

 沖縄防衛局の調査は17年4月開始。離着陸回数にはタッチアンドゴー、通過、旋回を含みます。

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