休みに三頭山から笹尾根で高尾山まで縦走しようと思っていたが、あいにくの台風で中止にした。
雨が強く降っている午前中は、今野敏の「隠蔽捜査」を読んでいた。なかなかおもしろい。
午後になって、とりあえず本を置いて、今、文化放送の「みのもんたのウィークエンドをつかまえろ」を聴いている。多分、朝スバを降板することが決まってから初めての生番組だと思う。
今はそれほど視聴率は取れなくなってしまったが、一時は日本のテレビ界を代表する司会者で、その影響力は絶大なものであった。
その影響力については、功罪さまざまあったと思う。政治や行政の暗部に切り込んでいく部分は「功」の部分だった。しかし、それにもかかわらず、個人的にあまりみのもんたが好きになれなかったのは、日本のマスコミ特有の左翼的思考に嫌悪感を感じていたからだろう。これは個人的なことなので、みのもんたに罪はないのかもしれない。
時代には流れというものがある。
ちょっと話はそれるが、アメリカの財政状況は信じられないくらい悪化している。彼らは日本の助けを必要としている。
アメリカはどうしても日本との連携が必要なのである。
日本のお金を上手に取り込もうとするために、また、中国が軍事的に台頭してきて、いずれアメリカに脅威を与える可能性があることが、その理由である。
アメリカは韓国を中国共産党の防波堤にしていたが、韓国を捨て、日本との連携を強めていくことに決めたようだ。
戦後、アメリカは日本に自虐史観を押し付ける政策をとっていた。それに従属するように韓国は日本に歪んだ歴史観を主張してきた。日本のマスコミはGHQがつくったものなので、そのような自虐史観を繰り返し日本国民にすりすり込もうとする。韓国とマスコミに親和性があるのはそのせいである。
しかし、時代は大きく変わってきている。保守系言論の力がどんどん強くなっている。保守系の言論の場はネットである。
韓国は中国と連携しつつ、いずれ属国化するだろう。もしかしたら、北朝鮮を中心に統一がなされるかもしれない。それに対抗し、アメリカは日本と連携を強めていく。それしか中国の台頭を止める方法はない。
このようにして、新しい冷戦の軸が出来つつある。オーストラリア、インド、インドネシアは私たちの陣営に入るようだ。ロシアはその対立をじーっと見守っているという感じだろうか。
このような流れの中で、反韓が強まっていくのは、仕方ないことだ。在日特会などのヘイトスピーチすら止められなくなっている。
日本のマスコミが、まだ自虐史観を続けていくようなら、ますますその勢いは落ちていく。
そして、話は戻るが、前時代のマスコミの力の象徴だったみのもんたの影響力が落ちていくのは、当然の流れである。
とはいっても、ラジオを聴いていて思ったことがある。やはり、みのもんたは一流である。人の心を引く声のトーンや感情を動かす言葉の使い方などは、簡単には真似のできない芸を持っている。さすが話のプロだと自分でいうだけのことはある。つい内容に関係なく説得されそうになってしまう。逆にいうと、そこが危ないのだが。
思うに、ジャーナリスティックな政治的・道義的な責任追求などはやめてしまって、人の心を癒やす優しい語りに集中していったらどうだろうか。
一度失敗したことや人間的弱さなどを経たほうが、単純ではなく複雑な感情を表現でき、語りに説得力が出てくる。
そのように深みのある円熟した方向に舵を切ったほうが、世の中のためにも、自分のためにもいいように思う。
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