将棋の竜王戦第6局が終わった。
藤井聡太が、佐々木勇気を破って、防衛した。
私は佐々木勇気ファンなので、ホント残念でした。
佐々木勇気は、それほど知られていないが、紛れもない天才である。
攻めの構想力は、藤井を凌ぐほどの才能がある。
そして、おちゃめでイケメンである。愛さずにはいられない。
6局の途中で、目薬を頼んでおいたのだが、
担当者が聞き間違えて、胃薬を届けたそうだ。
佐々木は最新の目薬だと思って、危うく胃薬を目に入れようとした。
しかし、「待てよ、これは胃薬では」と気付き、
目にいれるのを止めたそうだ。
将棋の内容も、ずーっと形勢は優位だったのに、
ポカ(悪手)で、負けてしまった。
恐ろしく強いAIの出現により、
人間がどの手でポカしたか、すぐに分かるようになった。
人間は必ず間違える。
その間違いや失敗の仕方に、それぞれの個性があらわれる。
ある人の間違えや失敗を、すごく愛おしいなと感じるとき、
私はその人を愛しているんだな、とつくづく感じるのである。