父にも、にわか鉄ちゃん気分を味わわせようと、日曜日の3時半頃、新潟中央インターから高速へ。
津川インターで降りて、磐越西線日出谷駅を目指す。
津川の街中を抜け、角上を越えると、車1台分の幅しかないトンネルが連続するが、対向車はほとんど来ないので問題なし。
ほとんど人影もない日出谷の駅の手前で、車道の赤い鉄橋を渡り、ひと丘超えると、いきなり現れる長尺カメラの列。初めて目にする鉄ちゃん達の姿に父はびっくりぽん!
着いたのは16時50分くらい。
SLが、日出谷駅を出発するのは17時6分。
鉄ちゃん以外は、まったく人気(ひとけ)のない山間の路肩。
三脚据えないで、手持ちの我々はアウェー感たっぷり。
やがて、
杉林の向こうに日出谷駅に着いたSLの煙が立ち上り、
暫くすると
ブオヲ~と汽笛一声、日出谷駅を出発したようだ。山間の林の中に響き渡る汽笛の音は、郷愁を誘う。(SLが普通に走っていたのを知らない昭和30年代生まれの人間でもね。)
シュッポシュッポと音が近づいてきて、磐越西線の赤い鉄橋に煙が立ち上ると、
来ました。
最初の写真から最後の写真まで、僅か30秒。
でも、日出谷駅の汽笛一声の瞬間、気分は一気に盛り上がり、赤い鉄橋を越えた時点で気分はMAX。
凝縮された感動の時間。
見送る最後尾は展望車両?中で手を振る乗客達。振り返すと、一層力強く手を振り返してくれて、超短編SL物語は完結。