友人O君から、次は1000m越えの山に登りたい、というリクエスト。
勿論私は未踏の新潟100名山の中から選びたい。
となれば、上越の菱ヶ岳しかない。
というわけで、27日朝6時に米山SAで待ち合わせ。柿崎ICで高速を降りてキューピットバレイスキー場を目指す。
途中、私の思いこみで道を間違えるも、まあ順調に不動滝登山口に1台デポし、グリーンパーク登山口に到着。
天水山の時と同じようにアブの襲来。2匹が車の中に不法侵入するが追い出すこと能わず。まあ下山までには弱ってるだろう。
これは下山後に撮影した写真。こんなロケーションの菱ヶ岳
菱ヶ岳の背後が信越トレイル
0811 「グリーンパークぶなの森」の駐車場には2台の車
0816 登山開始
0818 スキー場のゲレンデを直登する道
トノサマバッタの子供?イナゴ?さっぱりわからん。
0826 ずっとゲレンデ・・・・
0833 振り返れば左に米山 右に刈羽黒姫山
0837 ロープウェイの終点?
0843 ロープウェイで上がってきた人はこの道標の所に出てくるのかな?
0853 秋色だなぁ
0854 ここまでゲレンデ脇には全く花がなかったが、ようやく現れてきた。この蝶は?
0900 どんどん清水への降り口
0903 バシャバシャ出てます。グイっと1杯 生き返るなぁ。
ここで、後続の男性に不動滝が一見の価値のある滝だと教えてもらう。下山後、ぜひ立ち寄らねば。
0915 ゴンドラ山頂駅までもうすぐ
0918 ゴンドラ山頂駅 着 しばし休憩
この標識の所からほんとの登山道となる。
取って付けたようなニッコウキスゲが・・・
0928 登山道へ
0943 沢沿いに登ってゆく。
0950 アザミ?
ジャコウソウでしょうか?
0952 分岐を右に。沢から離れる。
すぐに稜線へ向けての急登が。
思えば、この時すでに粘土質の土とコケのツルツル地獄が始まっていたのだった。
でも登りは写真など撮りながら、呑気な登山
ムシカリの実?
つい撮りたくなる朴葉
ママコナ
1015 山頂近くなると、ようやく北側の視界が開ける
1017 新潟100名山60座目 菱ヶ岳山頂着
指6本で、60座のつもり
黄色い屋根の「グリーンパークぶなの森」と登って来たゲレンデを見下ろす。
南側は木が生い茂り展望がない。
信越トレイルの主峰ともいうべき鍋倉山から時計廻りに。
雲がなければこんなハズ。
それではと、早い昼食に。
大人の清涼飲料で乾杯し、塩麴漬けの豚肉を焼き、パックご飯を投入。60座記念メシ。
1118 下山開始
下り始めは落ち葉も乾いていて、南側斜面だからなぁと呑気に構えていたが、すぐに粘土とコケと木の根の滑りやすい道となり、二人とも滑らぬように注意し足元ばかり見ながら下る。パシャパシャ写真撮る余裕がない。
1124
下り初めて30分くらいたって次の渡渉地点が見えた時、ついにO君が横倒しに転倒。そして転がって左の沢に転落した。一瞬姿が見えなくなり大いに慌てる。
だがすぐに大丈夫!という声。高さは1mくらいで草が生い茂っているのでそれがクッションとなり、怪我もなく生還。
(でも、もしそこに尖った枝や岩があったらと思うと、今でも恐ろしくなる。)
そこの渡渉地点はちょっと広めで浅く、泥で汚れた手を洗ったりしてしばし休憩。
来た方向から左に緩くカーブする感じで明瞭なコースが続いているので、それが進行方向と微塵も疑ってなかった。
実はここから右上に斜面を登るコースがあるのだが、もとより分岐があるなどと思ってなかったので、二人とも全く気付かず。
1148 しゃがんで、こちらを嘲笑う悪魔のような・・・
1152 かれこれ40分くらい歩いているので、いくら滑らないようにゆっくり歩いているにしてもおかしいと感じ始める。
暫く歩くと道は登りへと変わる。やはり間違ったのか。
綺麗なブナ林の中を登り、暫くするとまた分岐に出た。左 菱ヶ岳山頂。 右 須川峠。 そして来た方向を差す矢印が不動滝登山口。
間違いが明らかになり、回れ右で下る。
どこで分岐を見逃したのか?
ちょっと偵察してくるからゆっくり歩いてきて、と伝え、先に進む。
分岐は見つからず、かなりO君と離れてしまったなぁと思った時、不意に、また転んだら、とか、熊が現れたら、などという不安が頭をもたげる。
急いで道を戻る。あれ?こんな道だったっけ?もしかしたら、知らずに正しい道を歩いてるんじゃ?一瞬方向感覚が狂ってしまった時、何かが動いたように感じ、え?熊だったりして?
O君?と呼びかけてみると、ああ、O君でした。
O君は手を洗った沢の所にいて、先に正しい道を見つけて僕が戻ってくるのを待っていた。
1236 不動滝登山口
30分弱のコースタイムを1時間15分も掛かってようやく登山口に着いた。
降りる前は、不動滝の写真も、と思っていたが、二人ともそんな元気は失せていた。
早く風呂に入りたい。
デポしておいたO君の車で、グリーンパークの僕の車を回収し、ゆきだるま温泉へ。
オフシーズンの空いた日帰り温泉にいつもより長く浸かる。
帰宅し、GPSをパソコンに繋ぎ表示してみる。
反対方向にこんなに進んでいるし、しかも登っている。
登山道だから多少の起伏や蛇行があってもおかしくない、と思いながら、どんどん進んでしまっていた。
なんでこんな間違いを。
黒い破線が降りようとしたルート。これは既に廃道なのか?存在するのか?
登山の前々日に買った2万5千図「柳島」
そこには、山頂から不動滝登山口まで真っすぐ下る道しか載っていない。
でも、その地図は現地調査は平成13年と記載されていた。信越トレイルのルート作りが始まったのが平成16年頃。
この買ったばかりの地図が実はとても古い地図で現状とかなり違うのだという認識が全くなかった。
さらに、今年の4月に発行された新版「新潟100名山」
この菱ヶ岳の項に使われている地図は恐らくこの「柳島」で、ご丁寧に赤色でこの真っすぐ下る道をルートとして載せてある。
執筆者は、現状を知らずに新版を発刊したのだろうか?
でも、平成22年頃発行された信越トレイルの公式ガイドブックにはすでにきょうのルートが載っていた。そして平成27年発行の2万5千「松之山温泉」にも、このルートが載っているのだから、下調べ不足としか言いようがない。
両方とも、登山前に目にしていたはずなのに、真っすぐと思い込んでしまっていて、地図を良く読むことが出来ていなかった。
どんなに新しいガイドブックでも、買ったばかりの地図でも、安易に信じちゃいけない、という教訓でした。
なかなか思い出深い新潟100名山60座目
越後百山 45座目
後日、皆さんとコメントやり取りしていて思いついた。
まだ登ってない新潟100名山・尾神岳。低山なのでそれ単独で登りに行くのも勿体ないなぁ、とずっと思っていたが、県道30号線経由で尾神岳に登ってから、安塚に移動して不動滝を撮影に行く。1日のスケジュールとして丁度いいかな、と。
勿論私は未踏の新潟100名山の中から選びたい。
となれば、上越の菱ヶ岳しかない。
というわけで、27日朝6時に米山SAで待ち合わせ。柿崎ICで高速を降りてキューピットバレイスキー場を目指す。
途中、私の思いこみで道を間違えるも、まあ順調に不動滝登山口に1台デポし、グリーンパーク登山口に到着。
天水山の時と同じようにアブの襲来。2匹が車の中に不法侵入するが追い出すこと能わず。まあ下山までには弱ってるだろう。
これは下山後に撮影した写真。こんなロケーションの菱ヶ岳
菱ヶ岳の背後が信越トレイル
0811 「グリーンパークぶなの森」の駐車場には2台の車
0816 登山開始
0818 スキー場のゲレンデを直登する道
トノサマバッタの子供?イナゴ?さっぱりわからん。
0826 ずっとゲレンデ・・・・
0833 振り返れば左に米山 右に刈羽黒姫山
0837 ロープウェイの終点?
0843 ロープウェイで上がってきた人はこの道標の所に出てくるのかな?
0853 秋色だなぁ
0854 ここまでゲレンデ脇には全く花がなかったが、ようやく現れてきた。この蝶は?
0900 どんどん清水への降り口
0903 バシャバシャ出てます。グイっと1杯 生き返るなぁ。
ここで、後続の男性に不動滝が一見の価値のある滝だと教えてもらう。下山後、ぜひ立ち寄らねば。
0915 ゴンドラ山頂駅までもうすぐ
0918 ゴンドラ山頂駅 着 しばし休憩
この標識の所からほんとの登山道となる。
取って付けたようなニッコウキスゲが・・・
0928 登山道へ
0943 沢沿いに登ってゆく。
0950 アザミ?
ジャコウソウでしょうか?
0952 分岐を右に。沢から離れる。
すぐに稜線へ向けての急登が。
思えば、この時すでに粘土質の土とコケのツルツル地獄が始まっていたのだった。
でも登りは写真など撮りながら、呑気な登山
ムシカリの実?
つい撮りたくなる朴葉
ママコナ
1015 山頂近くなると、ようやく北側の視界が開ける
1017 新潟100名山60座目 菱ヶ岳山頂着
指6本で、60座のつもり
黄色い屋根の「グリーンパークぶなの森」と登って来たゲレンデを見下ろす。
南側は木が生い茂り展望がない。
信越トレイルの主峰ともいうべき鍋倉山から時計廻りに。
雲がなければこんなハズ。
それではと、早い昼食に。
大人の清涼飲料で乾杯し、塩麴漬けの豚肉を焼き、パックご飯を投入。60座記念メシ。
1118 下山開始
下り始めは落ち葉も乾いていて、南側斜面だからなぁと呑気に構えていたが、すぐに粘土とコケと木の根の滑りやすい道となり、二人とも滑らぬように注意し足元ばかり見ながら下る。パシャパシャ写真撮る余裕がない。
1124
下り初めて30分くらいたって次の渡渉地点が見えた時、ついにO君が横倒しに転倒。そして転がって左の沢に転落した。一瞬姿が見えなくなり大いに慌てる。
だがすぐに大丈夫!という声。高さは1mくらいで草が生い茂っているのでそれがクッションとなり、怪我もなく生還。
(でも、もしそこに尖った枝や岩があったらと思うと、今でも恐ろしくなる。)
そこの渡渉地点はちょっと広めで浅く、泥で汚れた手を洗ったりしてしばし休憩。
来た方向から左に緩くカーブする感じで明瞭なコースが続いているので、それが進行方向と微塵も疑ってなかった。
実はここから右上に斜面を登るコースがあるのだが、もとより分岐があるなどと思ってなかったので、二人とも全く気付かず。
1148 しゃがんで、こちらを嘲笑う悪魔のような・・・
1152 かれこれ40分くらい歩いているので、いくら滑らないようにゆっくり歩いているにしてもおかしいと感じ始める。
暫く歩くと道は登りへと変わる。やはり間違ったのか。
綺麗なブナ林の中を登り、暫くするとまた分岐に出た。左 菱ヶ岳山頂。 右 須川峠。 そして来た方向を差す矢印が不動滝登山口。
間違いが明らかになり、回れ右で下る。
どこで分岐を見逃したのか?
ちょっと偵察してくるからゆっくり歩いてきて、と伝え、先に進む。
分岐は見つからず、かなりO君と離れてしまったなぁと思った時、不意に、また転んだら、とか、熊が現れたら、などという不安が頭をもたげる。
急いで道を戻る。あれ?こんな道だったっけ?もしかしたら、知らずに正しい道を歩いてるんじゃ?一瞬方向感覚が狂ってしまった時、何かが動いたように感じ、え?熊だったりして?
O君?と呼びかけてみると、ああ、O君でした。
O君は手を洗った沢の所にいて、先に正しい道を見つけて僕が戻ってくるのを待っていた。
1236 不動滝登山口
30分弱のコースタイムを1時間15分も掛かってようやく登山口に着いた。
降りる前は、不動滝の写真も、と思っていたが、二人ともそんな元気は失せていた。
早く風呂に入りたい。
デポしておいたO君の車で、グリーンパークの僕の車を回収し、ゆきだるま温泉へ。
オフシーズンの空いた日帰り温泉にいつもより長く浸かる。
帰宅し、GPSをパソコンに繋ぎ表示してみる。
反対方向にこんなに進んでいるし、しかも登っている。
登山道だから多少の起伏や蛇行があってもおかしくない、と思いながら、どんどん進んでしまっていた。
なんでこんな間違いを。
黒い破線が降りようとしたルート。これは既に廃道なのか?存在するのか?
登山の前々日に買った2万5千図「柳島」
そこには、山頂から不動滝登山口まで真っすぐ下る道しか載っていない。
でも、その地図は現地調査は平成13年と記載されていた。信越トレイルのルート作りが始まったのが平成16年頃。
この買ったばかりの地図が実はとても古い地図で現状とかなり違うのだという認識が全くなかった。
さらに、今年の4月に発行された新版「新潟100名山」
この菱ヶ岳の項に使われている地図は恐らくこの「柳島」で、ご丁寧に赤色でこの真っすぐ下る道をルートとして載せてある。
執筆者は、現状を知らずに新版を発刊したのだろうか?
でも、平成22年頃発行された信越トレイルの公式ガイドブックにはすでにきょうのルートが載っていた。そして平成27年発行の2万5千「松之山温泉」にも、このルートが載っているのだから、下調べ不足としか言いようがない。
両方とも、登山前に目にしていたはずなのに、真っすぐと思い込んでしまっていて、地図を良く読むことが出来ていなかった。
どんなに新しいガイドブックでも、買ったばかりの地図でも、安易に信じちゃいけない、という教訓でした。
なかなか思い出深い新潟100名山60座目
越後百山 45座目
後日、皆さんとコメントやり取りしていて思いついた。
まだ登ってない新潟100名山・尾神岳。低山なのでそれ単独で登りに行くのも勿体ないなぁ、とずっと思っていたが、県道30号線経由で尾神岳に登ってから、安塚に移動して不動滝を撮影に行く。1日のスケジュールとして丁度いいかな、と。