中国・韓国との関係がこれから先よくなることはほとんど不可能だ。ただ、最低限、中国との武力衝突は避けなければならない。
問題は経済的関係をどうするかである。
私は、少しづつ東アジアから東南アジアに経済的関係をシフトさせていくべきだと思っている。タイ・ベトナムなどは、既に重要な国になりつつある。
例えば、東南アジアの人口を並べてみる。ベトナム8700万、カンボジア1400万、タイ6900万、ラオス600万、ミャンマー4800万である。仏教国だから、宗教的にも穏健で、親日でもある。
これにインド12億を加えれば、中国を軽く越える。
これらの国を、親日のまま強い国にすれば、それほど中国を怖がることもないだろう。そして、相対的に中国や韓国の地位が下がっていく。
日本は、結果的に中国・韓国に対する投資に失敗したといえるのではないだろうか。
問題は、これから先、東南アジアとどのような関係を作っていけるかということである。