新潟100名山だから、行かなきゃならない鉾ヶ岳。でも一人じゃなかなか行けない鉾ヶ岳、と思っていたら第25回霊峰権現岳鉾ヶ岳ジオサイト登山の案内を見つけた。
渡りに舟。これを逃す手はない。申し込み期限は切れていたが、電話してみると二つ返事でOK。昨年の夏以来、ほぼ10カ月ぶりの新潟100名山更新だ。
糸魚川の山は、遠い・険しい・コースが長い・マムシが多い・・・様々な理由でまだ11座も残っている。
そんな糸魚川のお山を案内してくれるという。有難や~。
朝4時。コンビニ泊した能生のセブンイレブンでチャーハン買って朝食を済ませた。(コンビニのチャーハンは美味しいね)
集合時間は6時半。きょうは絶対に朝のお勤め済ませてから登りたい。
普段1人、せいぜい3人で登っている者にとって初対面の大勢の方々とパーティーを組むという初体験に、当日になってから些か戸惑う。
早め早めに準備。
時間あり過ぎ。途中まで行って朝日に染まる鉾ヶ岳の写真を撮ろう。
染まってくれなかったが・・・
0431
一旦セブンイレブンに戻り、足りない物(大人の清涼飲料など

)を購入し、では集合場所の柵口温泉へ。
途中でまた鉾ヶ岳をパチリ
5時半過ぎには着いていた。早め早め。
柵口温泉郷には対岳荘、権現荘、山城屋などのお宿があるが、今年の当番宿は対岳荘。
宿の前にドドンと聳える権現岳と、その奥に目指す新潟100名山・鉾ヶ岳
案内状に装備としてアイゼンとあった。確かに雪が多く残っているが、ホントに要るのかなぁ?
近くで準備していた方に訊くと、昨晩の説明で必携と言われたとのこと。
「以前、もっと早い時期に来た時にはアイゼンつけなかったので持ってこなかったが、必要と言われ富山まで取りに帰ろうかと思った。幸い貸し出してくれるそうなので」
久しぶりのアイゼン装着のようだ。
6時半 集合、開会式

当日参加は昼食の🍙と無料入浴券付きで3000円。ちなみに宿泊者は3食付きで11000円。
マイクロバスで登山口へ
0656 スタート 権現岳ピストン組みは10名。縦走組は主催者側6名、一般参加者15名。一般参加者の平均年齢65歳。若手だった。
0658 登山口の高度は380mほど。
チゴユリ
0721 わかっちゃいたけど初っ端から急登
0732 登山口近くにある白滝
オーバーハングの岩壁から離れ、そのまま地面に。
0733 一休み 丁度いい場所に。高度約600m
0742 最初のロープ 一人ずつ登る。ここから先、下山まで次々ロープが現れる。
0749 わらじ脱ぎ場 約640m 急登の連続で、ここでわらじを脱いで、傷んだわらじを履き替えなきゃならなかったから、とか。
米山が望まれるようになる。
高い所に集落が。高倉集落だったかな?糸魚川のマチュピチュ、とか?
そして朝から気になっていた三角形 新潟100名山・不動山
白滝もずいぶん低くなった。
0804 さらに急登が続き、すでに足に来てる方も。
巨木
0830 遂に来た。岩穴の中を潜って進む胎内洞 820m付近
この胎内には、その昔、奴奈川姫が住んでいたという伝説があるそうだ。大国主命によるストーカー被害にここまで逃げて来たとか?
フラッシュ焚いてますが
この先は、両手フル稼働で写真撮れない。しゃがんだり、大股で伸び上がったり、川口浩状態。(古!)
0835 出口で小休止。こんな穴は今までの登山にはなかったな。
0847 天狗屋敷 約880m
0849
鉾ヶ岳
0858 はさみ岩
スリムな若者は楽勝。中高年には厳しい。
0900 白山権現
0902 本日のリーダーさんです。お世話になりました。 全員で白山権現に安全を祈念し、二礼二拍手一礼
ここで小休止。周囲の展望
遠く米山
中央左に青田南葉山
右に大毛無山
雪崩の痕 ここをスキーで滑り降りた猛者がいたそうな。他の山で命を落としたとのことだった・・・。
その昔、もひとつ隣の谷筋で大雪崩が発生し集落を襲ったそうな。
そのため、防護柵が作られたのだそうだ。
0936
0940 権現岳 着 1104m
頸城三山の絶景が待っていてくれた。
左の不動山から、容雅山、神奈山、妙高山、火打山、影火打、焼山、金山、昼闇山と連なる。展望各論は後程。
これから辿る、突鶏峰から
鉾が岳
展望各論
大毛無山 富士山が見える北限の山。

権現岳山頂にある展望板に富士山が載ってるって。回りを皆さんが囲っていたので確認しなかったが、この山頂から1500mくらい上がると見えなくはないなぁ。
大毛無山の左奥に苗場山
印象的な三角形の不動山

不動山の左下奥に霞む斑尾山
不動山の背後は容雅山
グイと持ち上がって神奈山
妙高山
火打山
焼山 左に影火打ち 右に金山。 焼山が噴いたら、火砕流はこっち方向に流れ下るんだろうなぁ。
昼闇山 山スキーで有名らしい。あのカールの中を滑り降りるのかな?
頸城三山を背景にシャルマン火打スキー場。 影火打の下、スキー場から続くなだらかな放山
20分ほど休憩。山岳展望を満喫し、権現岳ピストン組と別れ、鉾ヶ岳を目指して出発。
鉾ヶ岳編に続く。