アルコールを飲まない日を、自分の意志で週に二日間連続してつくることが出来ますか?アルコール依存症をチェックするための簡単なテストです。
出来ない人は、アルコールの摂取を自分でコントロール出来ていないわけですから、アルコール依存症の領域に足を踏み入れてしまっているわけです。
ちなみに、特に暴れたりしないというのは、アルコール依存症であるかどうかの判定にはまったく関係ありません。むしろ、最近は暴れないアルコール依存症患者の方が多数派です。
中川昭一元財務相の死因がアルコール依存症なのは間違いありません。直接の死因では無かったとしても、そもそものあの酩酊会見に至った原因はアルコール依存症だとしか考えられないですし。
でも、アルコール依存症の恐ろしさにスポットを当てる報道がされることはありません。
理由はふたつあります。
まず、放送局や新聞、出版メディアにとって、飲料メーカーはこれ以上ないお得意様だからです。アルコール依存症問題を声高に論じることは、高額な広告費を払ってくれる飲料メーカーを怒らせてしまうのではないかと、テレビ局や出版社の中の人は腰が引けてしまいます。
つぎに、日本人はアルコール依存症をなめてかかる傾向があるからです。アルコール依存症なんて、心の弱い人がついついお酒を飲み過ぎるだけのことに大袈裟に病名をつけているだけだ、という認識の人がなんと多いことか!
このふたつがあいまって、アルコール依存症の恐ろしさがメディアで取り上げられることもないですし、そのことに違和感を持つ人もほとんどいないのです。
ちなみに、中川さんは選挙の時に節酒するなんて話がありましたが、重度のアルコール依存症の治療方法は、そもそも断酒しかありません。節度をもってお酒を飲むなんていう選択肢は無いのです。その節度の回路が回復不能にぶっ壊れてしまうのがアルコール依存症という病気なのですから。一生一滴も飲まないか、飲みまくって死ぬかの二択なのです。
お酒が好きな方は、週に二日の連続した休肝日を作れなくなってきたら、引き返せなくなる前に酒のコントロールした方がいいと思います。一生お酒とい付き合いをしていくためにも。
この記事ははてなで見つけたものだが、中川さんがアルコール依存症だと言っていて、私もそうだと思っている。
私は今ではほとんどアルコールを飲まないが、むかーし、毎日飲んでいたことがあった。あのままいってたらアルコール依存症になっていたかも知れない。
大麻が悪くてアルコールがいいという理由は何か。説明はつかない。両者とも依存性があるから。
意外なことに長い労働をしている人ほどアルコールを摂取する。それに対して、ゆとりのある生活をしているとアルコールとは無縁になる。
つまり、ストレスがアルコールに向かわせるのだ。一生懸命仕事をするな、とはいえないから、ストレス解消をアルコールに頼らないような方法を考えるしかない。
また、心配事や心の問題があった場合に、アルコールを摂取することもある。しかし、それは単なるに逃げだ。問題は全く解決せず、そのまま放り出しているだけ、だんだん悪化していく。
正論だけふりかざしても依存症の人に言葉が届かないかも知れない。だから、何らかの具体的な手当てが必要である。