フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

将棋は古くて新しいゲームだ

2014年02月01日 01時06分37秒 | 日々の出来事・雑記

 最近、将棋にはまっている。ブログを書くのがおろそかになっているのも、これが1つの原因かもしれない。

 昔から携帯のi-modeで激指というコンピューターとよく対戦をしていたのだが、コンピューターがあまりにも同じ手ばかり指すので飽き飽きしていたところだった。
 たまたまwindows8で将棋の対人戦用アプリを見つけたので、やってみることにした。当たり前だが、コンピューターとは違い、いろんなレベルのいろんなタイプの指し手がいて相当おもしろい。
 ネットのない時代なら、将棋を指す相手をいちいち探さなければならなかったが(それも大体近所の同じ相手)、ネットなら30秒もあればすぐに指す相手が見つかるし、違うタイプの違う相手とも何局も指せる。それが地味にすごい。
 将棋はインターネットの普及により、新たに活性化したものの1つに挙げられるだろう。それを証拠に、ニコニコ動画で、将棋の中継はキラーコンテンツだといわれている。
 
 個人的な思い出だが、小学生の頃、親戚に将棋の強いおじさんがいて、よく相手してもらっていた。私自身はそれほど強くなかった。あまり深く考えずどんどん攻めこむ単純な指手だったように記憶している。
 ただ、ある時、おじさんに、優しくて素直な性格をしているね、といわれたことがあった。
 多分、意地の悪い差し回しができるきる場面で、そのような手を指さなかったのが、そう思う理由だったのだと思う。そういわれたのが子供心にうれしかったこともあり、よく覚えている。しかし、将棋の指し方くらいで本当に人の性格がわかるのだろうか、と不思議に思っていたことも事実である。
 しかし、この歳になって、ネット上とはいえ(むしろネットで顔が見えないからこそ)、将棋を指しながら相手の性格がよくわかるようになってきた。本当にやさしい手筋で素直な性格の人がいる。この人はいい人なんだろうなぁ、という感じが伝わってくる。逆に、ムカつくタイプの指し手もいる。勝負事であるから、基本的に、ムカつくタイプは強い。だから、優しい性格だと思われているうちは、かるくバカにされていると考えたほうがいいのかもしれない。

 将棋は、知的な格闘技である。
 いきなり序盤から仕掛けてきて、どつきあいのような将棋になることがある。ジャブではなく、いきなり相手にフックをかまして殴りあいになるような将棋である。これはこれでおもしろい。いわゆる力戦といわれる将棋だ。また、相手を牽制しつつゆったりと玉を囲い、城を作って、それからジャブを繰り広げ、戦いを始めることもある。戦い方はさまざまで、誰も助けてはくれず自分一人で勝負しなければならない。
 ただ、戦いではあるが、血は流れず、いたって平和である。そこがいい。
 まだ、いろいろと書ききれないこともあるので、これからブログで将棋について語っていきたいと思う。

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