雪上桜を後にし、国道290号線を戻り、栃尾のしだれ桜を鑑賞。
290号沿いの「しだれ桜の里」の看板がある場所は何度も車を停めて、そこにあるしだれ桜を写真に収めてきたが、ここの一番のしだれ桜は、左折し急坂を降りる狭い道の途中にあるので、ご老体が歩いて降りるのは無理だろうとこれまでパスしてきた。
グーグルマップでこの道を辿ると、いかにも狭くて途中に駐車するのは無理だと思ってしまっていたが、試しに降りてみると、なんとか1台停められる場所があった。
そこから見上げる栗山沢のしだれ桜。
立派なしだれ桜。でも、きょうの彼女はちょっとフォトジェニックじゃなかった。
曇天だし、ちょっと見頃を外したのか、スカスカ感は否めない。
まあ、休日がドンピシャの晴天、なんてのはよほど日頃の行いの良い人にしか訪れないんだろうからね。
来年?再来年?もっと後?いつか巡り合えるその日を夢見て。
毎日が日曜日なんて人生は、たぶん私には訪れない。
振り返ると、後ろに青空が。そして綺麗な枝垂桜が。
主役の枝垂桜より幾分小ぶりだが、青空が背景だとやはり綺麗。
坂を少し登り、背後から。いや、案内板があるからこっちが正面?
天気は残念だったが、このしだれ桜には、あの無粋な、つっかえ棒がない。それは嬉しい。
この場所から振り返る所にある民家の庭先には、綺麗な山桜。
その家の主と思われる方が、切った枝がいっぱいあるから、持って行ってもいいよと。
お言葉に甘えて2本、家に持って帰り、花瓶に適当に挿しておいたら、数日で綺麗な花が咲いた。
きょう15日現在、もう花弁が散り始めた。
なんだかもったいなくて、接ぎ木や挿し木ができないかなぁ?ググってみたが、時期も外してるし、思ったほど簡単じゃないみたい。枝を水から引っ張り出してみたが、当たり前なんだろうが根は出ていない。液体肥料とか入れれば良かったのか?
まあ、でも、ダメもとで挿し木してみようかな?
さっき、青空を背景にしていたしだれ桜をもう一度。
青空じゃなくなった。
それでも主役よりも綺麗。これを見られて良かった。
今年の花見はこれが最後かな?
一応、終。
オオヤマザクラが咲いている所から少し進むと、管理棟のあるキャンプ場。そこに染井吉野が沢山咲いている。
受付で入場料300円を払い、除雪された道を進み、何枚かパチパチ。
が、トイレに行きたくなり、再度、受付の前を通り、管理棟へ。
用を足し、キャンプ場へ戻る。
1歩足を踏み入れると、受付のあんちゃんに呼び止められる。カチン!癇に障る口調。この話は後で。
池なんかもあって、綺麗な桜が満開。
すると、またあんちゃんに呼び止められる。(なんだ~~?)後程。
さて、歩き疲れた父は車に戻るという。魚沼産コシヒカリ(雪室貯蔵米)の🍙を買い、父に持たせ。
私は、キャンプ場の奥へ。
素晴らしい雪上桜を堪能。来年もまた来ようか。でも、あいつがなぁ。
そうそう、去年もあいつは大声で叫んでたなぁ。
前述のシーンに戻る。
用を足し、キャンプ場へ戻る。
1歩足を踏み入れると、受付のあんちゃんに呼び止められる。カチン!癇に障る口調。
「おとーさん、おとーさん。お金払った?払わないと中に入れないよ」丁重に尋ねるんじゃなくて咎める口調。
「払いましたよ(心の声 ついさっき、あんたの目の前で払ったじゃないか。それに、俺はあんたのおとーちゃんじゃない)」
去年来た時も、彼は叫んでいた。その時は、入場料払わないで中に入る不届き者を目敏く見つけるんだなぁと、まあまあ肯定的に受け止めたんだが、まさか自分に投げかけられるとは想像だにしなかった。
私の返事を聞くと、失礼しましたでもなく、受付にもどっていった。
失礼しちゃうなぁ。でも綺麗な桜を目にすると、すぐに気分も直る。
管理棟に沿って奥に進むと、またあいつが呼び止める。
「あまりそっちの奥に行かないで」カチンカチン。その口調なんとかならないのか?
「でも、足跡いっぱいですよ(心の声 入っちゃいけないんなら、ロープの1本でも張っときゃいいじゃないか。こんなに足跡いっぱいなら誰でも奥に進むに決まってるじゃないか。最初に受付で説明しろよ)」
お前の存在が、雪上桜が醸し出す柔らかな雰囲気を少なからず壊していることに気づけよ。
これから行く方は、再入場の際は、入場料と引き換えに渡される和紙のチケットを、黄門様の印籠のごとく、ぐいと彼の目の前にかざして入りませう。
でも、車に戻り、美味しい🍙食べたら、すぐに機嫌も直る。単純。
もう一度、オオヤマザクラを愛で、国道290号に戻る道すがら。今年初物のカタクリを。
菫も
何スミレ?
次は、「栃尾しだれ桜の里」の、「栗山沢の枝垂桜」を。
続く。
年々、知名度の上がる、魚沼・福山峠の雪上桜。
昨年は4月24日に訪れたが、オオヤマザクラはすでに盛りを過ぎていた。
いくら今年は桜の開花が記録的に早いといっても少し早すぎるかなぁとは思ったが。気になってしょうがない。行ってみよう。
あちこち寄ってから(後ほどアップ)、国道290号から県道356号へ。
守門岳を望みつつ、
福山峠着
咲いてる、咲いてる (^^♪
ほぼ、満開?
形の良い木だなぁ。
オオヤマザクラの数はさほど多くはない。
この2本の木が主役。
新緑も綺麗。
もっと青空が欲しかったが、それは贅沢ってもんか。見頃を外さなかったんだから良しとしよう。
多くの見物客が訪れ、人影が途絶えることはない。人気のスポット。
さらに奥に行くと、沢山の染井吉野が咲いている場所がある。
続く。
今年も、魚沼市の雪上桜を見に行きました。
去年は、時期を少し逃し、オオヤマザクラはかなり散ってしまっていたので、リベンジ。
満開でした。\(^o^)/ 標高490mくらい。
桜の開花は2月1日からの最高気温の通算が600度になった頃。雪が多い魚沼だけど、気温は通算600度を超えたんだな。豪雪地帯なので、通算600度を超えても、こんなに雪が残ってる。
続く。
久成院から、本照院へ。
この左に
本照院の門
この門にあるのが、
雲蝶34才の作、法華経を守護する八大竜王の一つ「飛竜」
この棟札にも、石川安兵衛(本名)の名が記されていて、雲蝶作だと伝わっている。
ずっと眺めているが、どこが頭なのか未だにわからない。教えて。
そして、きょう一番の桜。顕性院の枝垂桜。
本成寺は明治26年大火に見舞われ、雲蝶の作品の全てが焼失した。しかし、蓮如院の猿をはじめ、周辺の寺院にあるものは焼失を免れた。また、他の場所にあった作品を、せめてもの証として本成寺に納めたり、優秀な腕を持つ弟子が、雲蝶の作品を模して彫った白牛なども納められている。
ただ、これらを見るには、広大な本成寺や、多くの寺院を回らなければならず、観桜とは別に訪れないと、高齢者の足にはちと無理があるなぁ。
紅葉の頃、拝観を主目的に再訪しようか。
さて、三条市の下田にも、昔訪れた「院内の桜」っていう桜並木があったっけ。車で回るだけだし、ついでにここも寄って行こう。
途中、五十嵐川にかかる清流大橋近くから周辺の桜を。
下田の道の駅から、粟ヶ岳を背景に八木ヶ鼻。八木ヶ鼻への登り口のある道路沿いに院内の桜並木がある。(いや、あったはず💦)。右は白根山。
どこだったかなぁと思ううちに、どんどん走ってしまった。こんなはずじゃ??。以前、洪水に見舞われた五十嵐川は大規模な改修工事が行われているが、それにともなって伐採されてしまったのかな?
(以前訪れた時の写真も1枚しかブログに載せてなかった!?沢山撮った記憶があるのに。HDのどこかに保存してあるはず。今度探してみよう)
そうこうしているうちに、ひめさゆりの小径への入り口がある大駐車場まで来てしまった。
ここにも大きな桜の木。
左奥に寺があるようだ。「くたびれた」という父は車で待機。
奥の墓地に綺麗な桜が。
寺は長禅寺。本成寺とは違い、人の気配のない静寂の寺だった。
END
太鼓門をくぐって外へ。
千仏堂
蓮如院。ここは雲蝶の菩提寺。あまり映えるお寺ではないなぁ。
白牛。日印聖人が、白牛に諸経文を載せて越後布教のため歩き回っていると、三条市のこの場所でひざを屈して動かなくなった。そればかりでなく、かたわらから清水が湧きだしてたちまち青い蓮華が咲きだした。この地こそ聖地にふさわしいと考え庵を建て、本成寺の基礎を成した・・・という由緒正しき白牛様。
太鼓門。
中には戻らず、左へ。
鐘楼堂と多宝塔
水門脇の枝垂桜
ここまで、本成寺、蓮如院、要住院の建物の中に、雲蝶の彫刻があったのだが、中に入ってそれらを見学するのはちょっと敷居が高い。
水門から赤門までの参道の両脇のお寺には、外から見ることのできる雲蝶作の彫刻がある。そして綺麗な桜。
赤門に向かって左に静明院
この彫刻のどこかに雲蝶の署名があるんだって。
門を出て、次は久成院へ。
久成院
これも、雲蝶作・・・たぶん。
本照院の彫刻、顕性院の桜へ、続く。
「マイロード桜の舞う道」から、県道1号に戻り、さらに南下し、三条市を目指す。
本成寺黒門前という交差点を右折すると回りに小さなお寺が並び、突き当りに本成寺の太鼓門。
教えてもらった駐車場までに、すでにここは京都か?と思うような趣のある建物にびっくり。
今まで、これを知らなかったとは不覚。
駐車場前の表参道の両側にも小さなお寺と見事な桜が並ぶが、まずは赤門から順番に辿って行こう。
どーん!と大太鼓の音でも聞こえてきそうな立派な門。
こんな場所が新潟市周辺にあったなんて!
赤門をくぐり、正面の水門、その奥の本堂へ
水門の左脇の枝垂桜
右脇にはお堀を挟んで、鐘楼
水門をくぐり、境内へ。(ここからが境内なのか、赤門からが境内なのか??)
まずは、寺務所で石川雲蝶の彫刻についてのパンフを購入。100円。これがないとどれが雲蝶の作品なのかわからない。
本堂
もちろん、ここにも素晴らしい彫刻があるが、これは雲蝶が彫ったものではないのかな?
パンフに載ってないから💦
本堂の右奥に雲蝶の墓があるそうなのだが、見つからず。
もう、躑躅も咲いていた。
境内の桜
これは雀の仕業、だな。
次は、太鼓門から外へ出てみよう。
続く。
妙本寺続きで、新潟県の寺と桜で検索したら出てきた本成寺。
本成寺について。
当山は長久山本成寺と称し、永仁五年(1297)日印聖人によって開かれた寺であります。日印聖人は当国寺泊の出身で、文永八年日蓮大聖人が佐渡配流の途次に摩訶一丸の名を賜りました。その後叡山に登り十数年の勉学修行の後、再び鎌倉に日蓮大聖人を訪ねましたが、既に御入滅の後であったので御弟子の日朗聖人の門下に入りました。 日朗聖人は日印の勝たれ学解を見抜かれ、摩訶一阿闍梨の称号を授け、日印聖人の生国越後の布教を委嘱されました。 聖人は白牛に経巻を載せ、故郷の伝道布教に出発され、「この白牛の止る処に寺を建立しよう」と考えられました。そしてその白牛のひざまづいた処が越後国蒲原郡大藻荘簿曽根村(現在の新潟県三条市)であったのです。
HPから引用。続きは、本成寺を検索してね。
立派な門のある、由緒正しいお寺なんだなぁ。しかもちょうど桜も満開になるという。
ここに行ってみよう。
その前に。
先回立ち寄った「マイロード桜の舞う道」。ここも満開になってるだろう。
すぐに県道1号に乗れば最短距離なんだが、遠回りになるが、先月25日に開通した「くろさき茶豆大橋」経由で県道1号へ、そして「マイロード桜の舞う道」へ向かう。
(26日撮影)
「くろさき茶豆大橋」変な名前。と、最初は思ったが、もう慣れた。黒崎スマートICから、北陸自動車道に乗る度に、少しずつ完成に向かうこの橋を、この名前の表示を見てきて、そのうちに慣れた。
日本一の枝豆王国新潟県の中でも、もっとも評価の高いブランド枝豆「くろさき茶豆」。
今では、良い名前って思ってる。
新潟中央環状道路が北陸自動車道の上を跨ぐ、ちょっと珍しい橋。新しい道路は気持ちがいい。ただ、新潟市西区の、海岸に近い方に住んでる者には、あまり利用価値がないんだなぁ、これが。物珍しさで最初のうちは、わざわざ渡りにいくんだろうが。
さて、「マイロード桜の舞う道」
路肩に数か所駐車スペースが。満杯。なんとか停める。
県道1号方向を振り返って。
ここの桜、「陽光桜」って品種らしい。
新潟としては珍しく快晴が続いてる。良かった。良かった。
前振りが長くなり過ぎたので、その1として本成寺へ続く。
写真の整理で疲れた💦
きょうはここまで。予告編としてアップ。
マイロード桜の舞う道に寄ってから。
赤門 こんな立派な門が近くにあったなんて。
鐘楼
石川雲蝶の彫刻も
続く。
見晴らしの丘を去り、国道403号へ。田上駅の桜を愛で、さらに道なりに北上すると、道はそのまま、県道41号~県道320号となり秋葉区新津へ。
次の目的地は新津を通り抜け福島潟。新潟市周辺の桜が満開になるにはあと数日かかるので、先に福島潟の菜の花でも見に行こうかと車を走らせてきた。
3時には野暮用で県庁近くに居なきゃならないので、あまり時間に余裕がないなぁ、などと思いつつ、JR新津駅近くまで来た時、視界の右手に、桜が綺麗なお寺が。
今の桜、福島潟の菜の花よりいいんじゃない?時間的にも余裕が出来るし。
暫く迷いながら車を走らせたが、やはりUターン。
きょうの、次の目的地を、この寺に変更。
寺は、日蓮宗妙本寺。
右手奥に人がいることには、まだ気づいていない。
門から、桜の枝が覗いてる。
県道から見えたのはこの枝垂桜だったか。
純白の枝垂桜と山桜の対比がいい。
咳払いが聞こえて、漸く人が座っていることに気づいた。
勿論、そちら側にも回って撮りたかったので、近づいて会釈すると、何事か語り始めた。
良く聞き取れなかったので、さらに近くに行くと、桜の説明をしてくれていた。
どうやら、このお寺の住職のようだ。剪定鋏で庭木の手入れをしながら、一息入れて腰掛け、開花した桜を眺めているところ、かと。
あの枝垂桜は、53年前に身延山から苗木をもらってきて、住職自らお手植えされた。
近くに植えた紅葉と高さを競い合うようにぐんぐん伸びたのだそうだ。
目の前の染井吉野と、たぶの木。
この2本は樹齢百年。先代の住職が植えたのだそうだ。タブノキは、この沢山付く葉が落葉し海に流れ下り、豊かな海を作る大切な木なのだ、と。
住職は、染井吉野より葉が同時に出る山桜のほうが好きだと仰るが、いやいや、この位置から寺と一緒に眺める染井吉野もなかなかのもの。自分で植えた桜のほうが愛着があるってことかな?
一度に色々な種類の桜を見ることができてお得。父などは、今年の花見はこれで充分とかいうが、それはさすがに・・・。
帰宅し、グーグルマップで妙本寺を探し、クチコミを調べると、12件。でも、この桜についてのクチコミはない。一度は、この季節に訪ねてみて損はないよ。
見晴らしの丘も、妙本寺も、私には初物。まだまだ、私の知らない名所が沢山あるはず。
終わり。