フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

サイコパスについて

2020年09月07日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

今日はちょっとだけ重いテーマです。

社会心理学者のジョナサン・ハイトは、人間の道徳心を分類し、それが6つあると言っています。

まずはその6つを列挙してみましょう。


1、他人に危害を加えない(ケア)

2、人に対し公平に接する(公正)

3、他人や自分の自由を尊重する(自由)


4、共同体に帰属し忠誠心を誓う(忠誠)

5、権威を尊重する(権威)

6、神聖なものを大切に思う(信仰心)


123を重視するのがリベラル

456を重視するのが保守だそうです。

僕は、4忠誠と5権威が低めなので、リベラル的になるのでしょうかね。

右翼と左翼、保守とリベラルでは、微妙に違います。

僕は保守的なところとリベラル的なところを両方もっています。

しかし、今日のテーマはそれではありません。

サイコパスです。

サイコパスとは、良心や善意を持たない反社会的な人格を持った人です。

6つの中で、1ケアと2公正を軽視している人がサイコパスになるそうです。

なぜ、人に危害を加え、公平さを欠くのでしょうか?

最近わかってきた研究によると、サイコパスは脳の感情をつかさどる扁桃体の活動が弱いそうです。

恐怖も感じないし、共感能力も低い。だから、平気で人に危害が加えられる。

相手の利益を踏みにじってもなんとも思わない性格になります。

ただ、それがすべて悪いわけでもない。良いときもある。

たとえば、社員を大量に首にしないといけない場面では、ちゅうちょ無く首を切れます。

実際、会社経営者にはサイコパスが多いそうです。

サイコパスは、不安や緊張で行動できないということがありません。

だから、リスキーな任務も恐れずに行なえます。戦争で敵を殺すことも平気です。

それが、社会の発展に貢献してきた側面もあります。必要悪ですね。

そうはいっても、近くにいたら厄介です。

ネットを荒らす人たちも、サイコパス的な傾向があります。

人を挑発して不毛な議論に引きずり込むのです。

そんな場合、挑発に乗らず、受け流す「スルースキル」がサイコパス対策の有効な方法になります。

そして、戦うべきときは戦わないといけません。

自分の利益や相手を支配することが目的ですから、それが難しい相手であることを示さないといけません。

「やさしい、頼まれたら断れない、控えめで我慢強い、情にもろい」

こんな性格の人はサイコパスのカモになります。

気をつけましょうね。

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