山頂でまったり1時間休憩して、下山開始。
分岐を左に。屋敷登山口を目指す。
休憩充分で、足の調子もいい。歩きやすい登山道。こんな下りなら大歓迎。
1308 手前の雲の動きは速いが、苗場山頂にかかる雲は取れそうにない。
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1310 カミソリの刃はまだ見えてる。
ウメバチソウ
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1326 舞う
1330 荒々しい赤嵓の崩落地
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1337 まるで果樹園のように群生するナナカマド
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1342 斜面の立ち上がり方が凄い。
白嵓の頭と、カミソリの刃。
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名残惜しい(いや、早く下山したいから名残惜しいこともないか・・・)鳥甲山山頂
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1357 佐武流山も顔出さない。
登りにはなかったタカネマツムシソウ。やはり、夏から秋の山に来たら、マツムシソウがないと物足りない。
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1402 ここの切れ込み方も凄い。
1403
1409 屋敷山が迫る。
1438 最後の最後に佐武流山の雲が取れてきた。もう白砂山は佐武流山の陰に隠れた。残念。
1501 ここから、屋敷登山口に向けて気の遠くなるような長い急斜面の下り。
ブナ。全く実がついていない。3年連続の凶作なんだそうだ。腹を減らしたクマさんは・・・・。
1511 それまでの登山道とは一変。どこもかしこも滑りやすい急斜面。
はるりんさんとmbabaさんはチェーンスパイク装着。僕は軽アイゼン。
最初は慣れなくて岩の上に乗ってしまったりして難渋したが、慣れれば滑らずに下れる。
ただ、軽アイゼンには葉っぱがくっつきやすく1歩1歩が重い。ボディーブローのように効いてくる。
1530 最後の最後にスッキリ雲の取れた佐武流山。近いうちに踏破する・・・できるかなぁ?
苗場は?もう少し。残念。
この後は写真がない。撮る余裕がなかった。
登山開始から9時間超。軽アイゼンで滑りにくくなったとはいえ、急斜面の下りは足に堪える。
また攣りそう。ポケットから塩分チャージタブレット取り出しボリボリ。加藤文太郎がポケットから煮干しと甘納豆を取り出してポリポリ食べながら歩く姿を思い浮かべる。
もともと下りは特にのろい僕だが、二人の、特にmbabaさんのスピードが速い。速さの秘訣は何だろう?ダブルストック?バランス感覚?降りたら訊こうと思っていたが、そんなのも忘れるほど・・・。
雉を打ちたくなり、前を歩くはるりんさんに、先に行っててくださいと声を掛ける。
二人の姿が見えなくなる。静かな山中。
クマ、いるかもな。急に不安になり、急ごうと思うも、やはり急斜面はスピード上がらない。
ズルっと滑った途端、両太ももが攣って悶絶する。
すぐに歩けない。音、ならさなきゃ。ラジオのスイッチ押すが電波が弱いのか音鳴らない。スマホの充電切れた。充電器持ってきたがケーブル忘れた。後続の登山者いない。これってもしかしてピンチ?
少し休むと歩けるようになった。下に道路が見えた!もうすぐか、と思ったら堰堤だった。
今度は足首が攣って座り込む。
周りには中身のないトチの実。ブナの実が食べられないクマさんがここで食事したんだろうな。
暫く休むとなんとか歩ける。ノロノロ下る。コンクリートが見えた!道路?雪崩の防護壁のようだった。
さらにトボトボ歩く。道路が見えた。今度はホントに道路だった。二人の姿が見えてホッとする。
登山開始から10時間弱。平ヶ岳が13時間だったから、やはり、まめに山登ってないと、登山用の筋肉が衰えるんだろな~。
(最後のところあまり詳しく書くとお二人にも家族にも過度に心配かけると思ったが、これは記事のネタになる、記事を面白おかしく?するために、いやいや反省の意味を込めて。敢えて。ゴメンね~。)
はるりんさん、mbabaさん、お二人とご一緒させて頂き、難関の山を踏破できた。ありがとうございました。
佐武流やるには鍛えなおさないとなぁ。佐武流山は来年の夏が賞味期限かも。登山道整備する人がいなくて、2,3年で荒廃するとか。どうなることか。
終わり。