南アルプス縦走の最初の山は、甲斐駒ケ岳。
日本三大急登である黒戸尾根から登る。
韮崎からバスで尾白川渓谷まで
9:25 清流と甲斐駒ケ岳バスがきた。これで尾白川渓谷までいく。
10:35 おおよそ一時間十分くらいかかって、尾白川渓谷の駐車場に着く。
黒戸尾根を登るには、大きく2つの方法が考えられる。
1つは、尾白川渓谷駐車場に車で来て、できるだけ荷物を軽くし素早く日帰りで登る方法。もう1つは、テント泊もしくは小屋泊装備で七丈小屋に泊まる方法である。
私は、そのどっちも取らないことにした。なぜなら公共交通機関のため登り始めが遅いのと5日分の食料を持っていて荷物が重いのとで、七丈小屋まで行くのすら厳しいからだ。だから、途中でいい場所があったら、ビバーグすることにした。
お地蔵さんのあるところに、平らなところがあったので、そこにビバーグすることにした。
朝早く起きて、5時に出発。甲斐駒ケ岳に向けて出発。
黒戸尾根では、有名な「刃渡り」。私の先をいく人がいたので、写真を撮った。
怖いかと思ったが、鎖がしっかりついているのでそれほど怖くない。ただ、両側はたしかに谷底まで削げ落ちている。落ちれば死ぬ。
刀利天狗に学生らしき集団が休んでいた。挨拶をして、写真を撮るのを忘れた。
五合目小屋跡。平らな場所が広く、ビバーグするには最適な場所である。ただ、ここまで来たら七丈小屋まで行ったほうがよさそうである。
しかし、ここから七丈小屋まで、黒戸尾根で最も危険で険しい岩壁が続く。だから、もしテント泊装備で水が十分にあって、疲れてへとへとだったら、ここでビバーグして頂上に向かうほうがいいかもしれない。そのほうが安全だ。
90度。しかし、ゆっくり登れば怖くない。
この鎖場は、ほとんど腕の力だけで登った。腕の力がない人は危険。
自分の首を持っている地蔵。どういう意味があるのかわからない。すこし気味が悪い。
これも有名な鎖場らしい。
12:00ジャスト 頂上に到着。
摩利支天。疲れているので行かない。
13:10 駒津峰。もう8時間くらい登っている。この辺に来ると完全にへたっている。
でっかい荷物で登っているので、他の登山客に驚かれる。確かに、これだけでかい荷物で黒戸尾根を登っているのは私だけだ。
14:00 双児山。
15:15 北沢峠。もうへろへろ。
長衛荘。
北沢駒仙小屋のテン場が見えてきた。今日の宿泊場所。早くテントを張って休みたい。
南アルプス縦走2に続く