niceshotpeteの山旅

新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

4月24日 西俣ノ峰~枯松峰、そして流れに身を任せ頼母木山

2016年04月24日 | 飯豊連峰
日曜日は飯士山と決めてヤマレコ経由で登山届も提出済みだったが、山形の天気がすごく良いらしい、と急遽予定変更。
西俣ノ峰から頼母木山まで歩いてきた。

頼母木山山頂より、朳差岳をバックに、頼母木小屋へ向かう登山者。


自宅出発前に、急遽、ヤマレコ経由で登山届出しなおす。これ、出しとかないと、もしものときにチーム安全登山からお金下りないから。
当初は枯松峰往復のつもりだったが、一応、余力があったら頼母木山とは書いておいた。
川入荘前を出発した時は一人だったが、例によって忘れ物。日焼け止めを塗るのを忘れたので川入荘に戻ると、5名さんのパーティーが出発準備中。
後で中条の方々と知る。頼母木小屋の管理をしている方が含まれているようだ。頼母木から門内まで行くとのこと。
勇気百倍である。


0532 早朝の小国町。桜咲く静かな山里の朝


0639 あの稜線へ。勇んで出発したのはいいが・・・。


0657 忘れ物取りに帰り、川入荘前、再スタート

ピッケル持って行こうかどうしようか、おおいに悩んだが、お一人がピッケルを手にしていたので、持っていく。

0710 西俣ノ峰登山口


0731 新緑・桜・雪山 言うことなし。


大曲の分岐で休憩中の彼らに追いつく。するとカップルの登山者がさらに追いつき、頼母木までと言い残し先行した。
スリムな山ガールまで頼母木山まで行くんだ、と、ここでちょいと頼母木に心が動く。(おねーちゃんの後を追いたい、という意味ではないよ。念のため)


0825 十文字の池で、休憩中の5名さん方を追い抜く。


0838 目指す西俣ノ峰


0926 西俣ノ峰より飯豊本山




梶川尾根




頼母木山


ルートを振り返る下山者










朳差岳 威風堂々


残雪の山の雪形は色々想像力を掻き立てられる、この時期の楽しみのひとつだが、
真ん中の後ろ足で立った犬と、右のルーニーテューンズのロードランナーが手を繋いで、左の人が後ろから支えている、風に見え・・・ないかな?
ちなみに扇の地紙は、扇に使う紙のような雪形が現れるから、とか。それじゃーかっこ悪いから地神にしたとか。


後方は枯松山。以前は枯松峰と混同していた。


枯松峰で大休止。時間も早い。最近の一日スクワット200回のせいか足もまだまだ余力あり。三匹穴まで行けるかと思案してると、5名さんのうちの2名の方がやってくる。天気もいいし、三匹穴まで行ってお昼にしたら?でも三匹穴まで行けば頼母木山もすぐだ、などと言われているうちに、自分にGOサインを出す。

朳差小屋が見える


枯松峰を振り返る





1142 三匹穴

ここから先も広大な雪の斜面が続いている。さて、どうするか?
お腹もすいたことだし、お昼を食べてから考えよう。オニオンスープで餅を3つ。
すると、5名さんのうちの3名さんが追いつきやはりここで大休止。
皆、ここから先も行くのである。天気もいい。時間も足もまだ大丈夫。自分だけここで引き返す理由がない。頼母木に向けて歩き出す。
広大な雪の急斜面が幾度となく現れ、その度、千里の道も一歩から、とか、忍耐、とか、いやんなるから上は見ないどこ、などと心で思いながらもくもくと登る。





山頂に近づくと背の低い笹薮が現れる。最初の笹薮は下りの時に確認すると脇をスルーできたのだが、踏み後につられて突入。
下に太めの枝が隠れていて歩きにくい。藪がひどくなる夏場は無理?残雪期限定のコース?


頼母木小屋が見えた。一度は止まってみたい頼母木小屋。夏場は流しそうめんができるくらいの豊富な水を引いてくれている。


1300 頼母木平。

次の笹薮を抜けると


1310 頼母木山到着


大尾根(切歯尾根) 飯豊山荘から飯豊本山まで、アップダウンの登り7,8時間コース。いつか行ってみたいが・・・。


二王子岳




赤津山 左に蒜場山 右に五頭




朝日連峰 霞んでいたので赤外調。デジカメで、フィルムのような赤外線撮影って、簡単にできないかな?








地神山


下山。三匹穴で中条の方に、頼母木小屋に寄らせていただきますと言ったが、時間が気になり、パス。
写真を撮りながらゆっくり登って来られた最後尾の方にその旨お伝えする。
雪稜を小屋に向かう彼が実に絵になっていてパチリ。


下りの笹薮の中で枝に躓き、転びそうなところを両足でグッと踏ん張ったら、両足とも思い切り攣る。暫く動けず必死に堪える。
ようやく笹薮を抜ければ、そこから後は快適な雪原へ。

大尾根


長靴を1歩1mくらい滑らせ、あっという間に三匹穴が近づく


こんなとこ滑ったら気分爽快だろうね。


1511 川入が見えた。梶川尾根もそうだが、飯豊は下が見えてからが長い。 


下るにつれ、花が多くなる。




1622 西俣ノ峰登山口 着

1634 川入荘にもどる。

万歩計は久々の3万歩越え。

帰り道。珍しい、色の混ざった桜。






飯豊朝日連峰の登山者情報に亀山さんの報告が載りましたね。

(まだまだ編集中・・・余韻に浸ってます)






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2016年04月21日 | その他
ネットでツキノワグマを検索してたら、こんな記事を見つけました。
目撃情報が新聞に載る季節になりました。
皆さん、気をつけましょうね。


http://tukinowaguma.net/archives/1343
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4月17日 新潟市の桃源郷と、阿賀町黒岩の夫婦桜

2016年04月17日 | 
雨予報で山はお休み。
朝起きるとまだ雨は降っていない。
新潟市南区(旧白根市)はフルーツ王国。例年、ゴールデンウィークの頃満開となる桃の花を撮影に。
九州に思いを馳せると遊んでるようで不謹慎な気もするが、
でも、だからこそ日本の美しい風景の写真を残すことは意味があると思う。

以前から目を付けていたポイントへ、8号線を南下。
咲いてる、咲いてる。今年はやはり早めのよう。
橋を渡ると、ここはもう加茂市との境になるのだが。













背景は弥彦山


背景は角田山


温暖前線接近し、雨が降り出す。撮影終了。
往路を戻り、中央区のモンベル、WEST,ICI石井スポーツを巡り、今年の目標・八海山で使うヘルメットを試着しに。
目星をつけ店を出るとドピーカン。
一時的なフェーン現象か?山々はくっきりと。
家に戻り、昼食を済ませるが、この晴天を逃してはいかん、と阿賀町の黒岩夫婦桜の撮影に。
が、安田辺りまで来た時に寒冷前線に追い付かれる。猛烈な雷雨。
コンビニでしばし待機していると、急速に天気は回復してきた。リ・スタート。
満開を少し過ぎたようで、強い風に花びらが舞う黒岩の夫婦桜。

背景はマンダロク山。長いこと粘ったが、最後まで青空は出てくれなかった。
前回は雪が降った夫婦桜。
来年は青空の下で、と思うが、そもそも、朝からいい天気だったら登山に行くから、やはり無理なんだろう。









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4月10日 斑尾山&毛無山

2016年04月10日 | 北信五岳
北信五岳 斑尾山に登る。下山後、希望湖に足を延ばし、毛無山もゲット。

道の駅しなのの夜明け。妙高山がモルゲンロートに染まるのを期待したが、燃えず・・・。

愛妻お握りで朝ごはん。
お握りにしといてよかった。
ガスカートリッジを家に忘れてきた。冬場は車に置きっぱなしなのだが、越後白山から帰った後、そろそろ日中は車内の温度が上がる季節だからと、車から降ろし、そのまま置き忘れてきた。お昼はコンビニのパンになってしまった。

0710 「まだらおの湯」に駐車し、出発



建物の左を通り、目印の遊具

    長靴。軽アイゼンはザックに括り付ける。
   湯は10時オープンだが、外から入れるトイレがある。
   マレットゴルフ場を抜け、「大池・山頂トレイル」を辿る

0741 暫く進むと、簡易?舗装道路と直角に交わる。前方にはしっかりした山道が続くが、山頂への矢印は左へ。
写真は、来た道を振り返る向き。
   真っすぐ登っても間違いではなさそうだが、ここは道標の矢印通りに左へ進む。


0746 ここから激急登


   これでもかと言わんばかり真っすぐ付けられた急登をゆっくり進む。
   ふと見上げる前方に動く影。登山者か?いや、四足の黒っぽい大きな獣!
   ゲッ?熊?と思った瞬間、こちらに気づいたか、後ろ足でぴょんと蹴っていなくなる。カモシカのようだった。
カモシカなら写真撮りたい。かの山で、兎ならぬカモシカを追いかけたかったが、一歩が出ない、急坂。

0806

一度、踊り場のように平坦になるが、そこからまた急登

雪が現れると、結構滑る。軽アイゼン履こうか迷うが、めんどくさいのでそのまま登る。

が、遂に滑る。滑った足と反対の足で踏みとどまろうとするが、また滑る、反対の足がまたまた滑り、遂に右手をついて軍手ぐちゃぐちゃ。
胸のベルトにカラビナで吊るしたカメラのレンズも泥にまみれる。ついた右の肩も、それから数日痛みが残った。
やはり、雪が出た時点で軽アイゼン履けばよかった。


シズマ 

何?矢印の方向に道はないと現地では思ったが、シズマ方向の尾根だったのか?

0845 山頂着




大明神岳へ通じる尾根。雪の多い季節は雪庇が張り出すようだが、すでに夏道が出ているところも多く、危険はない

 
0854 スッキリした大展望を期待し斑尾山から大明神岳へ歩を進めたが、春霞に煙る北信の名山
野尻湖の上に黒姫山と妙高山


飯縄山




戸隠連山




黒姫山




妙高山




1000 大明神岳 発

1012 斑尾山

1024 「かえでの木トレイル」へ入る

スキー場のゲレンデを右下のリフト施設を目指して下る




道が雪から出ている所には蕗の薹


この木の脇をスル―し、


隣のゲレンデを更に下る。中央の緑濃い木の辺りから道が右に続いてるように見える。


1105 「ぐん平街道」に入る。標柱は倒されていた。恐らく雪崩を警戒しての措置かと。

ぐん平は、最初、真田や上杉、武田の軍・兵、由来かと思いきや、ぐん平さんが炭焼きのために作った道だそうな。

1108 シズマは静間だった。


1114


1120


1130 車道に合流
   斑尾・大池トレイルに入るつもりだったが、入り口見落とし、そのまま舗装道路を辿り、

1148 まだらおの湯へ戻る

山中で良く見かけたこの木は何の木?




1235 希望湖の駐車場から毛無山へ出発

1250 山中でE.Tに遭遇


1309 毛無山山頂着

毛無はこの周辺だけで、葉が茂る季節になれば展望全くなしか?

   展望なくすぐに下山

下山途中の眺望


1330 希望湖に戻る。


久々の
越後百山   35座目
新潟100名山  42座目
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4月3日 2016越後白山山開き・下山後、にわか鉄ちゃん

2016年04月03日 | 越後白山
2016越後白山山開き  今年は(今年も)ピンバッチ。でも裏にちゃんと平成28年山開記念と刻印されてる。
 
慈光寺住職の読経、五泉市長挨拶、警察署長から昨年の遭難状況、矢筈山岳会会長から今年の白山の状態
と、盛り沢山の山開き式典。やはり新潟の登山シーズン開幕は白山山開きから。
安全祈願の般若湯が振る舞われる。糖質制限中の身だが、縁起物だからまあいいか、このくらい。(この甘さの積み重ねが今を作ってきたのだが・・・)

0800 登山開始

慈光寺の杉並木


山桜


3合目を過ぎ、快適な尾根登り


6合目付近


8合目目前


雪を頂く米山が立派。 米山は、他の山から離れた位置に見事な三角形を描いているので、雪の時期は特に人目を惹く。


山頂避難小屋


1015 山頂着。まずはオールフリーで乾いた喉を潤す。俺もこれでいいや。

粟ヶ岳

やはり粟殿は貫禄充分。太刀持ち浅草岳、露払い守門岳。

雪の殿堂 守門岳。守門岳の右下に低いけどこれまた立派な山が。下権現堂山。雪が着いてると化けるねぇ。


左・青里岳。右・矢筈岳。 人里から最遠の越後百山。  




見えるとはわかっていたが、現地では判別できなかった。写真にはなんとか写ってた磐梯山


1135 下山は田村線。軽アイゼン装着


最初は急坂を下る。


6合目過ぎ 


鉄塔 ここでようやく軽アイゼンを外す。


慈光寺が近づけば、周囲は芽吹きの森




1305 下山



磐越西線 当麻橋梁

おとっつあんさんのブログで知ったSL撮影ポイント。
いつか行ってみたいとチェックしていたが、下山後の時間が中途半端に余ったので、では、きょう行ってみようと日出谷駅にカーナビセットして出発。
あまりに着くのが早すぎたせいか、一番乗り。鉄橋から真っすぐの位置に三脚セットし、まわりの山々や咲き始めた桜などを愛でながら、のんびり待機。

田んぼの脇には薹の立ったフキノトウ。トンビがピロロロロ(かな?)と鳴き、かすかにトラクターのエンジン音が響くなか、春の日差しはポカポカ暖かい。

やがて、日出谷駅を出発する汽笛が聞こえ、鉄橋にSLが姿を現す。周りの本物の鉄ちゃんのカメラがパシャパシャ乾いた音をたてる。

私は準備万端のつもりだったが、動体を撮影するのに、シャッタースピードを考えてなかった。ピンボケ。まあ、にわか鉄ちゃんだからねぇ。
撮影を終えた本物の鉄ちゃん達は、すぐさま車に乗り込み、次の撮影ポイントへ向け出発していった。


コメント (6)
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