かいつぶりの日々

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【街づくり】にぎわい創出

2018年08月31日 | 実務
ここ最近2つのニュースが目に留まりました。

ひとつは山科駅前のラクト山科閉店、もうひとつは大津駅前の公園整備事業、

山科駅のラクトは採算が合わないことから母体である大丸が撤退を決定、開いたところに京阪電鉄グループの専門店街がはいるのこと。

大津駅前は30m道路の歩道部分を拡幅して街路を整備し、琵琶湖のそばにお祭り広場を作ろうってことで。

山科駅について検討すると、JR、京阪、地下鉄といった鉄道のターミナル駅でありながら採算が取れなかったという事実。
母体は大丸であるから大丈夫かなと思っていたのですが、核店舗がしっかりしているだけでは難しいという実例のひとつですね。

ラクトには何度か行きましたが、気になったのは人の導線、JRから歩いて地下鉄の駅をこえて行かないとなかなか店舗部分に入れません。

そこまでしてインセンティブが働くお店かなと思いきやそうでもない。京都大丸と比較して大幅に小さいのがネック。

ジムやフィットネスなどの顧客を誘引する施設があるもののそれを補完する形での店舗構成にもなっていない。

単純に人通りの多いとこで店したらOKではないんですね。

次は京阪モール的な専門店街になるそうですんで、巻き返しに期待したいです。

大津駅前の整備事業、

PFI事業として行うので行政の負担は丸かぶりではないのですが、一度浜大津で同じことしてます。公園、自然、湖畔のカフェという話になってますので、また同じ失敗するんかと思いwww。
裁判所横で試験的に飲食屋台を作ったらしいですが…。

あまり話題にもならなかったですね。

お祭り広場というイベント性の高いものを核にしていますが、春と秋は良いものの真冬の琵琶湖前でお祭りはそもそも修行に近いwww。

確かに人が集まるという意味で、お祭りは良いもの。しかし、恒常的に人が集まるもんではないので(こういう提案、私が駅前の委員会でも反対してました)、常に人がとどまるにはどうすればよいか、私なりに真剣に考えて意見しました(野洲駅前については、病院という結果となりました)


今回の大津の事業の大きな特徴としては道路(裁判所前の30m道路)を生かした街づくり、今まで遊休土地の活用のみにフォーカスしていなかったのがようやくストリートに着目、何ができるかはおいて置いてこういった視点は大事かなと思いますね。

2つの事業の進捗、見守って行きたいです。