美人林に行く前に、「森の学校キョロロ」に寄って、「里山の生き物探検」の参加申し込みを済ませてきた。
この施設のことは以前から知っていたが、探鳥会も催されると知り、一度は参加したいと思っていた。
が、探鳥会は土曜日の朝4時半の集合、ということで土曜も仕事の私は参加は無理。他に「里山の生き物探検」というイベントがあるので、ではこちらに参加してキョロロの森を歩いてみよう。どんな鳥に出逢えるかな、くらいの気持ちで内容をよく考えもせず申し込んだ。
施設内のレストランが11時オープンということで少し早いお昼。地元で採れた夏野菜カレー。おいしゅうございました。
集合時間まで、施設の展示品を見学したり、上の写真の左にある塔に登ったり。
塔からの眺め。
ガラスの掃除、してほしいなぁ。
この塔、エレベーターなどなく、160段の階段を上ってゆく。しかも暗い!
上から階段を見下ろすの図。
ISO12800まで上げた。
さて、キョロロの森=バードピア須山。
この中を歩いて、出会える生き物を観察する。中央の管理棟や大谷池辺りまで歩いてる間に鳥の写真も撮れるだろうって勝手に思って申し込んだ。
12時45分に建物入口に集合。
他の参加者は、ほとんど、いや全部親子連れ。すでに嫌な予感。
横並びに集合。私は一番端っこ。反対の端から自己紹介。
一組前の、お母さんと子供二人の親子連れの挨拶が終わると、指導員さんはそこで「はい、自己紹介終わりました」
私より少なくとも25歳以上若いお母さんと、小学生の子供。そのオトーサンと思われていた。
捕虫網や虫かごが配られる。まずは建物の周りでバッタやカマキリを捕まえる。
すでに私が思っていた内容とは違うことは明らか。この授業、ふけちゃおうかな?
時々写真撮ったりして所在なさげにしてると、指導員さんが
「niceshotpeteさんも(とは言わない。〇〇さんも)虫取り網、どうですか?」
「いや、私はこれで取り(撮り)ますから・・・ゴニョゴニョ」
ひとりぽつねんと、つまらなそうにしてるのを憐れんだのか、虫かご持った女の子が、取った虫を見せに来てくれた。
皆の虫かごが一杯になったところで指導員さんが獲った虫の解説。
トノサマバッタに似てるが、飛ぶと羽に丸い模様があるように見えるのでクルマバッタ
このカマキリは大人でしょうか?子供でしょうか?羽がないから子供(幼生)
コオイムシ。オスが卵を背中に背負うのでコオイ。そーいや子供の頃、そんな挿絵を図鑑で見たなぁと朧な記憶がよみがえる。
普段はこの辺りには水辺もあるが、この猛暑でカラカラになってる。だからこんな水生昆虫もいる。タガメの仲間。
コムラサキ。指導員さんの汗のミネラル分を吸いに来てる。
等々の分かりやすい解説聞いてるうちに童心に帰る。だんだん嵌ってきた。子供の頃は虫の事、色々知ってたよなぁ。
ついで、アカショウビンの池に移動。
ちなみにキョロロとはアカショウビンの鳴き声。私にはピルルルルと聞こえるんだが。
アカショウビンの池、春先はこの辺りで鳴き声が聞こえるんだろうかなぁ。
池の中を網でさらうと、水の中の生き物が何かしら入っている。
マツモムシとメダカ。左上にトノサマガエルの水かき。
ヤゴ
メダカ
タニシ
ミズカマキリ
この水草はジュンサイだそうだ。
こんな加工するとモネっぽくない?
ただの藻に見えるが、食虫植物なんだと。
シュレーゲルアマガエル。在来種だが、シュレーゲルさんが見つけたから。
トノサマガエル。太もも掴むと動けないそうだ。
トノサマガエルに魔法をかける。
トノサマガエルを手のひらに載せ、もう片方の手のひらで包み込み、ひっくり返して10秒待つと、あら不思議。カエルはこの姿勢で固まる。
子供たちがツンツンしてもピクリともしない。カエルのお腹は触りたくないなぁ。
アオイトトンボとオオアオイトトンボがいるそうだ。粉をふいたような胸のと、綺麗なのと。どっちがどっち?
キイロイトトンボ
2時半で終了。
帰宅してからHP見ると、池を網でさらってる写真が載ってた。これちゃんと見てたら申し込まなかった?
でも、アラカン親父も、最後は嵌った。なかなか面白かった。
この後、ナステビュウ湯の山で露天風呂に入り、帰宅の途へ。
佐渡の向こうに夕日が沈んだ頃、新潟市に戻った。