niceshotpeteの山旅

新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

11月6日 くびき野パノラマ街道を行く、の巻

2022年11月11日 | 上越の山々

隕石落下公園にも寄ろうと思ったが、道が塞がってる?わからず通過。

5分ほど坂を上ると、小さな展望台。

春、この桜が見事なんだそうだ。

北側の展望が開ける。出発地点の地名が棚田。周りは棚田だらけ。黄金に染まる頃はいかばかりか。

 

米山から黒姫山までは調べなくてもわかる。右端の山はどこだ?カシミール3Dが鍋立山だと教えてくれたが、鍋立山って・・・どこ?ブログ初登場

地理院地図を辿ってゆくと、これも棚田で有名な、十日町市の星峠近くの山だとわかった。

カール・ベンクス氏の古民家再生で有名な竹所も星峠の近くなんだとこの時知った。

以前の、星峠の写真を見返すと鍋立山、写っていた。

十日町市の新潟100名山は、信越トレイルの天水山が、上越市との境界にわずかにひとつあるだけ。なので、山名をチェックする対象になる山がこれまでなかった。でも、こうした魅力的な棚田を纏う里山こそが十日町市の財産。

 

車を進めると、漸く西側の展望が。

火打山山頂も雲に覆われた。

くびき野パノラマ街道は、関田山脈の山麓を走る道路。なので東側の展望はほとんど無し。

 

池があった。げんどうじ池という。

6、7人の釣り人が竿ほったらかしでベンチで談笑中。何が釣れる?

 

国道30号と光ヶ原高原を結ぶ道路と交差する手前でまた車をめてパチリ。

 

板倉大橋

ここの上からの展望を期待していたのだが、水音は聞こえるが流れは見えない細い川なのか、期待したほど視界が開けない。もうすぐ焼山が火打山の陰に隠れる。

 

要所要所にこうした案内板があるし、数ヵ所迷ったこともあるが、ほぼ道なりに行って正解。

途中の民家に今年一番の赤

暫く進むとT字路に突き当たる。

ここがくびき野パノラマ街道一番の展望地か?この棚田も黄色だったら。雲海が湧いていたら。水が張られて夕陽を映していたら。いいんじゃない?

 

地滑り資料館に向かって下り始める頃、ここも棚田とのコラボがよさげなところ。

 

この辺りで頚城三山とはお別れ。

 

これは?

 

ここが地すべり資料館

 

30年前に建てられた資料館だが、その後改築され、とても綺麗なトイレだった。

色々な展示があるが、ほんの一部

権現岳に登った時、ガイドの方から説明を受けたのはこの事だったか。

その時に撮った、雪崩から集落を守る防護柵。

 

出口を出ると、正面に信越トレイル・黒倉山

 

大熊川大橋を渡ると、ゑしんの里やすらぎ荘。

黒倉山を中心に信越トレイルが望まれた。

 

ここで、海老天蕎麦でお昼。

パノラマ街道はもう少し続くが、頚城三山の山頂が雲に隠れてしまったし、帰り道の道順を考慮し、ここから県道30号~柿崎ICを目指すことにした。

終わり。

 

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11月6日 くびき野パノラマ街道へ。でも、パノラマ街道は県道30号から始まってるよ、の巻。

2022年11月09日 | 上越の山々

下越は雨だが、上越と北信は晴れの一日。冠雪してる(だろう)頚城三山を見るため、くびき野パノラマ街道を辿ろうと北陸道に乗る。

新潟市から妙高方面へ行くときは、柿崎ICで降りて県道30号でショートカットすることが多い。

時間的にたいして変わらないし、高速料金浮かせるし、コンビニ乱立してて便利だし。なにより山岳展望が素晴らしい。

柿崎IC降りる前から、雪白き峰々が見えていてテンションあがる。

で、前々記事の大潟区米倉新田。地図の右上。

 

妙高山頂付近に沸いてる雲がなぁ~。

 

振り返れば

米山

 

尾神岳

6日の写真整理してるが、やはりこの場所が、この日の山岳展望のベスト。

すでに県道30号に入った時からパノラマ街道は始まっている。

県道30号を30分くらい走り、劔交差点で左折し、清里区棚田を目指す。

その手前で、もう一度。

妙高山頂が雲に隠れてしまった。

 

南葉山塊だけど主峰は青田難波山。藤島玄は青田南葉山でいいんじゃないか?とした。南葉は各地にある葉山と同じ由来で、山地と平地の端っこにある山、って意味じゃないかって考察してる。

ちなみに平成17年5月初版の「新 新潟花の山旅」では青田南葉山になっている。そこで使われている地理院地図が青田難波山になっているのに、だ。思うに、国土地理院が入力する時に変換を間違ったんじゃ?ちと苦しいか?地理院地図が全て正しいわけではない。

 

 

焼山の噴煙が確認できる。妙高山や笹ヶ峰などから見る焼山の南面は急こう配だが凹凸のないスッキリしたラインを描いているが、北面は荒々しい鋸歯状の斜面。

劔で左折した後は、暫くこの展望とはお別れ。

清里区棚田に到着。

続く。

 

 

 

 

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11月6日 上越市大潟区米倉新田付近からの北アルプス

2022年11月07日 | 上越の山々

この日は、上越市清里区棚田と妙高市大濁を結ぶ「くびき野パノラマ街道」を辿ってみた。

北陸道を柿崎ICで降りて県道30号を南下。

糸魚川の特徴的な尖がった山々の奥に雪を頂いた北アルプスが見えてる。

あまり車を進めると前衛の山々に隠れてしまうので、大潟区米倉新田辺りで車を停めてパチリ。

ある意味、きょうのハイライトか。

くびき野パノラマ街道の写真整理真はこれから。これも予告編

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10月24日 光ヶ原高原から一旦戻り、星のふるさと館へ。

2021年10月27日 | 上越の山々

光ヶ原高原の後は、関田峠を越えて、野沢温泉村へ降りるつもりだが、一旦山を下り、坊ヶ池湖畔の星のふるさと館を見学。

大正9年、板倉区の隣、清里区に隕石が落下した。櫛池隕石という。それを保存展示しているのが星のふるさと館。

駐車場には、人間日時計

あまり時間もないし、ちょっと覗いて・・・くらいにしようかと、入口の外側から中を覗いたりしてると、学芸員さん?が出てきて、どーぞどーぞと熱心に勧めるので中に入る。初めて来たとわかると、ではご案内しましょう、ご説明しますと、またまた熱く語るので、それじゃぁと展示室に進む。でも、次第に、彼の溢れる「星のふるさと館愛」に引き込まれた。面白かった。

天井に「はやぶさ」

 

これが櫛池隕石

落下した当時、第一発見者と地主の間で、どちらの所有物か争いも起きたとのことだが、今は平和に、ここに鎮座している。

さすがにこれは触れないが、同じ手触りに作ったレプリカは触ることができる。勿論、アルコール消毒してから。

こんな展示も

屋上へ。

このドームの中にも入ることができる。

一度は入って損はない施設だった。

 

近くにあるビュー京ヶ岳。

ここはカレーやピザなども食せるが、時間が早かったので珈琲だけ頂く。

日本海や米山を望みながら美味しい珈琲。

坊ヶ池の写真はないが、県内で一番水深が深いとか?

光ヶ原とセットでお勧め。

また坂を上り、光ヶ原高原を通過し、関田峠へ。2度目の関田峠。1度目はこちら

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10月24日 上越・光が原高原からの山岳展望 槍ヶ岳を望む。 

2021年10月26日 | 上越の山々

登りついて不意にひらけた眼前の風景に

しばし世界の天井が抜けたかと思う。

やがて一歩を踏み込んで岩にまたがりながら、

この高さにおけるこの広がりの把握になおもくるしむ。

無制限な、おおどかな、荒っぽくて、新鮮な、

この風景の情緒はただ身にしみるように本原的で、

尋常の尺度にはまるで桁が外れている・・・・・

美ヶ原と比べるのは、あまりに申し訳ない。

光が原高原には、そこまでの広がりはないけれど、

「おおどかな、荒っぽくて、新鮮な、この風景の情緒」は十分に感じることができる。

背景は、信越トレイルの最高峰・鍋倉山。

 

以下は、朝日新聞の2011年の記事を引用

~長野県境に近い、新潟県上越市板倉区関田の光ケ原牧場(標高約850メートル)の跡地を「ブナの森」に生まれ変わらせようという試みが続けられている。地域の人びとが始めた取り組みを県上越地域振興局が引き継いだ。かつて多くの牛がにぎわい、5年前に閉鎖された牧場を、日本海の漁場保全にも役立つ森に育てようとしている。

 光ケ原牧場(約110ヘクタール)は1964年に旧板倉町がブナ林などを伐採して開いた。元教諭中嶋公さん(75)=板倉区達野=らによると、明治時代には軍馬の養成に使われたこともあったが、牧場ができるまではブナ林は町営キャンプ場やたきぎ、炭焼きの山として利用されてきたらしい。

 牧場ができ、肉牛を中心に400~600頭が預けられていた時もあったが、91年の牛肉の輸入自由化に伴う畜産農家の激減で、2006年に閉鎖された。乳牛14頭を飼う新井一充さん(64)=同区関田=は「板倉では30~40軒が牛を飼っていたが、今ではうちだけになった」と語る。

 牧場が寂れるにつれ、牧場や近くの別所川沿いで、牧草の種に混入していたと見られる西洋タンポポやヒメスイバなどの帰化植物が猛繁殖。地元住民でつくった「ふるさとを考える会」は「昔のブナの森に戻せば帰化植物は少なくなる」と考え、97年から5年間で約1万本の苗木を植えた。

 会を結成したリーダー格の市村照男さん(77)=同区筒方=は「我々の植林活動があったから県にやってもらえるようになった」。植林継続の要望を受けた県は、09年度から牧場内の20ヘクタールでブナを中心とした広葉樹の森づくりを進めている。事業計画終了の12年度末までに計15万本を植える計画だ。

 森が育つまでには百年ほどかかる。根を深く張るブナの森に降った雨は、土中を通る際にミネラルを含んだ水となって川に注ぐ。県は、その水が別所川から関川を経て上越の海に注がれるようにし、プランクトンや海草がより育つ漁場にする一助に、と考えている。

 10月下旬、植栽活動に参加した地元・田屋町内会の中部利一会長(65)は「景色のよい場所なので大切にしたい。子どもたちにも植栽を体験させたい」。

 新井清三さん(65)=同区関田=は昨年から、旧牧場内でトウモロコシなどの試験栽培を始めた。「痩せた赤土に有機肥料を入れて土づくりをしている。高原を北海道の富良野のような美しい圃場(ほじょう)にするのが夢なんです」(河畑達雄)~

 

 

「お帰りモネ」の前半のストーリーに通じるものがあるなぁ。

光が原高原とは、そんな処。

縦長の黄色い建物は、風車だったらしい。

 

残念ながら妙高の山頂は隠れてしまった。

で、光が原に上がる前に麓で撮った妙高山。

この後、妙高山が顔を出すことはなかった。ちょっと残念。でも、それを補って余りある・・・・

高デッキ山と黒姫山の間を拡大。

 

 

きょうのドライブの目的の、大きな部分はこれで達成。

上越市HPより

光が原高原センター

視線を移せば、日本海も見下ろせる。

直江津港方面

手前の建物は、坊ヶ池湖畔の天文台・星のふるさと館。

 

 

では、グリーンパル光原荘へ。

途中にあるのは、

左が実際にあさま山荘で使用された鉄球で、右が映画で使用された鉄球。

 

光原荘着

高原センターを見下ろす。

この後、一旦来た道を戻ってから、関田峠へ向かう。

続く。

 

 

 

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10月24日 上越から槍ヶ岳

2021年10月24日 | 上越の山々

きょうは、上越の某所から槍ヶ岳を望んで来ました。

さて、ここはどこでしょう?

正解者には、山岳展望マニアの称号を。(いらないか

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2月21日 富士山探して大毛無山再訪

2021年02月23日 | 上越の山々

旧富士山が見える北限の山・上越の大毛無山。

21日の新潟市の天気予報は曇り。だが、西から麗しの移動性高気圧がやってきて、妙高は晴れ、長野・松本・甲府・静岡も晴れマーク。もしかして見えるんじゃないか?スキーも買ったし、きょう行かないでいつ行くんだ?というわけで、午前3時自宅発。

上越方面へ登山に行く時は深夜の116号線を疾走し、コンビニで仮眠して早朝登山開始、が当たり前だったが、とんと登る事がなくなった最近は、夜中に運転することがなくなった。

久しぶりに深夜の国道を走って行こう。大河津分水を渡る前に、分水町の711でLサイズのブラック珈琲。これもいつものパターン。西山町の711でもブラック珈琲。この2か所は必ず寄る。

国道8号線に合流し、柏崎ICで高速に乗る。このまま8号線を辿ってもいいのだが、柏崎の市街地抜けた後の狭いカーブの多い道が嫌いなので、高速乗ってこれを回避。柿崎ICですぐ降りて県道30号線へ。妙高方面のショートカット道。

きょうのドライブのBGMはチック・コリア。

ジャズピアノの巨匠 チック・コリアが亡くなった。ほぼ半世紀近く前、中学入学祝で買ってもらったSONYのラヂオ スカイセンサー5500を布団の中に持ち込んでNHK・FMを聴いていたら、チック・コリアの「スペイン」が流れてきて、一気に虜になった。以来、リターン・トゥー・フォー・エバー、ソロ、デュオ、トリオ、オーケストラ 様々なスタイルの「スペイン」を聴いてきたが、訃報が伝えられる数日前、YouTubeで見つけたのが、

チック・コリアトリオ@チャイコフスキーホール スペイン

聴衆を巻き込んだライブ録音で実に楽しい。ダウンロードしてMP3変換し、SDカードに入れて繰り返し聴いていたが、11日朝突然訃報が。虫の知らせだったのか? 合掌。

閑話休題。

5時半頃、道の駅あらい着。朝食はすきやの牛丼並盛。

リフトが動き始めるのは8時半。写真撮りつつ時間潰す。

妙高山が良く見える場所を探しながらゆっくり車を進めると、矢代川の土手の辺りで雪の壁が低くなった場所が。ここにしよう。

6時半頃。まだ日は登らないが、妙高山の山頂付近が色づいてきた。

信州黒姫山

うっすらと雲を纏う火打山

0640

0644

 

次の撮影場所を探すが、高度が増すにつれ雪の壁も高くなり、撮れず終い。

ロッテアライリゾートの駐車場へ。

0725

0731

ゆっくり支度して、チケット買いに行くと、すでにリフトの運航開始を待つ長い列。前回は待ち時間なしで乗れたのに。

ちなみに1日券6000円。バカ高い。4時間券4000円もあるがこれは10時から使用開始のチケット。10時じゃ空霞んじゃうだろ。仕方なく6000円払う。ただし駐車料金は終日無料なので、考えてみりゃ4000円はニノックスより安い。富士山にこだわらなければお得感さえ。

ゴンドラはひっきりなしに続いてくる。

列は混んでるが、ゴンドラはゆったり乗れるだろうと思っていたが、狭い車内に6人も詰め込まれた。

3密なんてもんじゃない。しかも向かいのオッサン二人がぺちゃくちゃしゃべりだし、あろうことかマスクまで外す始末。思わずじゃべらないで下さいと注意した。狭い車内。バツが悪い。この日、妙高市内で二人の感染者が出た。

ゴンドラ降り、すぐに膳棚リフトで1280mまで上がる。

ここから歩いて山頂へ。と思ったら、今日はロープで閉じられ進入禁止だと。

0907

膳棚ボウル。非圧雪のフリーライディングゾーンはきょうは進入禁止の場所が多い。風が強いから?とか、気温上昇のため雪崩の恐れがあるから?

ちらっと妙高山が望むが、これ以上はあの山頂まで上がらないと見られない。それ以前に、気温が高いため、水平方向の空は白く霞んで近くの山々もはっきりせず。富士山はまたもお預け、というか、こんな時期に大遠望を期待するのがそもそも間違い。夏季は車でこの近くまで上がってこられる。登山者が少なくてクマが怖いので、誰か誘って空気が澄んでる頃再訪するしかないな。

となれば、スキーに集中。

リゾート自慢のロングコース。左回りはいいんだが、右回りの時に左足のエッヂを上手く立てられない。

これを練習しつつ、下る下る。無理にブレーキ掛けるもんだから一気にゴンドラ始発駅まで下ると足がきついきつい。1本立ててから(2本だったけど)もう一度ゴンドラで上がる。

1本目とは別コース、膳棚リフトを降り、右へ。

そこから望む

南葉山塊

ビーフリーコース

斑尾山も霞む。

関田山塊も霞む。

膳棚リフトで2本滑ってもう一度、最初と同じベアバレーコース~妙高ロングラン。

1108 中途から南葉山塊

新潟100名山にして越後百山「青田難波山

ゴンドラ終点「膳棚ステーション」

3時間滑って足が攣りそう。根本的にフォームがダメ?昼で切り上げた。

4時間券で充分てわけだ。また来ることはあるだろうか?

 

天気はいいし、どこで写真撮ろうか?

そういえば、県道30号から、県道25号に入ると柿崎川ダムがあったな。先日もダム詣でだったが、予定コースからちょっと外れるので寄らなかった。どうやら大きなダムらしい。行こ!

続く。

 

 

 

 

 

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10月25日 糸魚川・高浪の池から明星山を。

2020年10月27日 | 上越の山々

そろそろお山の紅葉を見に行かないと時期を逸する。

先週の佐渡の投稿も終わらないまま、晴れ間を期待できる糸魚川へ。

北陸道・柿崎IC過ぎるころから冠雪した頸城三山が。昨日の雨が高い処では雪だったか。期待が膨らむ。

糸魚川ICで降り、148号を南下。

大前辺りで、明星山。

流石に1100mくらいでは冠雪してない。

標識に従い、148号から右折し、高度を上げる。

1013 

明星山の威容が。

まるで、どこかから持ってきて、そこにドンと置いたような周囲にそぐわない異様。

こんなものをもってこれるのはダイダラボッチくらいか。

ふと、足元を見ると。誰のものでしょうか?

 

坂を下り、高浪の池へ。

駐車場に車いっぱい。

25年くらい前、ここを訪れたことがある。だいぶ記憶は薄れているが、古びた小屋があって、人影まばらなイメージが残っている。それが・・・

隔世の感があるなぁ。高齢者の憩いの場になってるとは。

思っていた写真が撮れるのか心配になる。レタッチで人、消さなきゃならない?

でも、少し池を回り込めば、

 

美しい!

期待してた紅葉とはちょっと違うが。申し分なし。

 

遊歩道を少し進みながらパチリパチリ。

同じような写真ばかり。途中トリム展望台ってのがあるようだ。いつもなら迷わず行くが、クマが怖い小心者は行けない。

しつこく、もう一枚。

あまり長いと、もう一人小心者が、クマに襲われてないか心配するので引き返す。

 

高原交流センター

 

キャンプ場

 

高浪社

最後にもう一枚とって池を後にする。

 

高浪の池展望台へ戻る途中、

この千丈ヶ岳は烏帽子岳かも。千丈はその左か。

さらに左に鉾ヶ岳も

またまた明星山

展望台から少し坂を下れば、

戸倉山も展望の名山。

 

きょうの一押しはこれ。雨飾山

では、次の目的地へ。紅葉見なきゃ。

ここへ。

続く。

 

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8月2日 海谷山塊・駒ヶ岳あえなく撤退。それじゃあ海谷高地へ。その2

2020年08月06日 | 上越の山々

0902 千丈ヶ岳の岩壁を正面に見て、海谷渓谷へ向け展望デッキからスタート。

 

0907 登山と逆。スタートしてグングン下る。

 

0920 対岸の千丈ヶ岳の岩壁に沿うように進む。

V字谷にいくつもの滝が流れ落ちる。三段に分かれた滝。

 

0922 駒ノ川に架かる橋。1人ずつ渡れと。ギシギシ軋む。

スマホに録音した「ケルン・コンサート」が渓谷に響き渡る。パート1が雰囲気にピッタリ。

でも、玉置浩二の「メロディー」や坂本冬美の「また君に恋してる」もあるでよ。

滝、また滝・・・

0931

 

案内板にあったなめ滝はこれかな?

今は優美な細い流れだが、豪雨になったらどんな恐ろしい滝になるんだろう?V字谷の底にいることに若干恐ろしさを覚える。

 

0938 繰り越し、という渡渉点へ降りるハシゴに着く。

どう見ても、増水はしていないからGO!

中央のハシゴで岩に乗り、左手に見える白い矢印に沿って進めばいいんだな。簡単そう。行きはヨイヨイ。帰りは怖い・・・。

以前はここにワイヤーが張られて、人は篭に乗って渡ったそうな。

 

0945 簡単そう、とか言いながら、渡り終わるまで写真撮る余裕はなかった。

 

対岸となった駒ヶ岳側の岩壁を見上げる。

上部で岩が崩れたら、真っすぐここに落ちてくるんだろうな。立ち止まってないで先へ進もう。

 

オーバーハングした岩。これが「つばくろあぶき」か。ツバメというよりカメだな。

 

1002

この傷は、クマさんの仕業?

九十九折と細かなアップダウンを繰り返し高度を上げる。

この辺りで下山?してくる若者とスライド。「もうすぐかな?」「いや、まだ意外とありますよ。」あと少しって言ってくれ。

三峡パークで準備していた男性と、少なくとも他に2人はこのV字谷にへばりついているんだな。少し元気でる。

 

1004 下部に見えるオーバーハングがつばくろあぶき、かな?

 

1013 転がり落ちるわけはないんだろうが、この岩の脇をする抜ける時はちょっと心穏やかでない。

 

1030 漸く

人工物が見える。なるほど、こうなっていたのか。これも砂防ダムか。

ロープに摑まり急降下すると

 

1037 越後の上高地「海谷高地」着。

これはちょっと自信がないんだけどあってるのかな?

 

発電所の取水口があるから、V字谷にならずに河原が維持されてるって案内には書いてあるが、取水口はいつ頃出来たの?なかったら、そんなに短い年月でV字谷になるの?

鳥がいる。キセキレイ♀??

流れを渡っては河原に降りられないので、堰堤を渡って対岸へ。河原に降りるが、先へは進めない。クマいるんじゃね?

河原を進むと金山などが望めると思うんだが。

あの、もう一人の男性はどこへ行ったんだろう?ここまで来れば会えると思ったのに。もしかしてどこかで釣りしてるのか?あるいは駒ノ川から沢登り?

すると、突然、発電所施設のスピーカーから、増水することがあるので河原には降りないでくださいとアナウンス。録音だが、人感センサーでもあって、人を感知すると鳴る仕組みか?

1104 気づけば、山に雲がかかってきた。

雨が降るような日ではないが、それでも心穏やかでない。そろそろ帰ろか。

 

1120 グングン下ってV字谷の底に近づく。

1128 雨は来ないな。

 

1143 もうすぐ繰り越し

ところが、ここで渡渉点がわからず、暫く岩の上をあっちへこっちへ。行きに見えたような矢印はない。

水に浸かれば、簡単なのかもしれないが、浸かりたくない。浸からないところに後ろ向きになって岩を下りようとも思ったが、長い年月流れに洗われた岩は、手掛かり、足掛かり少ない。滑り落ちて捻挫でもしたら大変。

仕方なく、ジャブンと水に入り渡る。靴の中もジャブジャブ。渡渉完了。平らな岩の上で靴を脱ぎひっくり返せばジャ~とこぼれる。

靴ひもしっかり結び直し岩から降りたら、もう一度水に浸かる。また、履き直すのが面倒でそのまま歩くことになった。

1209 ハシゴ登り、

 

1215 なめ滝を見上げ

 

登って行けば

 

1240 デッキが見えた。

 

1241 三峡パーク着。いやはや、時間は短いが登山を堪能した。軽いハイキングではなかった。

 

1246 ベンチに荷を置き、カップヌードル用の湯が沸くのを待ちながら、辿ってきた海谷渓谷を望む。

子連れのキャンパーも増えていた。

裸で駆け回るちびっこを盗撮。ちんちんを蜂に刺されら大変だぞ。

最後に、順光になった千丈ヶ岳の岩壁をパチリ。

 

左下にねじまきぜんまい地蔵。

75座目は逃したが、登山は出来た。良しとしよう。

連休は小屋泊まりで75座目といきたいものだが、コロナが心配で小屋に泊るのは気が進まない。どうするか思案中。

 

追記

越後百山には阿彌陀山と烏帽子岳も選定されているが、どちらもエキスパートの山で、僕の登山の候補に挙がったことがないのだが、登山道があるのかなと、越後百山を読み返してみると。阿彌陀山は残雪期に海谷高地から、雪渓になっている阿彌陀沢をつめて登頂してた。読んでいるはずなのに覚えてなかった。もっとも、海谷高地という記述はなく、取入口高地や732高地と記述されていたので、結び付かなかったのかも。著者がこのコースを登ったのが平成8年。このころは海谷高地という呼称はなかったのかな?

 

これは鋸岳に登った時に撮影した阿彌陀山。この時は海谷高地の辺りが写っているなんて思っていなかった。

また、嫁倉は、その時は烏帽子岳だと思っていた。烏帽子岳は嫁倉にすっぽり隠れてしまう。

海谷山塊の位置関係が漸く理解できるようになってきた。

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8月2日 海谷山塊・駒ヶ岳あえなく撤退。それじゃあ海谷高地へ。その1

2020年08月05日 | 上越の山々

8月2日。糸魚川も晴れの予報。梅雨明けだろう。思えば1年前に鉢ヶ岳に登ってから、新潟100名山更新してない。

ブログタイトルが泣くぜ、ってわけで75座目を踏破せむと海谷山塊・駒ヶ岳を目指す。

3時半過ぎ新潟市を出発し、糸魚川ICで降り、ローソンで朝食のチャーハン。

6時過ぎ、148号線を南下。行く手には目指す駒ヶ岳や右に雨飾山。

0618

 

根知川を渡ったところで左折。何度か通った道なのでちゃんとカーナビ見てなかったが、その先で通行止めの表示。ガッデム!

来た道戻り海岸沿いまで引き返し、1本北側の道で改めて三峡パークを目指す。

 

0700 海谷山塊を目指して東進。

 

0751 三峡パーク着

駐車場から駒ヶ岳

さて、他の登山者は?何台か駐車してるが登山ぽい準備をしているのはお1人だけ。マスク付け声を掛ける。駒ヶ岳登られるんですか?

いえ、あっちへ、と海谷渓谷の方を指さす。オーマイガ!きょうも独りか?クマ怖い。

管理人さんと短い会話などして登山者来ないかと時間潰すが諦め出発。

0808

ラジオの受信状態は悪い。登山口からいきなり鈴を振り振り。

森のくまさんでも歌うか?(分かる人だけ分かればいい)

三峡パークを振り返り

 

右手には青海黒姫山

 

 

0819 こんな広いところもあり快適な道。

 

0821 小さな建物は、発電施設だったけ?

 

0823 ロッジ駒ヶ岳 泊まれるのかな?っていうより、泊まる人いるのかな?

ここまでは車も入れる道。この先は・・・

刈払い無し。

道があることはわかるが、足元は見えない。たまに石の上に乗ると滑る。覆いかぶさる草を掻き分け掻き分けしてると朝露?昨夜の雨?でビショビショ。蜘蛛の巣いっぱい。きょうは誰も歩いていないって事だよな。

すぐにズボンはビッショリ。靴の中も濡れて来た。ロッジから最初のハシゴまでコースタイム25分。25分我慢すれば。

と思ったが、気づくとカメラも水滴だらけ。背面モニターの表示もおかしい。Fってどゆ事?

ここでグォオ~なんて唸り声あげられたら敵わんなぁ~。

撤退

またの機会に。山は逃げない。

さて、そうと決まれば越後の上高地「海谷高地」でも見物して来よう。森林浴の森100選。ハイキングだろ。

0846 青海黒姫山

0847 明星山

どちらかにしておけば75座行けたのかなぁ?

三峡パークに戻り、管理人さんに海谷高地に変更する旨伝えると、増水してたら川は渡らないようにとの注意。無理はしませんと答え出発。

0859 展望デッキからスタートする海谷渓谷。

デッキの横には

 

0902 正面に千丈ケ岳の岩壁を眺め、いざ海谷渓谷へ。

続く。

 

 

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8月4日 新潟100名山 73座目 新潟焼山 その2

2019年08月08日 | 上越の山々
暫しアサギマダラと戯れ、出発。
少し進むと前方に地蔵岩。
0946


見上げる山頂




0948 池がある。覗き込む越の里さんに何かいたか聞くと、ボウフラって。


キヌガサソウはいよいよ白さを増し、


もっと近くで見てごらん。雌しべがホトトギスみたいなんだよ、とお花博士。

なるほど~。

0952 ここまで美味そうに見える青い実ばかりだったサンカヨウだが、漸く花が。


0959 岩がゴロゴロした登山道に変わる。漸く火山らしくなってきた。


1006 森林限界?を越えると背後に花の名山金山。


1010 山頂が迫る。


次第に斜度を増す登山道




モアイ像のような石も


1028 この辺りから次第に二人に追いつけなくなる。足が上がらない。はるりんさんの表現ではヘロヘロ。


1029 巨大な岩。手前の噴石とは明らかに違う。溢れかえった溶岩がこの形で固まったとか?


1031 

岩を見上げる越の里さん。若いはるりんさんはずっと先を歩いてる。あ、僕の方が一つ若いんだったかな、っと。

1033 稜線上に多くの登山者が。取り合えずあそこまで行かねば。


登り着くと、思わず座り込んで休憩。少し休まないと歩けない。
ずっと待っててくれたはるりんさん。文句も言わずに付き合ってくれてます。

1043 行く手には地獄の門。あの向こうは、冥界の王の領地か?


1045 腰を上げ、前進開始。
旧火口壁に沿って登る。




1058 あそこが山頂




1101 最後の登り


1107 先に登頂を果たし、はるりんさんのリクエストに応えて岩に登る越の里さん




1108 漸く登頂2400m。まさにヘロヘロ。



はるりんさんも登ってくる。ヘロヘロの僕が転ばないか、後ろから見守ってくれてたんだろう。感謝。

ここから先は立ち入り禁止。

少し近づいてみるが、硫黄の匂いが漂ってくるとあまり先には進めない。
僕はUターン。


怖いもの知らずの二人はも少し先まで。二人の前の少し色の濃い部分が噴気。





おっと三角点の写真撮ってなかった。


では、山頂での展望写真タイム。
きょう見えた山(白馬、青海黒姫、斑尾、不動山、大毛無山は位置関係をはっきりするため。見えてません)



お隣りの火打山は雲の中。

妙高山




妙高山の右には


黒姫山


飯綱山


高妻山


妙高の左には影火打


最初は、これ火打山かと思った。なんか低いなぁとは思ったけど。




下山直前、火打山がチラっと。


金山の右に雨飾山


山頂での展望はここまで。
時刻は12時。
ゆっくりでした。計画ではもうとっくに下山途中のはず。ヘロヘロになった僕が1時間は時間をロスしてるのは明らか。
もう1時間は、花に夢中になり過ぎたためなのも明らか(笑)

下ります。




地獄門から脱出


金山・天狗原山の左に山が見える。




金山の左には


さらに左に


さあ、頑張って下らねば。
5時にゲートが閉まる。もう写真撮ってる余裕はない。
小走りに下るため、足を捻らないよう足元ばかり見て下ってると、しょっちゅうヘルメットを枝にぶつける。
その度、後ろの二人から冷やかされる。ちょっとちょっと、僕が先にぶつかってやってるから枝の存在がわかるんでしょ?

1357 地獄谷通過


大谷付近で、GPSが電池切れ。

1544 登山道入口


1610 林道をひたすら下る。


1633 第2ゲート着

結局、12時間11分の登山。あの林道歩きさえなかったら、最高の登山なんだが。

荷物を放り込み、すぐに車スタート

なんとか第1ゲート通過。

笹倉温泉の駐車場で、次回を約束し解散。
僕は龍雲荘で風呂に浸かってから帰宅。良い湯でした。



焼山と同じ噴火警戒レベル1だった浅間山で、小規模な噴火が発生した。
噴火は午後10時過ぎだが、これが昼間だったら自己責任で山頂まで登っていた人がいたかもしれない。
火山性微動などの兆候が観測されたのは2分前だそうだ。
やはり、僕らが焼山に登れたのは単なるラッキーなのだ。いつ噴火するかなんて誰にもわからないのだから。

















 






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8月4日 新潟100名山73座目 新潟焼山 その1

2019年08月07日 | 上越の山々
注意:この記事アップしてから、ある事に気づきました。焼山には、登山口のシェルター、泊岩避難小屋以外に避難する場所がありません。突然噴火したら、身を隠す場所はありません。登山の際には、その事を充分考慮して計画を立てねばならないと思います。と、同時に地元自治体は早急に山頂付近にシェルターを建設するよう要望したいと思います。


ある日、はるりんさんからライン。
越の里さんと焼山行くんだけど一緒に行かない?」
え!焼山?あの新潟焼山?入山規制は?他の焼山?新発田の剣龍峡に焼山あったよな。まさかね、真夏にいくとこじゃない。第一、はるりんさんが行くとこじゃない。
ネットで見れば規制解除されてるじゃないか。知らなかった。
でも活火山。御嶽山の例もあるし。でも。今回行かなかったら、一生行けないかも。
行かないという選択肢はないやろ。

すぐに行きますとラインを返す。
その晩、焼岳で空振3回なんてニュースが。焼山でなくて良かったが、さらに活火山であることを意識させられる。

と、いうわけで、3日土曜日。下道でタラタラ行くつもりだったが、出発が遅くなり高速に乗る。
だが、長岡花火の渋滞が・・・。糸魚川のコンビニに着いて酒飲んですぐ寝た。
2時に目覚める。もう少し、と思って次に気づくと2時55分。寝過ごさないで良かったぁ。急いで買い物し笹倉温泉に向け出発。
(コンビニが次々24時間営業辞めたら、大変だな。)

笹倉温泉に着いたのは3時半廻ってた。すでに越の里さん、はるりんさんは準備中。
車2台で林道を上がる。
夜道をグングン上がり、第2ゲート。着。すでに多くの車が。さすが300名山。県外ナンバーも多い。







0422 またも二人を待たせてトロトロ準備し出発。
空は少し明るくなってきたがヘッドランプ点灯。

(同じ写真でしたね、というか一緒に歩いてるんだから、ほぼ同じような場所で写真撮ってる)

この日の水は3.5リットル。+清涼飲料水350ml(水じゃねーだろ)。
もっとカンカン照りだったらあと1リットルは必要だったかも。途中、水場はなくはないが、飲むのがためらわれる水だった。あてにしちゃいかん水。



0503 時折、目指す焼山が顔を覗かせる。


朝焼けに染まる焼山。八ヶ岳の赤岳が思い出される。


どんだけ長丁場か全然わかってない3人は、堰堤見物など寄り道も。

0517
左が登山道入口に向かう道。


0536 ぐるっと時計回りに回り込むとシェルターが見えた


当然、中に入る


ヘルメットなどが置かれている。


シェルター抜けると、そこに登山道入口の標柱


0540 焼山登山道入口出発


サンカヨウ


タマガワホトトギス


0600 いきなり焼山がドーンと立ちはだかると、そこは展望台(約1200m)


参考までに、鉾が岳から見た焼山。


火打山




0614 この後もずーっと広く刈払いされた快適な道が続く。

火山災害の対策として、自衛隊も入り込んでしっかり整備しているらしい。

0705 大曲(約1600m)
ここで小休止。噴煙上がる焼山山頂が迫る。




0718 こんな大岩が目立つようになる。 


すでに山頂から2km圏内。ひとたび噴火が起きれば、ここまでこんな大きな噴石が飛んでくるのか。


0744 雪渓が近づく。


ここが大谷(約1700m)


これを下って、向かいの梯子のかかる斜面をよじ登る。


0749 谷底

長く居たら震えが来そうなほどの冷気が辺りを包む。





0751 


奥に見える鉾が岳


岩を抱き込んだダケカンバ

どんな辛酸を舐めて来たの。まだ木が若く良くしなる頃。大噴火が起こり、すぐそばに噴石が飛んできた。その後降り積もる火山灰の重さに次第に木の上に押し付けられ、そのまま横向きに伸び。1、2mほど伸びた頃、噴火は沈静化し、サラサラの火山灰は次第に雨風に洗い流され、再び上に伸びることができるようになった・・・とか?

0806 地獄谷(約1800m)

真一文字に山頂へ向かうような谷。噴火が起これば、一気に火砕流が流れ落ち、雪は瞬間に溶かされ泥流となり、まさに地獄の様そうを呈するのだろう。
大谷や涸沢、一の谷、横切ってきた放射谷を駆け下る火砕流は全て笹倉温泉方向に流れてゆくのだろう。





ゆっくりしてると落石にやられますよ。


0810


0812


キヌガサソウ


0826 坊々抱岩




クルマユリ


0842 向かいの斜面の葉が作り出す模様が面白い






0848 また、次の雪渓に向かう登山道


オオサクラソウ

もう、越の里さんの興奮はマックス状態。

あっちにもこっちにも


次いで、越の里さんが撮影に興ずるのは




これです。ユリの仲間だそうな。名前は・・・越の里さんのブログでどうぞ。




0853 雪渓に下りる。今度は横断でなく、ここを登ってゆく。


岩の根本開け


0854 またオオサクラソウ撮ってるし。置いてくよ。(この先、置いてかれるのはどっちだかわかってない)


0856

雪の上を行くと踏み抜きそうなので、左の土の斜面を。

0858 山頂から1km圏内。この先の入山規制が解除された。


0914

もう刈払いはありません。越の里さんに言わせると、刈払いするとオオサクラソウが刈られてしまうから刈払いしないのかな?と。
そこまでは考えてないと思います。

ベニバナイチゴ


0919 泊岩への分岐


0926 泊岩避難小屋。この前で休憩


夏雲が沸く。


その中を多くのアサギマダラがヒラヒラと舞っていた。


長くなったのでその1としてアップします。続く























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6月2日 新潟100名山71座目 第25回霊峰権現岳鉾ヶ岳ジオサイト登山に参加 詳細版・下山編

2019年06月06日 | 上越の山々
13時頃、名残惜しい鉾ヶ岳山頂を後にして下山開始。
下山編なんて作るつもりじゃなかったが、まだまだ写真沢山だし、なかなか印象的な下山だったので、別立てで。


トッケ峰からの鉾ヶ岳。大沢岳~金冠~と下る。

この金冠をもって、鉾ヶ岳の鉾だという説もありそうだが、諸説あり、一番有難い山名の由来は、
「二神(イザナギ・イザナミ)大八州国をしろしめし給う時、アメノヌボコ(変換できなかった)を以て築き立て給う山故矛岳というとぞ」
それはさておき

1301 


1315 大沢岳




大沢岳でリーダーの指示により軽アイゼンを外す。



1323 金冠。これを乗り越えなきゃならないのでアイゼンが邪魔なんです。





ここの石は全部浮いてるから、とリーダーからの注意。
落!と、落~の声が重なることも。

1329 登りきった。


登ったら下り。これまでに経験のない長~いロープ。
1336

真っすぐ下を見下ろすような急坂というより崖。
前の方のコールをもらい下る。どこに足置いたらいいかわからない場所も。肘擦りむいた。カメラぶつけた。UVフィルター新調しなきゃ。
上で同じロープ掴んでいる人がいるようだ。コールするまで待ってくれぇ。団体登山のちょっと怖い点だな。

1400


また残雪の中を辿るようになるので、再び軽アイゼン装着。
山の中ではまめでなければなりませぬ。メンドクサイは怪我の元。

1413


ショウジョウバカマ


1418

この残雪抜けたところでもう必要ないとのことで軽アイゼン外す。


アイゼン外してる間に前後がバラけて他の方が見えなくなる。
そうなるときょう一度も感じたことのなかった熊への不安が・・・。

1444 すると、前が渋滞してる。


なんとしたことか!渡渉地点が冬の間に崩れたらしい。
倒木の橋を渡る。

この倒木は道が崩れたからと人の手で架けたのかなぁ?そんな風ではないなぁ。
青いタオルの地元の方も知らなかったみたいだし。偶然できた橋?ロープ渡した方がいいんじゃないかなぁって呟いてた。
先頭のリーダーは何かを切ってるよう。斜面に手をついたり、枝につかまらなければならいので、棘がある枝を切ってくれてるようだ。


一度に何人も乗ったら、この橋も崩れるんじゃないか心配。

1451

渡り終えて振り返る。後ろの方のようにあそこは手をつかないと怖い。残っている棘が痛かった。
一人で来てあの木の橋を渡るとしたら勇気がいるだろな。

1457

このロープも斜面が崩れて弛んでしまっている。下でリーダーがロープを引っ張ってピンと張ってくれている。
そのお陰で降りられたが、ロープから手を離したらズルズルと足が滑り肝を冷やした。

サンカヨウ






朴の木の花


1512 島道鉱泉登山口との分岐。右の溝尾登山口へ


1514 デブリを渡る。踏み抜かないように慎重に(と、後になって思うが、歩いてる時はあまり心配してなかった)。


1516


1517
沢はまだ現れるが、もう大丈夫。


この小さな花は何?


1533 

青タオルの方が、「これは茎をお浸しにすると、ネバネバ系で美味しい」と教えてくれた。


名前も聞いたが忘れた。サワなんとか・・・??

1535 溝尾登山口 着




1540 林道を少し歩くと、宿の主人がマイクロバスでお出迎え。


1544 マイクロバスで対岳荘まで。


いやはや、糸魚川の山はやはり侮れない。スリル満点そして絶景。楽しゅうございました。ここも2度目は、ないな。



新潟100名山  71座目
越後百山    54座目


 




 



 







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6月2日 新潟100名山71座目 第25回霊峰権現岳鉾ヶ岳ジオサイト登山に参加 詳細版・鉾ヶ岳編

2019年06月06日 | 上越の山々
10時頃、権現岳を出発しイワカガミロードを鉾ヶ岳へ向かう。





1003 ホンシャクナゲが残っていた。この地域が自然分布するホンシャクナゲの北限なのだそうだ。




タムシバ


1020 残雪が多くなる。


サラサドウダン


1022 サワラ山、かな?




1031


1033 やせ尾根で小休止 キレットかな?この辺、あやふや。




1037


シラネアオイ


これは?ウワミズザクラに似てるけど、まだ咲いてる時期?どなたか教えて。


シャガ


1045 万歳岩 この上に立って万歳三唱出来れば一流登山家なんだそうだ。




上に立って覗き込んでみた。

一流登山家が大勢誕生しそう。

1048 さて、この岩を回り込むと、前半戦最後の難所


これを登ります。


でも手掛かり足掛かりは沢山。


1103 突鶏峰


リーダーが、この先のルートの確認に行ったようなので、後からついて行き、雪庇の向こうの鉾ヶ岳をパチリ。


リーダーは、ここからは夏道を通らず、雪を踏んでいくことに決めた。
アイゼン付ける人は、ここで装着。僕はまだいいかなぁと付けなかった。

1126 暫く歩くと権現岳が見下ろせた。ピストン組はまだ権現山頂にいるようだ。



左のブッシュの中が夏道


1143 登ってるうちは多少は滑るもののアイゼン無しでも大丈夫だったが、下りになるとちょっと怖い。


1146

この辺りで軽アイゼン装着。安心安心。初めから素直に付けりゃ良かった。

下りきった鞍部からは白馬岳から栂海新道までのジャイアント達が見渡せたが、鉾ヶ岳に着いてからしっかり撮ろうと思っていたので、そこでは全く写真撮らなかった。

1147




1155




マンサク


あれ?妙高と火打の山頂が雲の中。なんてこった。いつの間に?

北アルプスも。あん時、撮っときゃ良かった。結局、北アルプスの写真は撮れなかった。

1214 前に出て、登ってくる皆さんを。


1217 鉾ヶ岳山頂 着 新潟100名山71座目踏破



たかさん、ここに泊まったなんて。凄い!





樹木に囲まれ、眺めが・・・と思っていたら、少し先に広い場所があると。そうこなくっちゃ。


妙高と火打にかかる雲は取れそうもない。


中央 金山


雨飾山は見えていた。


雨飾山と海谷山塊の険しい山々





嫁倉。地図には名前が載ってない。これだけ立派なのに無名峰ってことはないだろう。そんな時は「越後の山旅」。
ありました。嫁倉。倉は岩壁のことだからいいとして。嫁って?鬼嫁の角?
現地で見てるときは、これが烏帽子岳だと思って見ていた。
反対側の鋸岳から見たイメージに惑わされ、烏帽子岳だと信じて疑わなかったが。

鋸岳より

なるほど~。こうなっていたか!

鋸岳上空300mから


狭い範囲に特徴的な峰々が集まっているのが海谷山塊の魅力。
この中では駒ヶ岳が未踏の新潟100名山。
阿彌陀と烏帽子は越後百山。行く事はないだろう。

海岸近くまで視線を移すと



青海黒姫山と明星山が未踏。

糸魚川。頻繁に通わないと。
栂海新道はやはり1回の登山で縦走しないと捗らないか。

ここで大休止して昼食。




もう一度、見えない妙高・火打に思いを馳せ


13時頃、名残惜しい山頂を後に下山開始。15時下山予定だが、もう少し掛かりそう。

下山編に続く










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6月2日 新潟100名山71座目 第25回霊峰権現岳鉾ヶ岳ジオサイト登山に参加 詳細版・権現岳編

2019年06月04日 | 上越の山々
新潟100名山だから、行かなきゃならない鉾ヶ岳。でも一人じゃなかなか行けない鉾ヶ岳、と思っていたら第25回霊峰権現岳鉾ヶ岳ジオサイト登山の案内を見つけた。
渡りに舟。これを逃す手はない。申し込み期限は切れていたが、電話してみると二つ返事でOK。昨年の夏以来、ほぼ10カ月ぶりの新潟100名山更新だ。
糸魚川の山は、遠い・険しい・コースが長い・マムシが多い・・・様々な理由でまだ11座も残っている。
そんな糸魚川のお山を案内してくれるという。有難や~。

朝4時。コンビニ泊した能生のセブンイレブンでチャーハン買って朝食を済ませた。(コンビニのチャーハンは美味しいね)
集合時間は6時半。きょうは絶対に朝のお勤め済ませてから登りたい。
普段1人、せいぜい3人で登っている者にとって初対面の大勢の方々とパーティーを組むという初体験に、当日になってから些か戸惑う。
早め早めに準備。
時間あり過ぎ。途中まで行って朝日に染まる鉾ヶ岳の写真を撮ろう。
染まってくれなかったが・・・
0431


一旦セブンイレブンに戻り、足りない物(大人の清涼飲料など)を購入し、では集合場所の柵口温泉へ。
途中でまた鉾ヶ岳をパチリ


5時半過ぎには着いていた。早め早め。
柵口温泉郷には対岳荘、権現荘、山城屋などのお宿があるが、今年の当番宿は対岳荘。


宿の前にドドンと聳える権現岳と、その奥に目指す新潟100名山・鉾ヶ岳




案内状に装備としてアイゼンとあった。確かに雪が多く残っているが、ホントに要るのかなぁ?
近くで準備していた方に訊くと、昨晩の説明で必携と言われたとのこと。
「以前、もっと早い時期に来た時にはアイゼンつけなかったので持ってこなかったが、必要と言われ富山まで取りに帰ろうかと思った。幸い貸し出してくれるそうなので」
久しぶりのアイゼン装着のようだ。

6時半 集合、開会式

当日参加は昼食の🍙と無料入浴券付きで3000円。ちなみに宿泊者は3食付きで11000円。
マイクロバスで登山口へ

0656 スタート 権現岳ピストン組みは10名。縦走組は主催者側6名、一般参加者15名。一般参加者の平均年齢65歳。若手だった。




0658 登山口の高度は380mほど。


チゴユリ


0721 わかっちゃいたけど初っ端から急登 


0732 登山口近くにある白滝


オーバーハングの岩壁から離れ、そのまま地面に。


0733 一休み 丁度いい場所に。高度約600m


0742 最初のロープ 一人ずつ登る。ここから先、下山まで次々ロープが現れる。


0749 わらじ脱ぎ場 約640m 急登の連続で、ここでわらじを脱いで、傷んだわらじを履き替えなきゃならなかったから、とか。


米山が望まれるようになる。


高い所に集落が。高倉集落だったかな?糸魚川のマチュピチュ、とか?


そして朝から気になっていた三角形 新潟100名山・不動山


白滝もずいぶん低くなった。


0804 さらに急登が続き、すでに足に来てる方も。


巨木


0830 遂に来た。岩穴の中を潜って進む胎内洞 820m付近
この胎内には、その昔、奴奈川姫が住んでいたという伝説があるそうだ。大国主命によるストーカー被害にここまで逃げて来たとか?




フラッシュ焚いてますが




この先は、両手フル稼働で写真撮れない。しゃがんだり、大股で伸び上がったり、川口浩状態。(古!)

0835 出口で小休止。こんな穴は今までの登山にはなかったな。


0847 天狗屋敷 約880m 


0849




鉾ヶ岳


0858 はさみ岩


スリムな若者は楽勝。中高年には厳しい。


0900 白山権現


0902 本日のリーダーさんです。お世話になりました。 全員で白山権現に安全を祈念し、二礼二拍手一礼


ここで小休止。周囲の展望
遠く米山


中央左に青田南葉山


右に大毛無山


雪崩の痕 ここをスキーで滑り降りた猛者がいたそうな。他の山で命を落としたとのことだった・・・。


その昔、もひとつ隣の谷筋で大雪崩が発生し集落を襲ったそうな。
そのため、防護柵が作られたのだそうだ。


0936




0940 権現岳 着 1104m


頸城三山の絶景が待っていてくれた。


左の不動山から、容雅山、神奈山、妙高山、火打山、影火打、焼山、金山、昼闇山と連なる。展望各論は後程。



これから辿る、突鶏峰から




鉾が岳


展望各論
大毛無山 富士山が見える北限の山。

権現岳山頂にある展望板に富士山が載ってるって。回りを皆さんが囲っていたので確認しなかったが、この山頂から1500mくらい上がると見えなくはないなぁ。

大毛無山の左奥に苗場山




印象的な三角形の不動山

不動山の左下奥に霞む斑尾山
不動山の背後は容雅山
グイと持ち上がって神奈山

妙高山


火打山


焼山 左に影火打ち 右に金山。   焼山が噴いたら、火砕流はこっち方向に流れ下るんだろうなぁ。






昼闇山 山スキーで有名らしい。あのカールの中を滑り降りるのかな?


頸城三山を背景にシャルマン火打スキー場。 影火打の下、スキー場から続くなだらかな放山


20分ほど休憩。山岳展望を満喫し、権現岳ピストン組と別れ、鉾ヶ岳を目指して出発。
鉾ヶ岳編に続く。


















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